
サビキ釣りで利用するコマセカゴ、サビキカゴは何をお使いでしょうか。オーソドックスなフタ無しのカゴ、不意の噴出を防ぐ目的で作られたフタ付きの物、少しユニークな丸形のコマセカゴとサビキ釣りのカゴはかなりの数、産出されています。
今回、紹介するのは、サビキ釣りに利用されるコマセカゴ(サビキカゴ)について。サビキカゴの役割から、おすすめするサビキカゴをピックアップした上で、お茶の間の皆様に情報をお届けしたいと思います。
もしも、サビキカゴの選択にお悩みの方はこの記事で注目したサビキカゴを揃え、サビキ釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
そこで、レポ部では・・・
サビキカゴ、コマセカゴ10選 | サビキ釣りの【最新・新作】おすすめ!
をレポートします。
サビキカゴ、コマセカゴとは?

サビキ釣りで利用されるサビキカゴ、コマセカゴは餌を入れるためのカゴ。サビキ釣りに欠かせないアミエビを入れるためのカゴであり、小さなアミエビを一気にカゴに投入することができます。また、これを水中に落とすことで穴からアミエビが海中へと拡散されます。この時、効率よく拡散するためにカゴには多くの穴が設けられています。
大きく分けて2つの種類がある

サビキ釣りは大きく分けて2つの仕掛けがあり、その仕掛け毎にカゴの設置する場所が異なります。それぞれの仕掛けに利用されるカゴは上カゴか下カゴ。上カゴの場合は仕掛けの上にカゴを付け、下カゴの場合は下部末端にカゴを装着します。文章だけでは分かりづらいと思うので、それぞれの仕掛けを図を交えて注目していきましょう。
上カゴ

仕掛けの上部にカゴを利用したサビキ仕掛け。カゴを仕掛けの上に設置することで、タナ(深さ)に合わせた餌の放出が可能。水の抵抗により、おもりの無い上カゴは水中でひっくり返り、お望みのタナで竿を上下することで放出。一気にアミエビを拡散することができます。アミエビの広がりが早いのでサビキ針を煙の中に素早く隠すことができます。
上カゴ(ロケットカゴ)

ロケットカゴを使用する場合もカゴは上部に設置します。ロケットカゴの場合は一気に放出することはありません。ロケットカゴの餌の放出口を調整することで、アミエビの放出量と速度をコントロールすることができます。ロケットカゴから放出されるアミエビの量を調整することで、アミエビが長持ちする他、少量ずつ、放出することができるので、魚達をじっくりと集めることができます。
下カゴ

ポピュラーなサビキ釣りの仕掛けでは下カゴが利用されます。下カゴのメリットは仕掛けが簡単に組めること。また、おもりとカゴが一体化となった下カゴの設計により、カゴの重さの調整も簡単に行うことができます。しかし、下カゴの場合は海中にカゴを付けた瞬間から常にアミエビを放出している状態です。直ぐに放出されます。海底までアミエビを届かせたい場合はカゴの中のアミエビをギュッと抑え込んだ上で利用しましょう。
サビキカゴ、コマセカゴの【おすすめ】10選

サビキカゴ、コマセカゴは仕掛けによって利用する物が異なります。つまり、ご自分がチャレンジしたい仕掛けに依存するので注意する必要があります。そこで、これから注目するのは仕掛けに沿ったコマセカゴの選び方について。オーソドックスなカゴやユニークなカゴまで、様々なカゴたちをご紹介していきます。
■:上カゴ
■:下カゴ
コマセ網

上カゴ
コマセ網
メーカー:ダイトウ
サイズ:M
他のサイズ:S・L・LL
サビキ釣り、上カゴ式で利用するコマセ網。ステンレス製の枠に網が装着されています。上カゴ式でのオーソドックスなカゴで、上カゴ式の仕掛けを利用する多くの釣り人がコマセ網を利用しています。また、ダイトウが産出するアミは画像のMサイズだけでなく、S・M・L・LLの四つのバリエーションがラインナップされています。おすすめは[M]サイズです。
ミサイルカゴ

上カゴ
ミサイルカゴ
メーカー:プロマリン
サイズ:M
他のサイズ:ミニ
プロマリンのミサイルカゴ。ミサイルのような形をしたサビキカゴです。釣具屋さんによく置かれており、サイズはミニとMサイズがラインナップされています。このカゴには羽根が付いており、沈下させる途中は羽根が閉じ、狙いのタナで竿を持ち上げると羽根が開く仕組み。船釣りでも利用することができます。
ロケットカゴ

上カゴ
ロケットカゴ
メーカー:ナカジマ
サイズ:L
他のサイズ:S・M・L
ナカジマのロケットカゴ。上カゴ式の仕掛けに利用されるカゴです。ロケットカゴは人気の高い商品の一つ。特に、クッション性のあるクッションゴムを介したロケットカゴは多くの釣り人が利用しています。口の弱いアジ、イワシ等の小魚が掛かるとクッションゴムが柔軟に対応。口に掛った衝撃を和らげてバラシを軽減してくれます。
ラークカゴ(小)

上カゴ
ラークカゴ
メーカー:第一精工
サイズ:小
他のサイズ:中・大・特大
第一精工から登場したコマセカゴ。ラークカゴはコマセの放出を調整することが可能なサビキカゴ。アミエビからオキアミまで、幅広いコマセに対応し、下部キャップを回すことでコマセのサイズに合わせた適切な放出が可能です。硬質な素材で出来ているのでぶつけても大丈夫。ただし、初めての方には操作方法が少し複雑で迷われるかもしれません。サビキ釣りでアミエビを利用される方は「小」をおすすめします。
アンドンビシ

上カゴ
アンドンカゴ
メーカー:タカミヤ
サイズ:120(mm)
仕上げ:中目
タカミヤから登場するアンドンカゴ。アンドンカゴは船釣りをなさる方であればご存知のはず。このアンドンカゴは防波堤のサビキカゴの代わりとしても利用することができます。実は、アンドンカゴは汎用性が高く、下カゴ、上カゴの両方で利用することができます。上カゴの場合はそのまま。下カゴの場合はスナップを介したナス型おもりを利用すると便利です。
サビキカゴ

下カゴ
プラサビキカゴ
メーカー:プロマリン
サイズ:S
他のサイズ:S・M・L・LL
プロマリンから登場するサビキカゴ。プラスチック製のサビキカゴです。下カゴ式の仕掛けでのオーソドックスなカゴ。おもりとカゴが一体化した使い勝手の良いサビキカゴです。市販で販売されるサビキ仕掛けの先にサビキカゴを装着するだけのインスタント仕様。お子様でも簡単に設置することが可能です。
ワンタッチフタカゴ

下カゴ
ワンタッチフタカゴ
メーカー:第一精工
サイズ:中
他のサイズ:小・中・他
第一精工から登場するサビキカゴ。ワンタッチフタカゴは名前の通り、サビキカゴにフタが付いています。この仕様により、着水時にもマキエがこぼれにくく、細かいアミエビも狙ったタナに届けることができます。親指を立てるだけでワンタッチに開閉することが可能です。
ワンタッチフタカゴ(夜行仕様)

下カゴ
ワンタッチフタカゴ(夜行)
メーカー:第一精工
サイズ:中
他のサイズ:小・中
第一精工のワンタッチフタカゴです。こちらのカゴは夜行仕様。夜釣りに持ってこいのカゴで、暗闇では緑色に怪しく光ります。微量な光ではあるものの、夜釣りでは視認性をよくしたり、小魚達を夜行の光によって集める、言わば、集魚効果もあるそうです。
ミニプラカゴ

下カゴ
ミニプラカゴ
メーカー:オーナー
号数:1.5(号)
重量:5.8(g)
オーナーから登場するサビキカゴ。小さく、コンパクトなサビキカゴです。一般的なカゴは8号、10号と30(g)以上の重さが利用されています。しかし、このサビキカゴに限っては5.8(g)の重さしかありません。繊細なルアーロッドでもサビキ釣りが楽しめる、まさに、ロッドパフォーマンスにおける汎用性の高さが魅力の一品です。
パックンカゴ

下カゴ
パックンカゴ
メーカー:プロマリン
サイズ:L
他のサイズ:S
浜田商会から登場するパックンカゴ。親指と人差し指で洗濯バサミを掴むときの要領で開き、アミエビを掴むだけ。簡単にアミエビをカゴ内に投入することができます。かなり、便利です。ただ、完全に水に溶かしたアミエビの場合は利用しにくくなります。その際には水を完全に切った上で利用することをおすすめします。
下カゴ、上カゴ…。仕掛けに沿って選ぼう!

いろんな特徴を持ったカゴに注目しました。ただし、市販のカゴに限らず、熟練の方は自分でカゴを自作する方もいらっしゃいます。特に、上カゴの場合はワイヤーとネットさえ揃えることができれば自作も簡単です。もしも、釣具の自作に興味をお持ちの方はサビキカゴの自作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。