恐らく、全国で一番、量産されているクーラーボックスであろうシエロクーラーボックス。かなりの数が生産されており、ブルーベースカラーだけでなく、シエロクーラーボックスをベースとした似た形状のクーラーボックスも産出されています。
シエロクーラーボックスのサイズの中で人気が高いモデルが8Lサイズのシエロクーラーボックス。この小型のクーラーボックスの最大の魅力は間違いなく「大きさ」です。
コンパクトでありながら、ペットボトルを縦に6本収納できる広い収納スペースを確保したクーラーボックスで、子供向けのスポーツ、アウトドア愛好家だけでなく、小物向けの釣りなどの様々な分野で活用されています。
今回、紹介するのは、シエロクーラーボックスの使い勝手の良さと部分的なサイズ。コンパクトなクーラーボックスでありながら収納力を持ったシエロクーラーボックスの素晴らしい魅力に迫ります。
シエロクーラーボックス
容量(L) | 重さ(g) | 断熱材 | 素材 |
8.0 | 900 | スチロール | ポリプロピレン |
シエロクーラーボックスは「キャプテンスタッグ」のクーラーブランド。シエロクーラーボックスの8Lに付属するのは専用のショルダーベルト。また、シエロクーラーボックスは簡易的なハンドルのロック機能が付いており、バランス良く荷物を運ぶことができます。
シエロクーラーボックスの外寸
シエロクーラーボックスのメーカーが発表する外寸は幅29×奥行19.5×高さ27.5(cm)となります。実際に計測してみた結果、大きさはメーカーが公表する製品サイズと同じでした。尚、計測はハンドルも含めた上で計測しています。
シエロクーラーボックスの内寸
シエロクーラーボックスのメーカーは内寸を発表していません。実際に計測してみた結果、内寸値は幅22.5×奥行15.5×高さ21(cm)でした。また、シエロクーラーボックスの8Lは下へ行くほど幅が狭まっており、最下部の内寸は幅19×奥行13.5(cm)に狭まっています。幅3.0(cm)、奥行2.0(cm)程、狭まっているので少し窮屈ですね。
ショルダーベルトベルトのサイズ
ショルダーベルトのサイズも公式で公表されていないようです。実際に計測した実寸値を載せておくと奥行2.5×幅185(cm)です。ショルダーベルトの長さは余裕ある長さ。ライオンや雪男でも問題ありません。心地良くクーラーボックスを運ぶことができます。
シエロクーラーボックス【8L】の容量
シエロクーラーボックス8Lは「8L」の容量がある、とお思いの方、それは、大きな間違いです。実は、本体の容量としては6.8(L)しかありません。じゃあ、後の1.2(L)はどこなんだ。と思ってしまいますが、実は、蓋(フタ)に容量が隠されています。パカッと蓋を開けると蓋の裏面に窪みがあり、その部分が0.9(L)の収納量を持ちます。後の0.3(L)はご愛敬ということで本体全体の蓋を含む体積として計7.7(L)の収納量を持っています。
耐熱、耐冷、保冷効力
体積(L) | 耐熱温度 | 耐冷温度 | 保冷効力(JIS) |
7.7 | 80度 | -10度 | 19度以下 |
シエロクーラーボックスの魅力
シエロクーラーボックスは幅広い年齢層から高い支持を得ています。その証拠に釣り、ハイキング、お花見、また、運動会に行くと必ずシエロクーラーボックスを見ることができます。かなりの人気の高さを伺えますね。シエロクーラーボックスの魅力はまだまだあります。そこで、シエロクーラーボックスの魅力の数々に注目していきましょう。
コストパフォーマンスは最高
シエロクーラーボックスの魅力の一つはコストパフォーマンスの高さ。小型のクーラーボックスは数えきれない程に産出されています。ただ、小型のクーラーボックスでも2000円程のクーラーボックスは数えるほどしかありません。もちろん、低コストで生産できるスチロール断熱材なので保冷力はウレタンや真空パネルと比べると低下してしまいます。ただ、それでも、この価格帯とは滅多に出会うことはないでしょう。
ハンドルロック機能付き
低価格帯のクーラーボックスは機能が無さそうなイメージが強いですがシエロクーラーボックスに限ってはハンドロック機能が付いています。ハンドルを直立すると窪みにハンドルと本体の接続部が噛み合い簡易ロックを行うことができます。ハンドルを立てるだけでロック機能がシンプルに掛かるので持ち運ぶ際には楽に行動することができます。
ボタンを押すだけでワンタッチ開閉
シエロクーラーボックスはボタンを押すだけでクーラーボックスを開けることができます。ワンタッチ式の開閉を行うことができ、閉める時は飛び出した前方のボタンを押し込むだけ。シンプルに開閉することができ、素早く閉めることで内部の保冷力を保ちます。
ショルダーベルトが付属
シエロクーラーボックスには付属品としてショルダーベルトが付属します。また、ショルダーベルトのパッケージの中には専用バックル(留め具)も入っているため、別途に揃える必要はありません。ショルダーベルトの末端を本体のサイドに設けられたショルダーベルト設置部に入れ、バックルで固定するだけでショルダーベルトは装着完了です。
超軽量!軽すぎる!
シエロクーラーボックスの魅力の一つは軽さ。シエロクーラーボックスの断熱材は断熱材の中では屈指の軽さを持つスチロール材質が採用されており、本体、ハンドルには、加工がしやすく軽い素材であるポリプロピレン(PP)で作られています。ポリプロピレン、スチロールの軽さの両方の素材の軽さから900(g)という驚異の軽さを実現しています。
500mlのペットボトルが縦に6本入る
シエロクーラーボックスは小型のクーラーボックスではあるものの、収納スペースが広く設けられています。その内容量をペットボトルの収納量で例えるならば500(ml)のペットボトルが縦に6本収まるスペース。信じられませんよね。
天板に物を置けるスペース
シエロクーラーボックスの天板は物を置くためのスペースとして活用できます。ただし、人間が腰掛けるためのスペースではありません。ペットボトル、釣具などの小物、飲み物やお弁当などの軽い物を置くためのスペースです。また、天板はポリプロピレン。衝撃に弱くなっているので熱いものを乗せるなどの無理な活用方法は止めておきましょう。
シエロクーラーボックス【8L】の耐荷重
シエロクーラーボックスには耐荷重制限が設けられていません。というより、蓋・本体・ハンドル・バックル・ベルトの全てがポリプロピレンという素材で作られています。また、薄いポリプロピレンで設計されているために頑丈ではありません。座ることを目的として作られていないので座ることは止めておきましょう。
子供でも乗れない?
体育館、運動会、アウトドアの最中で子供が腰掛ける姿を見ることができます。ただ、ポリプロピレンという素材は素材自体の厚さに依存する面もあり、薄くなる程に丈夫では無くなります。また、ポリプロピレンは直射日光などの紫外線があたると徐々に劣化していきます。つまり、子供が乗り続けるといつかは壊れてしまいます。怪我をしないために乗らないようにすることをおすすめします。
乗れると思った体重は?
シエロクーラーボックスに乗ることはおすすめしません。ただ、乗れると感じた体重は50(kg)程です。60(kg)の負荷を与えるとグラつき始めました。60(kg)の方がスドーンと座ると恐らくヒンジ部分、また、上部の凹んだ面が割れるか、壊れます。ただ、本当にキケンです。シエロクーラーボックスの端の枠部分に均等に力が加われば良いものの、上部の面で支えてしまうと割れるような気がしてなりません。かなり不安です。
シエロクーラーボックスは小型で凄いクーラーBox
シエロクーラーボックスは小型なのに広い収納量を持ったクーラーボックス。また、コストパフォーマンスが良さ、1(kg)も満たない本体の軽さも大きな魅力です。ただ、その反面、保冷力、頑丈さには欠けるので全てを理解した上で検討するようにしましょう。