釣り餌が高くなった理由とは | 円安、円高との関係性を分かりやすく解説

イシゴカイ、オキアミ、アミエビ、アオイソメ…。実に、釣りでは、様々な釣り餌が利用されています。エサ釣りを楽しまれる方は釣り餌が無ければ楽しむことはできません。そこで、釣り餌を多用する釣り人の皆様にお聞きします。

最近、釣り餌の価格が高くなったと思いませんか?

4年前の2016年にはアオイソメの価格は400円程でした。それが、今は50(g)程で、500円~600円程の価格がします。一体、何故、釣り餌は値上がりしたのか。気になるところですよね。

今回、紹介するのは、釣り餌が値上がりした理由について。釣り餌の高騰、それは、不漁そのもの、また、為替相場による変動、円安と円高が関係しています。釣り人の目線に立った上で、詳細に詳しく注目していきましょう。

そこで、レポ部では・・・
釣り餌が高くなった理由とは | 円安、円高との関係性を分かりやすく解説
をレポートします。

えぇ!アミエビが1kgで500円もするの!?

過去、アミエビのほとんどは国産で供給されていました。しかし、相次ぐアミエビの不漁により、今では、アミエビのほとんどが中国から輸入されています。国産の物は店頭に置かれえていないかというと話は別で国産の物は明らかに中国産と比べると価格が高く設定されています。安い中国産、高い日本産、このどちらかを選択することになります。

国産

基本的な価格帯(1kg)
  • 450円~

日本では主に三陸沖で漁獲されているアミエビです。漁獲量の約半分は釣り餌として、また、もう半分は魚の肥料として利用されています。日本では主に釣り餌として親しまれているオキアミではあるものの、食用としても利用できる万能オキアミです。

中国、韓国産

基本的な価格帯(1kg)
  • 320円~

中国産のアミエビは日本のアミエビと比べると薄い色をしています。また、アミエビの他に様々な生き物が混入している可能性があります。また、ブロックのアミエビを解凍すると国産と比べ、少しドロッとした感じで個々のアミエビが型崩れしやすくなっています。

アミエビは不漁によるもの

しかし、中国産のアミエビに関しては為替相場による変動の影響は出てしまうものの、本来は日本産のアミエビの不漁が大きい値上げに関係しています。日本のアミエビは主に三陸沖で漁が行われていますが記録的な不漁が続いています。これは、三陸沖の海水温が高くなったため、また、2011年に起きた東海沖地震が関係していると言われています。

三陸沖のアミエビの不良による値上げ

アミエビの場合、三陸アミ(三陸沖で捕獲されるアミエビ)が不漁続き。これは、まだまだ続くと予想されています。不良分は国産アミエビの値上げ、または、海外のアミエビで補うことになるため、中国産と表記されたアミエビが多くなってきました。

マルキュー(MARUKYU) アミサビキ

常温保存
アミサビキ

メーカー:マルキュー
内容量:600(g)
付属:スプーン

マルキューのアミサビキ。アジ、サバ、イワシ、ホッケ、サヨリと様々な魚達との出会いを楽しめる加工アミエビ。常温保存ができ、スプーン付いているので手が汚れる心配は無し。カゴ釣り、サビキ釣りで絶対的な釣果を期待できる加工餌です。

コロナによる影響、輸入の制限

釣り餌の多くは中国から輸入されています。そのため、コロナウィルスによる中国からの輸入が停滞しており、釣具屋に中国産の釣り餌が店頭に並ばない、という状況が発生しています。激しく消耗する釣り餌は流通が滞ってしまうと在庫が枯渇してしまいます。

中国産の虫餌の値上げ

流通量が制限されると商品に価値が生まれます。コロナで流通が滞った状態では国産の釣り餌に集中してい、品薄が続いてしまいます。この品薄の状態を回避するには、流通を回復させる、また、元々の釣り餌の値上げを行い、商品の価値を上げる必要が出てきます。

コロナで釣りの人気が高まる

皮肉なことに釣り餌が高騰する理由の一つとしてはコロナ下での釣りの人気が高まっていることが挙げられます。三密を避けられる外で遊ぶアウトドアが人気となり、コロナ下での釣りの需用が高まっています。特に今年は家族で釣りを楽しまれる方が多く、堤防、漁港、波止、気軽に楽しめる岸上での釣りが流行しています。

コロナの影響で釣り人が増え、結果、釣り餌が並ばない

三密を避けて遊ぶことができる釣りは人が増えるほど釣り餌の需用が出てきます。つまり、コロナ下での釣りの人気が釣り餌の消費に影響を及ぼすことに。結果、釣り餌が品薄状態になるという悪循環を起こしてしまいます。

釣り餌のほとんどは輸入品

そもそも、釣り餌のほとんどが、今では中国を主とする海外から輸入されています。国産の釣り餌は生産数が限られているだけでなく、ちょっとした不漁で供給が不安定になってしまうため、価格が直ぐに高騰してしまいます。

中国以外の国

釣り餌の多くは中国から輸入されていますが、一部の釣り餌は国産、または、中国以外から輸入することで補っています。スジエビ、キシエビ等の甲殻類、また、イソメ、ゴカイ、ユムシ、イワムシ等の虫類、イソシジミやムラサキイガイ等の二枚貝は韓国、スジホンムシはベトナム、アオコガネはオランダから輸入されています。

海外から輸入される代表的な釣り餌

海外から輸入されるのはアミエビだけではありません。釣り餌として利用される虫類や多毛類の多くは海外から入荷されます。アオイソメ、本虫、イシゴカイ、ユムシ…、多くの虫餌が海外から輸入されています。また、オキアミも日本の近海では漁獲されることは無く、主に中国からオキアミの多くが輸入されています。

円安と円高

釣り餌のが根上がる原因の一つは円安であること。円安である限り、輸入品に頼るメーカー程、損害が大きくなります。逆に、円高だと輸入が増え、品物を安く買えるようになります。それぞれの違いに注目していきましょう。

円安

例えば、1ドル=100円の為替相場が1ドル=200円になったとします。元々、1ドル=100円で買えていた商品が1ドル=200円も支払う必要が出てきました。この場合、海外から日本へと輸入する際の商品の基本値が+100円、高騰するため、日本で店頭に並ぶ商品の売り値は総合的に高くなってしまいます。

円高

例えば、1ドル=200円の為替相場が1ドル=100円になったとします。元々、1ドル=200円で買えていた商品が1ドル=100円で済むようになりました。この場合、海外から日本へと輸入する際の商品の基本値が-100円、低落するため、日本で店頭に並ぶ商品の売り値は基本的に見て安くなります。

釣り餌が高くて買えない?

餌釣りは餌が無いと始まりません。とはいえ、今では、安く済ませようと工夫したとしても一日の餌代は2000円を超えてしまうこともザラにあります。釣り餌が高くなる理由は景気そのもの。日本、輸入国、どちらかの景気が少し傾くだけで流通に支障が出て釣り餌は高騰してしまいます。釣り餌が高くて買えない場合は身近な物を釣り餌の代用品として活用する、という方法もあるので、無理をせずに釣り餌と付き合うことが求められます。

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