釣りにおける外道の意味を解説!その語源や読み方、使い方も合わせて注目!

釣りをする人が何気なく利用している「外道」という言葉。この言葉について深く考えたことはお有りでしょうか。一つ間違えれば中傷としても捉えることのできる外道という言葉は釣り人の間で何気なく、そして、頻繁に利用されている言葉でもあります。

外道が釣れた!
外道ばっかり釣れますね~

外道という言葉はワンショットで軽く利用できる言葉ではあるものの、その意味は深い意味を持っています。今回、紹介するのは、この「外道」という言葉の語源や読み方、使い方、その意味について。早速、解説していきましょう。

そこで、レポ部では・・・
釣りにおける外道の意味を解説!その語源や読み方、使い方も合わせて注目!
をレポートします。

そもそも、外道の由来って何?

釣りにおける外道の意味を結論付ける前に本来の外道の意味を知っておきましょう。外道とは仏教の用語にある内道の反対の意味を持つとされています。分かりやすく例えると仏教は内道の教えに基き、仏教の教えに外れた教えは外道として判断されます。そう、仏教から考えた外道という言葉は中傷的な言葉としても捉えることができます。

外道と似る二つの意味

仏教の外道という言葉は漢字の意味の通り。仏教を内と例えるならば外の道に外れた(仏教の教えに背いた)ことに対する言葉です。面白いことに外道と似た意味を持つ言葉は他に二つ存在しています。その二つの言葉を紹介していきましょう。

邪道(じゃどう)

邪道も仏教用語の一つ。この邪道という言葉も仏道に外れたやり方や方法を指した言葉です。外道という言葉の多くが人間そのものを指すのに対し、邪道は方法や手段を非難する時に利用されています。

異道(ことみち)

異道も外道や邪道と似た意味を持っています。異道は別の道そのものを示しています。異道という言葉は普段は余り利用したことはありませんよね。

仏教と釣りの関係

仏教と釣りは密接な関係にあったと言えます。例えば、お盆に釣りをしてはいけないと言われる理由。これは、仏教の教えから来ています。仏門ではお盆の期間は不殺生戒(ふせっしょうかい)と呼ばれ、生き物を殺傷してはいけません。また、仏教の教えによるとご先祖様は生き物に乗って帰ってくると言われています。お盆に生き物を殺傷してしまうと仏様がお怒りになり、殺傷した本人があの世にさらわれるといった言い伝えがあります。

釣りにおける外道の意味とは?

仏教における外道という漢字を釣りにおける外道という意味に合わせてみましょう。すると、少しずつ外道の解釈とその意味が浮かんでくるはずです。仏教が教える外道とは「教えの道に外れた事柄や事象」を示しています。その意味を釣りにシフトしてみると…。もう、お分かりですね。そう、釣りにおける外道の意味とは「その釣法の主旨とは外れた魚達のこと」と解釈することができます。

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外道の逆の単語とは?

この外道という単語の逆の解釈。いわゆる外道の対義語は冒頭でも解説した通りで内道を指しています。しかし、何かしっくりと来ないのはワタシだけでしょうか。釣りでは主旨と違ったターゲットが釣れた場合に外道という言葉を利用するのに対し、その釣法の目的に沿ったターゲットを指す場合に「本命」という言葉を用います。暑いの対義語が涼しいを指すように「本命」と「外道」は似て非なる位置を確保しているはず。何故か全く別々の単語を普段から利用しているのには少し疑問が残ります。そこで、自分なりに考えた本命の解釈について紹介します。

本命の対義語について

本命の対義語は「対抗」を指します。外道は対義語ではありません。競馬をしたことがある方はお分かりですよね。本命馬、対抗馬を指すように本命馬については期待度の高い馬であること。また、対抗馬については本命馬を逆転する可能性のある馬を指しています。つまり、本命の本来の使いどころとしては「争いごとにおける第一候補」を示していることになります。しかし、現代では争いごとにおける使い方だけでなく、本命チョコや本命の人等の第一候補というシンプルな意味合いとしても利用されるようになってきました。推測ですが、釣りで利用される本命の意味の解釈としては第一候補や一番といった意味だけを抜き取った本命チョコの意味合いと似た近代語で解釈されているのでしょう。

外道というフレーズの使い方

外道の意味を知ることができましたか?それでは、早速、外道の使い方について一緒に勉強してみましょう。アナタが普段から使っている外道というフレーズ。使い方が間違っているかもしれません。パターンに分けて見てみます。

ターゲットを決定する

ターゲットを決定することで外道を決定付けることができます。例えば、ウキ釣りや投げ釣り等の主旨が決定していない釣法でも釣り方に合ったターゲットが存在しています。また、アジングやメバリング等の専門の釣法も開発されている今、釣りの主旨、いわゆるターゲットを決定することはそれほど難しくは無いでしょう。

五目釣りと呼ばれる釣法に関しては外道という言葉を利用することができないと考えています。これは、五目釣りの解釈が曖昧だからです。一匹に限らず、いろんな魚達を釣ることを目的とした五目釣りは、その思想こそが釣り本来の醍醐味と重なってしまっているからです。釣りにおける外道の意味はその釣法の主旨とは外れた魚達のこと。つまり、五目釣りの場合は始めから対象魚が存在しないので外道を決めることができないということになります。

ターゲットそのものが釣れた

予め定めていた、また、釣りの主旨となるターゲットが釣れた時には「本命」という言葉が良く利用されます。本命とは「有力候補」を指し、目的に合ったターゲットが釣れた場合に釣り人の間で利用されています。

ターゲット以外の魚が釣れた

予め定めていた、また、釣りの主旨となるターゲット以外が釣れた時に「外道」という言葉が利用できます。例えば、アジを主旨とした釣りでカサゴが釣れてしまった。このような場合はカサゴが外道でアジが本命というふうに捉えることができます。

正しく「本命」と「外道」を使い分けよう!

外道という言葉は仏教の教えと密接な関係にあるとされています。外道という言葉は人に指すと中傷にあたる言葉ではあるものの、その意味と使い回しを変化させることで釣りという一つの分野で違和感無く広まったのではないかと私自身は考えています。これからの釣行では、本命と外道の意味を適切に捉えて判断し、利用してみてはいかがでしょうか。

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