魚の数え方と助数詞 | 全ての意味と使いどころを徹底解説!

魚が一匹…、魚が二匹…。あれ、魚は一尾(イチビ)と呼ぶ方が正しい気がする…、と感じた方、アナタは賢い方です。探求心に溢れ、これまでの常識を否定しようとする革命家気質。でも、何故、一匹じゃなくて、一尾なのか、説明することはできますか?

魚の助数詞は複雑で分かりにくい事柄の一つ。分かりにくいためか間違ったまま解釈してしまい、そのまま使い続けている方も多くいらっしゃいます。今回、紹介するのは、魚の数え方と単位について。もしも、これまでに間違った数え方をしてた際には、これから修正し、正しい数え方で魚の数を数えてみてはいかがでしょうか。

そこで、レポ部では・・・
魚の数え方と数詞 | 全ての意味と使いどころを徹底解説!
をレポートします。

魚を数える助数詞は沢山あるけど、何故?

助数詞が沢山あるのは人と人とのコミュニケーションを楽にするためです。近年は、人間の応用力が膨らみ、汎用性の高い「匹」と呼ばれる数詞の使い勝手の良さによって、理解する側の人間も大まかに理解することができるようになってきたため、利用する機会が少なくなってきましたが、競り場、鮮魚屋では、今も尚、コミュニケーションを取りやすくするために複数の数詞が使い分けられて利用されています。

助数詞(じょすうし)とは

数詞は数を指す言葉です。例えば、一匹のアリを見つけた。という短文の文頭「一匹」がそれにあたります。数詞の中の接辞部分となる助数詞が「匹」にあたり、数の後ろに付けて表され、その数がどのような事象の数量であるかを指す重要な役割を担っています。

魚の数え方と助数詞

魚の数え方は個体の大きさ、その時の状況、個体の姿によって変化します。もしも、魚と触れ合う機会がありましたら、この記事の内容を思い出し、魚の数を数えるための指標にしてみてはいかがでしょうか。あなた様の知識が広がりますように…。

匹(ひき)

この「匹」と呼ばれる助数詞は人間よりも小さな個体を指しています。匹という助数詞は生命活動を行う個体、また、生命活動を停止(水揚げ後)している個体に対して使われます。かなり、汎用性の高い数詞の一つです。魚の場合はカサゴ、アコウ、カワハギ、アジというように人間が抱えられる大きさの生き物の一個体を一匹として数えます。

本(ほん)

この「本」と呼ばれる助数詞は大型の魚類、また、細長い魚類、棒のような姿をした魚類に対する助数詞です。マグロ、カジキ、カツオ等の大型の魚類、また、ウナギ、サンマ等の上記の条件を満たす特殊な形をした魚類の一個体を一本と呼びます。

枚(まい)

この「枚」と呼ばれる助数詞はシタビラメ、ヒラメ、カレイといった平たい形状をした魚類に利用されています。枚という助数詞はお札のような薄さ、また、舞子のようにひらひらと華麗に舞う姿が「枚」という助数詞に繋がった等の所説があります。

尾(び)

この「尾」と呼ばれる助数詞は料理に利用される魚、八百屋、スーパーに陳列する魚に対して利用される助数詞で、水揚げされた魚達に対しても尾という助数詞が利用されています。更には、釣り上げた魚の一個体を「一尾」と呼ぶように釣りでも利用されています。しかし、大抵の場合は「匹」と「本」等の助数詞で成り立つため、この「尾」と呼ばれる数詞が利用されることは年々少なくなっているように感じます。

杯(ぱい・はい)

この「杯」と呼ばれる助数詞は特殊な助数詞でイカ、カニ、タコのみに利用されています。イカやカニ、タコは器のような殻、または、形状をしており、その姿、形が杯(ハイ)を連想させるからか、その助数詞が利用されたとの説があります。

ワイルドリパブリック 深海生物 ダイオウイカ ぬいぐるみ 20" 83198

ぬいぐるみ
ダイオウイカ

主観:大型
サイズ : 77(㎝)
用途:抱き枕

ド迫力なダイオウイカのぬいぐるみ。ちなみにダイオウイカの助数詞は「杯」では無く、今は「匹」で数えられることが多いとか。しかし、これに触れられる文面は少ないのも現状です。匹の他、頭と呼ばれる時代が来るかもしれません。

加工すると助数詞が変化

項目「魚の数え方と数詞」で注目した通り、魚介類の呼び方には様々な助数詞が存在します。しかし、真にヤヤコシイのは水揚げされ、加工されたとき。そう、食材になった瞬間に魚介類の呼び方は変わり、全く別の助数詞で呼ばれることになります。

串(くし)

この「串」と呼ばれる助数詞は魚から一つの串に串状に加工されると一串と呼ばれるようになります。例えば、鮎(アユ)を一匹、一本の串に刺すと一串。また、鰻(ウナギ)の一匹を開き、一本の串に絡ませたしても一串に分類されます。

連(れん)

この「連」と呼ばれる助数詞は複数の魚の個体を一つの串に串状に連結し、加工されると一連と呼ばれるようになります。代表的な食べ物だと「目指し」や「ししゃも串」です。しかし、この「連」と呼ばれる助数詞は複数の個体を一つの串に連ねた状態を指し、一本の串に刺された一個体の場合は「串」という助数詞が利用されるので注意が必要です。

枚(まい)

この「枚」と呼ばれる助数詞は魚が食材として加工された際にも利用されます。代表的な加工品ですと魚の開き。魚を開くことで平たい形状になることから「枚」として呼ばれます。分かりにくいように思えますが、加工前も加工後も平たいという要素は一貫しているので、この「枚」と呼ばれる助数詞は分かりやすい部類に入ります。

解体されると助数詞が変化

大型の魚類に関しては効率よく売買に繋げるために部位毎に助数詞が決められています。解体されて部位が細かくなる程に助数詞が変化し、直接的な売買(競り)や消費者との売買(八百屋等)で実際に利用されています。

丁(ちょう)

この「丁」と呼ばれる助数詞は解体された工程での部位の一部を指す助数詞として利用されています。例えば、冷凍のマグロを解体する場合は、内臓を取り、尾、頭をカット、そして、背骨に沿って二つに分け、三枚卸しにします。次に、背肉と腹肉をそれぞれ分けるために四分割する訳ですが、この一部位を一丁として数えます。マグロの背の部位は「背一丁」と呼び、腹の部位は「腹一丁」と呼び分けます。

冊(さく)

この「冊」と呼ばれる助数詞は解体された工程での部位の一部を指す助数詞として利用されています。先ほどの助数詞「一丁」を輪切りにするとブロックと呼ばれる塊になります。このブロックを更に横に切り分け、その部位を短冊状に切り分けた部位の一部位を「冊」と数えます。

切れ(き)

この「切れ」と呼ばれる助数詞は解体された工程での部位の一部を指す助数詞として利用されています。先ほどの数詞「一冊」を更に短冊状に切り分けた物を「切れ」と数えます。ようやく、ここで、人が口にする刺身として食卓に出されます。

卵の助数詞

卵を数えるための助数詞も存在します。一粒、二粒と地道に数えるよりも、卵の部位そのものを指す、助数詞を利用した方が効率が良く、卵を目的とした売買、また、コミュニケーションの場で活躍してくれます。

腹(はら)

この「腹」と呼ばれる助数詞は、その個体が一度に産む卵の量を指します。例えば、スケトウダラの卵といえばタラコですがタラコの場合で示すと左右の卵巣を一つとして「一腹」と数えます。しかし、先述した通り、その個体が一度に産む卵の量を指しているため、魚種によって一腹の量は変化するので注意が必要です。

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食品
甘塩たらこ

お店:築地丸中
容量 : 1(kg)
仕様:無着色

築地丸中の甘塩たらこ。無着色なのでタラコ本来の色を楽しむことができます。一つ一つが大きくてぷりぷり。その形は凝縮された宝石の様。元々、程よい塩が付いて、焼くだけで召し上がることができます。

釣り人が釣った魚の助数詞は?

釣り人が釣った際に利用する助数詞としては人間が抱えられる大きさの魚類であれば「匹」を利用すれば間違いありません。人間が抱えることができない大型の魚類であるならば「本」を利用すると良いでしょう。また、魚類の助数詞は姿、形で変化します。平らな形であれば「枚」、器のような形「杯」、上記の二つの数詞と、この二点の形状の変化による助数詞を覚えておけば、釣りに利用する助数詞は問題ないと言えるでしょう。

正確に魚の助数詞を覚えよう!

外国人の方々は日本語は複雑と言うように同じ言葉と意味が重なることがあり、例えば、助数詞の一つ「本」が大型の魚類と細長い魚類の両方を指すように現状で使い分けるしか方法はありません。これらの助数詞のほとんどは人と人とのコミュニケーションの場で利用されます。正確に魚の助数詞を覚え、その場のコミュニケーションで相手に伝わりやすい助数詞を選択することでスマートな会話を行うことができるかもしれません。

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