アイゴ釣りの仕掛けマニュアル | キケンな部位と処理方法を徹底解説

毒針を持った毒魚として有名なアイゴ。しかし、アイゴは釣り人からは食用としても人気で市場に並ぶことが少なく、釣り人しか味わうことのできない珍魚とされている魚です。しかし、釣り人からすればアイゴは決して珍しい魚ではありません。

今回、紹介するのは、アイゴの釣り方とその仕掛けについて。また、キケンな部位とその処理方法について詳しく迫ります。もしも、アイゴを釣って食べようとお思いの方はこの記事の仕掛けを参考にしてアイゴ釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

そこで、レポ部では・・・
アイゴ釣りの仕掛けマニュアル | キケンな部位と処理方法を徹底解説
をレポートします。

アイゴとは

アイゴは浅瀬の沿岸に生息する魚。別の呼び方では「バリ」と呼ばれている磯魚です。背鰭、尻鰭、腹鰭、また、背鰭の最手前に隠れた棘があり、それぞれが毒腺を持っています。刺されると激しい痛みに襲われるため、取り扱いに注意が必要です。

アイゴ・バリの名前の由来

アイゴの名前の由来はアイヌ語から来ています。アイヌ語での「アイ」はトゲの意味を刺し、アイゴには棘が無数に存在し、このことからアイ(棘)ゴ(魚)との呼び名が付いています。また、バリという呼び名は、その臭いから来ています。個体によるものの、アイゴの臭いは小便のような臭いを発すため、尿の訓読み「いばり」から、バリという名前が付けられています。このバリという言葉は俗な読み方として知られています。

アイゴ釣りのシーズン

アイゴは夏始めに産卵を行います。アイゴは元から沿岸や磯場にいる魚ではありますが産卵時期にはより近くに接岸するため、この時期の親アイゴは良いサイズの個体が多く、アイゴ釣りでのベストシーズンを迎えます。また、個体数は減るものの、冬のアイゴ釣りでは丸々と太った大型のアイゴの釣果も多く寄せられています。

アイゴ釣りの仕掛け

アイゴ釣りを楽しむ前にアイゴ釣りの仕掛けを知っておきましょう。アイゴ釣りには様々な仕掛けが存在し、ご自分に合った釣り方を選ぶことでアイゴ釣りをより楽しく行うことができます。高価な釣具を揃える必要はありません。ご自分に沿ったスタイルでアイゴ釣りを楽しみましょう。それでは、アイゴ釣りの仕掛けの数々に注目します。

ヌカ切り

ヌカ切りとは刺し餌を覆うようにヌカを手で包み込み、餌取りを避けつつ、狙いのタナまで刺し餌を届ける釣り方のこと。ヌカの拡散力とダンゴの重さによる沈下速度のコントロールで狙ったタナへと刺し餌を届けます。アイゴ釣りではポピュラーな仕掛けで、仕掛けの組みやすさと、ヌカをギミックに入れることで餌代が節約できるのもの魅力です。

フカセ釣り

フカセ釣りは撒き餌と刺し餌を利用した釣り方です。仕掛けを海へと放り込み、撒き餌を刺し餌の周囲へと投げ込み、刺し餌の存在を伝えます。極力、仕掛けに掛かる抵抗を減らし、波の力に逆らわないことでフワフワと海中を仕掛けが漂います。プランクトンが遊泳するそのままの姿を魚達に見せ、違和感を減らし、アタリに繋げる仕掛けです。

サビキ釣り

アイゴ釣りではサビキ釣りも有効的。ポピュラーな仕掛けとも言えるサビキ釣りでもアイゴ釣果が多く寄せられています。また、サビキ釣りでの釣果が高いだけに、この際に刺される事例も多く発生しています。とはいえ、手っ取り早くアイゴを釣りたい際にはサビキ釣りはかなり有効な釣り方と言えるでしょう。

ライトゲーム

アジング・メバリング等の軽量タックルを利用するライトゲーム。このライトゲームでもアイゴの釣果が寄せられています。仕掛けはシンプルでライトゲーム専用タックルを利用した上、ジグヘッドの先にソフトワームを装着するだけ。また、ソフトワームを利用した釣果では圧倒的に多く、これらの釣法の外道としても周知されています。

アイゴの毒の部位

アイゴの毒腺は「背鰭」「腹鰭」「尻鰭」に含まれています。また、アイゴには隠しトゲと呼ばれるトゲが背鰭の最手前にあり、この隠しトゲにも毒腺が含まれているので下処理の際には忘れずに隠しトゲの処理も行うようにしましょう。

サビキ釣りやふかせ釣り、かかり釣りのゲストとして時々姿を見せるアイゴ。アイゴは食べると美味しいお魚ですが毒を含んでいるので触れるときには注意を...

隠しトゲに注意

アイゴの隠しトゲは背鰭の手前、アイゴの頭部にあたる部位に皮膚に収まるように隠れています。別の呼び方では「隠し剣」や「隠し毒バリ」とも呼ばれ、かなり、鋭いトゲであるために注意が必要です。背鰭を処理する際に忘れずに処理しておきましょう。

アイゴの処理方法

アイゴが釣れた時にはハサミを使い、各鰭をカットしておきましょう。ここで利用するハサミはキッチンバサミが便利です。アイゴの棘は硬く、通常のハサミでは力が入り、ハサミによる怪我をしてしまうことも多々あります。通常のハサミよりもキッチンバサミは硬質で太く作られているため、アイゴの太い棘も簡単にカットすることができます。

メゴチバサミを使うと楽にカットできる

生きたアイゴを取り扱う上でキケンなのはアイゴが動き回ること。メゴチバサミやフィッシュグリップを利用してアイゴの体を固定することでアイゴの動きを止めると同時に安心してキッチンバサミで棘をカットすることができます。

キケンな棘をカット!キッチンバサミ

Henckels ヘンケルス 「ケルン 料理ばさみ 」 キッチンハサミ 11515-001

ハサミ
料理ばさみ

サイズ:20.6×8.3×1.3(cm)
素材(刃):ステンレス鋼
素材(ハンドル):ABS樹脂

ケルンのキッチンバサミです。硬質なステンレス製で海水も大丈夫。また、シンプルな構造ながらもシッカリとした持ち手と刃のエッジがストレートであるため、アイゴの曲線を描く棘もシッカリと力が入り、綺麗にカットすることができます。

魚の体を固定!メゴチバサミ

ドレス(DRESS) ディノグリップ LD-GR-5008 ライムグリーン

固定
ディノグリップ

全長:246(mm)
重量:約84.5(g)
材質:ガラス強化ナイロン樹脂

釣りメーカーであるドレスのフィッシュグリップです。ディノグリップはコストパフォーマンスが良く、人気の高いモデル。ガラス強化ナイロン樹脂による硬質な設計、また、簡易的なロック機能も搭載されています。樹脂素材であるがゆえに重たさは感じません。

アイゴに刺された時の症状

アイゴの毒性はタンパク毒。アイゴに刺されてしまった際には患部が痛み、周辺が腫れてきます。また、アイゴの毒性は強いものと知られており、数時間から二日程と長い期間痛みが続くことが分かっています。尚、アイゴの毒はアイゴ自身が死んでも残り続けます。万が一、打ち上げられたアイゴを見た際には触らないようにしましょう。

アイゴに刺された場合は?

アイゴに刺された場合は、アイゴの針を取り除き、流水(真水)で患部を洗い流しながら指で毒素を絞り出します。多くの場合は2日程で痛みは治まります。また、60度程のお湯で不活性化できる可能性があるものの、逆に火傷の恐れがあるため、痛みが強い場合は医療機関を受診することをおすすめします。

アイゴ釣りをエンジョイしよう!

アイゴは毒魚として有名なため、釣るとリリース(放流)してしまう方がいます。しかし、取り扱い方を間違えずに正しく処理を行えばアジやサバ、イワシと同様に美味しく頂けるお魚。個体によっては磯臭さはあるものの、釣り人しか味わうことのできない珍魚として釣り人には食べられているお魚です。もしも、アイゴが釣れた時には毒針を正しく対処し、アイゴを家へと持ち帰り、食べてみてはいかがでしょうか。

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