防波堤、堤防、波止の違い | 海上、海沿いに設けられた構造物の役割とは?

突然ですが、防波堤、堤防、波止の違いをご存知でしょうか。左記の三つの場所は、人工的に舗装されていることから足場が安定しており、釣りを行う上で、ある程度の安全面を確保できるとして釣り人の間では人気の釣り場です。

今回、紹介するのは、防波堤、堤防、波止のそれぞれの役割と違いについて。また、 海上、海沿いに設けられた構造物の役割と意味、その位置付けについて注目します。

そこで、レポ部では・・・
防波堤、堤防、波止の違い | 海上、海沿いに設けられた構造物の役割とは?
をレポートします。

防波堤、堤防、波止の役割とは

防波堤、波止、堤防のそれぞれの役割は、波や水の勢いを弱め、構造物の手前で堰き(せき)止めること。沖から来る強い波の勢い、津波や高潮を構造物を介して止めることで漁港や港湾、住宅地を強い波の勢いから守る重要な役割を担っています。

構造物が無いと?

海上、海沿いに設けられた構造物は津波、高潮、高波による被害を防ぐだけではありません。陸地そのものを守る役割を兼ねています。波の押し引きをご存知でしょうか。この時、堤防が無いと押し引きによって陸地が削られ、私達の住める場所が少なくなっていきます。これを「波の浸食」や「海食」「波食」と言います。私達の住んでいる陸地を守るために海の構造物は無くてはならない存在なのです。

例えば、水辺に家を建てている方は「波の浸食」の影響によって徐々に陸が削られていきます。ある一定の期間が経過すると北極圏の氷のように、または、土砂崩れのように崖が崩れ、家ごと崩壊してしまうことになります。人間の生活圏を守るために、防波堤、堤防を設けることで被害を抑えることができます。

防波堤、堤防、波止の違い

防波堤、堤防、波止は「波の影響を回避する」というそれぞれの目的は似ていますが、実際は少し違った目的、意図として設置されています。そこで、防波堤、堤防、波止のそれぞれの意味、また、その他の海の構造物の役割について注目していきます。

防波堤(ぼうはてい)

沖にポツンとそびえ立つ横長の構造物、また、陸から伸びるように設置された横長の構造物のことを防波堤と呼びます。防波堤は海中に設置された構造物。外洋から来る波の勢いを構造物で抑え、船が停泊する港湾、漁港に与える波の揺れによる影響を防ぎます。また、高波や津波による影響を抑制する効果もあり、海岸の浸食を防いでくれます。

一文字(いちもんじ)

沖合にポツンと直線的に建てられた構造物。これを「一文字」と言います。防波堤としての役割を持ち、釣り場と認められた場所は渡し船で渡ることも可能。テトラポットで組まれた物、また、コンクリート、アスファルトで作られた平面的な構造物です。その形状と見た目が一文字の形をしているため、このような名前で呼ばれています。

マニアパレル テトぐるみ 打ち立てコンクリート(ミドル)

ぬいぐるみ
テトぐるみ

大きさ:25(cm)
製造:日本製
材質: ポリエステル

海にある三角形のあの子。かわいくて仕方のないあの子のぬいぐるみ。テトラポット×ぬいぐるみで「テトぐるみ」と名付けられた愛しのぬいぐるみ。一つでも満足だけど、複数あるとテトラポット同士で仲良くなりそう。

波止(はと・なみどめ)

陸から沖へとそびえ立つ構造物。防波堤と同じように海中に設置され、陸地として利用できる人工的に作られた構造物です。波止の役割としては、防波堤と同じく、高潮、高波や津波の勢いを止めること。また、陸に繋がる構造物なので、船の荷物の積み降ろしのためにも利用されています。波止は波止場、埠頭、防波堤とも呼ばれています。

堤防(ていぼう)

大雨、台風が来たときに水が生活圏に侵入しないように堰き(せき)止める役割を持っています。川、海、池、その周りを覆う大きい構造物が堤防です。堤防は影響が出やすい陸地の周り全体を保護するように作られています。大雨が降った際には正しい方向に水を導き、生活圏への水の侵入を防ぐことができます。(大雨、洪水による反乱を防ぐ。)

護岸(ごがん)

多くの場合は陸地と海水面との境界を守るために護岸は設置されます。項目[構造物が無いと?]で解説した通り、波の影響で陸地は削られていきます。陸地と海水面との境界をコンクリートで防ぐことで波の影響を回避し、陸地に影響する波の浸食を防ぎます。

埠頭(ふとう)

埠頭は船を着ける場所。漁港のような小規模の船着き場では無く、大きい港として認識されています。フェリー、コンテナ船を停める場所、また、荷物の積み降ろし、乗客を降ろす大きな港です。図の埠頭は陸から海上へと延長して作られた埠頭です。また、陸続きに作られる物を岸壁と言います。反対に岸壁は埠頭と呼ばれることもあります。

岸壁(がんぺき)

沖合に対し、壁状に設計された人工構造物を岸壁と呼びます。画像のような岸壁は船が停泊、係留できるように作られ、また、荷物の積み降ろしにも利用されます。船が停められるようにするため、水深は深く、水深4.0(m)以上になるように作られています。陸に平行に作られた埠頭として認識されることもあります。

岸壁は「険しくきりたった岸」を指すことがあります。この場合の岸壁の例としてはサスペンスドラマの最後のシーンで登場する崖そのもの。ロッククライミングを行えるような垂直に近い崖を指しています。

突堤(とってい)

海岸から沖合に向い伸びる構造物。多くの突堤は砂浜の近くに設けられています。突堤は海岸から沖合に向け、垂直に突き出ており、砂浜の浸食を防止する役割を担う構造物で波の押し引きによる砂浜の後退を防ぎます。また、突堤は漂砂を捕獲する効果を望むことができます。現状の砂浜を維持する目的として大切な役割を担っています。

防潮堤(ぼうちょうてい)

高波や津波、高潮の影響に備え、陸地に与える波の影響を防ぐために設置されています。防波堤とは違い、直接的な被害を防ぐために陸地の大規模に建てられています。また、防波堤と比べると高さがあり、ほとんどの防潮堤が5.0(m)以上の高さで築かれています。

アナタの釣ってる場所はドコ?

さて、アナタがこれから釣りを楽しむ場所、また、いつもお世話になっている釣り場はドコでしょうか。防波堤、堤防、それとも…。言い間違っていたアナタだけの常識。正しく訂正して今後の釣りに活かしてみてはいかがでしょうか。

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