時化(しけ)が起こる原因と理由 | 釣りへの影響を徹底解説

皆様は、時化(しけ)と呼ばれる現象に遭遇したことはありますか?

この時化と呼ばれる現象が起きてしまうと漁に影響が出ることはもちろん、その日の漁の結果が不漁に終わってしまいます。漁業だけではありません。時化は、釣り人の釣果にも影響が出てしまい、時には、その人間の命を奪い去ります。

釣りは漁業のようにお仕事ではなく、遊びなので、時化(しけ)時には、ご自身の命を守るために止め、次回の釣行を思いっきり楽しむというのが一番に賢い方法です。ご無理をなさらず、釣りを楽しむようにしてください。

今回、紹介するのは、時化(しけ)が起きる理由と、時化時の釣り人への影響について。もしも、時化の知識を高めたいとお思いの方は、この記事を参考にしていただければ幸いです。

そこで、レポ部では・・・
時化(しけ)が起こる原因と理由 | 釣りへの影響を徹底解説
をレポートします。

時化(しけ)とは

時化(しけ)とは、台風や季節風、強風等の悪天候の影響によって海が荒れること。時化の状態は大きく分けて2つ。波の高さ(波高)が4メートルを超えた場合を時化。6メートルを超えると大時化と言うように呼び分けられています。

時化の対義語「凪(なぎ)」

時化の対義語は「凪」と呼ばれています。凪(なぎ)は時化とは逆に海が荒れていない状態のこと。凪は風力が “0” の状態を指し、風が無くなって波が落ち着いた状態、また、海面が穏やかになった際にも利用される言葉です。

時化空(しけぞら)とは

遠くで雷の音がゴロゴロと鳴る、曇り空が永遠と続いてる等の悪天候を予期する空模様の場合は時化ることが多く、その場合の雲行きが怪しい空を「時化空」と呼びます。時化空の場合は急に天候が悪化することが多く、近いうちに雨、風が襲ってきます。時化る全長である「時化空」が出た際には釣行を一旦停止し、安全な場所へと非難しましょう。

何故、時化(しけ)が起こるのか

そもそも、何故、時化(しけ)は起きるのか。疑問に感じた方も多いと思います。そこで、時化が起こる原因に注目します。項目[時化(しけ)とは]でも解説した通り、時化が起こる原因は天候にあります。早速、時化が起こる数々の原因に注目していきましょう。

時化る原因は「風」

時化の原因は「風」です。風が吹くと水面が揺れ出します。海面は漢字の通り、面であり、水分が含まれることで不安定な面となっています。つまり、海面は風の影響を受け、広い範囲で部分的に小波が発生します。これらの波同士が風による影響を受けることで小波同士が勢い付き、また、重なり合って、更に波が大きくなっていきます。

季節風による影響

先項目でも解説した通り、時化の原因は「風」にあります。つまり、春夏秋冬がある日本で起こる季節風も時化に大きく関わっており、季節によって、風の吹く方向が変わります。それぞれの季節風に注目していきましょう。

冬の季節風

冬の期間は、冷たい空気が存在する大陸側(中国、ロシア等)は、密度が高いため、高気圧に覆われています。反対に、太平洋側は暖かい空気が存在し、密度が小さいため、低気圧に覆われています。基本的に風は気圧の高いところ(高気圧)から低いところ(低気圧)へと流れます。これを季節風「冬の北西風」と呼びます。

夏の季節風

逆に、夏の期間はどうでしょうか。夏は大陸側が温められて太平洋の気温よりも高くなります。基本的に風は気圧の高いところ(高気圧)から低いところ(低気圧)へと流れます。夏の期間には、風が大陸側へと昇っていき、南から北へと風が吹き抜けます。これを季節風「夏の南風」と呼びます。

台風による影響

台風の発生する季節は夏。また、暖かい海に発生します。暖かい海は太陽によって水温が上昇し、辺り一帯に上昇気流を発生させます。反時計回りに水蒸気が渦を巻きながら上昇し、多くの積乱雲(せきらんうん)を作り出します。積乱雲が集合すると渦を巻いた熱帯低気圧となることで台風が発生します。台風は空中にある巨大な渦巻きで回転しながら強い風を発生させて大陸側へと迫ります。

出航は「出航中止基準」に基づく

 中止する場合
  • 出航中止基準の範囲を超えた場合
  • 突然の悪天候で危険と判断された場合
  • 釣り客同士のトラブル
  • メンテナンス上でトラブルが起きた場合
  • 満足な釣果を得られた場合

船釣りの場合の出航は出航中止基準に沿って決定されます。出航中止基準は船の大きさ、漁場、釣魚によって変化します。また、出航を中止する判断は船長、その関係者の間で成され、翌日の出航は前日と当日の天気予報によって決定されます。

ワンピース ゴーイングメリー号 (From TV animation ONE PIECE)

模型
ゴーイングメリー号

全長:約280(mm)
付属:キャラクター
内容:キット

言わずと知れたゴーイングメリー号。ワンピース好きはもちろん、お家で大航海時代を送りたい方におすすめ。プラモデルなので組み立て式。アナタは完成させることができるか…。

時化(しけ)がもたらす釣り人への影響

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれの事象が重なることで、時には予想の範囲を超えた大きな時化になり得ることもあります。特に、影響を受けやすいのは海の上で漁を行う漁師ですが、釣り人もまた然り。釣り人の場合は現地(釣り場)で時化の状態に気付くことが多いため、時化による危険を判断できず、時は金なりという思想から、そのまま釣行を続行される方もいらっしゃいます。

命の危険性が増す

海が時化ている時は風が強い傾向にあります。これは、時化の原因が「風」にあるからです。項目[時化る原因は「風」]でも解説した通りで風が強いと波がおだてられて大しけが起こります。つまり、時化は落水事故の割合を高め、落水時の生存率を低下させます。

仕掛けが絡まる

時化時は風が強いために仕掛けが絡まりやすくなります。釣り糸が絡まるとやる気が出なくなり、気持ち的に落ち込みます。また、仕掛けが複雑に絡んでしまえば、余計な時間と出費が掛かる可能性も出てきます。ストレスの溜まる時間となるでしょう。

海が濁る

時化の状態は風により、波が発生し、海水がかき混ぜられます。増水によって河川から流れ出た河口付近の水域は強く濁り、その濁りは釣果に影響を及ぼします。また、激しい雨と風によってゴミが流され、仕掛けがゴミに絡まることも多々あります。

滑落の危険性

台風では決まって雨が降ります。これは、項目[台風による影響]でも触れたとおり、台風が積乱雲の塊だから。台風では上昇気流が発生し、積乱雲の下では雨だけでなく、雹(ひょう)や霰(あられ)が発生しています。雨が発生した際には地面がぬかるみ、コケの存在で滑ります。風に煽られるだけでなく、滑落の恐れも出てきます。

仕掛けが飛ばない

強風時には仕掛けを飛ばすことができません。重たいオモリを利用する限られたタックルでは仕掛けを飛ばすことができるものの、利用しない釣りでは効率的な釣行はできません。アナタが飛ばした仕掛けはアナタへと向かって返って来るでしょう。

高波にさらわれる危険性

堤防は風を避ける壁として利用することができるとお考えの方もいることでしょう。本来、堤防は海水、河川が居住地に流れ込まないように誘導する構造物です。つまり、沖と背となるは内向けの海は穏やかなことが多いのも事実です。ただし、画像のように時化時は高波の恐れがあり、波にさらわれる可能性があるため、おすすめはできません。

時化(しけ)を予測して釣りを楽しもう!

本来は、時化るという情報を基に行動しなければいけません。そのため、海が時化ない日を見つけ出すのは安全な釣行を行う上では一番に重要な要素で、天気予報の波浪情報は予め知っておくべきです。天気予報を確認し、時化が起きない日に釣りを楽しみましょう。

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