外掛けフィルターを改造してエアレーション効果を倍増 | 100均の道具で始めるアクアリウム

立ち上げた水槽に外掛けフィルターを利用している方は多いと思います。外掛けフィルターを利用するとエアレーションは必要がないとの記事を他のサイト、ブログで拝見しました。広がりを見せる外掛けフィルターのエアレーションの知識。本当に外掛けフィルターでエアレーション効果は期待できるのでしょうか。

そのエアレーション効果は本当に得られているのか。少し謎ですよね。外掛けフィルターでエアレーションを行う場合はある条件をクリアしていないと効果が薄いということもミナミヌマエビを飼育していて分かってきました。

今回、紹介するのは、外掛けフィルターでエアレーション効果を得られる理由。また、外掛けフィルターに工夫を加えてエアレーション効果を増やす方法を紹介します。上手くいけばエアレーション効果を倍増させることができるかもしれません。参考にどうぞ。

そこで、レポ部では・・・
外掛けフィルターを改造してエアレーション効果を倍増 | 100均の道具で始めるアクアリウム
をレポートします。

コトの発端

コトの発端は小型水槽で起こりました。私の場合は100均のコレクションボックスを水槽代わりに利用してアクアリウムを楽しんでいます。その水槽のサイドに外掛けフィルターを設置しているワケですが、水槽を立ち上げ、一か月半ばにミナミヌマエビの元気が無くなったように外掛けフィルターの真下で固まっていたんですよね。時には、水面に泳ぐ姿も見られました。

数週間経過してミナミヌマエビが死亡する事件が発生。真っ白な状態で死亡していたのです。しかし、亜硫酸や硝酸塩の値は正常でpH(ペーハー)の値も若干酸性寄りの値を保っています。

ミナミヌマエビの行動から察するにエアレーション効果が薄いのでは無いかという疑問が沸いてきました。外掛けフィルターを設置した当時から気になっていたことがありました。

外掛けフィルターの排出口が水槽の水に浸かった状態でエアレーション効果は発揮することができるの?

外掛けフィルターのエアレーション効果に関して排出口が浸かっていても効果があると、他のブログの記事で読んだこともあって水中の空気に関しては気に留めないでいたのです。すると、今度は外掛けフィルターの下でひっくり返っているミナミヌマエビの姿を発見。

流石に危機感を覚えた私は真剣に考えて見ることにしました。

外掛けフィルターで空気が送り込める理由

外掛けフィルターで空気を送り込める理由は水面を水で叩くことで気泡を発生させて空気中の水を水中へと送り込むこと。よく空気を送り込むためにエアーポンプが使われていますが実際はエアーポンプから供給される空気の多くは水中に取り込まれません。エアーポンプの空気が水面で破裂することで細かい気泡を発生させ、その一部の気泡が水面へと取り込まれます。そのエアーポンプが微細な空気を発生させることができるのであれば話は別。しかし、水中へと取り込まれる空気は目に見えない大きさであることも事実です。

僅かな水流も空気を取り込む?

よく言われているのは水流があれば水面を荒立てることができるので水面を叩きつけて気泡を出す行為と同じ効果を得られるいうこと。この意見が他サイト、ブログで紹介されていました。私は失敗するまではこの考えを信用していました。

外掛けフィルターのエアレーションの疑問

結論から申しますと外掛けフィルターの排出口が水槽の水に浸かった状態では空気の供給量が少ないため、別途にエアーポンプを設置する必要があります。今回のミナミヌマエビの件に関しては実際にエアレーションが関係していました。

改善後はミナミヌマエビも元気に手足を動かしてツマツマしています。それだけではありません。ひっくり返っていたミナミヌマエビが起き上がって何事もなかったかのように行動し始めたのです。

外掛けフィルターの排出口が水槽の水に浸かっている。この場合は僅かな水流で空気を送り込むことになります。ただ。排出口が浸かった状態では排出の勢いで水流の強弱が決定するので穏やかな水流では満足した空気が送り込まれません。というより、水面のゴミが横に移動するだけで横に流れるような水流を作っているだけ。これでは意味が無いのです。

水面を水で叩くことで水中へと送られる気泡。こちらはどうでしょうか。この方法であれば水面そのものが縦に揺らいで強い力で空気が送られていることが分かります。それもそうですよね。水面を水で叩いているんですから。

言葉だけでは少し分かりづらいので実際に撮影した画像を踏まえてご紹介しましょう。

排出口が水に浸かっている場合

横波だけで発生した10分後の気泡。緩やかな横波だけでは気泡が発生し辛い状況にある様です。外掛けフィルター内で発生した気泡、 また、排出口付近で発生した少しの気泡を頼ることになります。

排出口から水面までの距離がある場合

水面を打ち付けて発生した気泡。 10分後の水面を下から撮影しました。水面に浮いた気泡が全体に散っていることが分かります。緩やかな横波で発生した気泡とは比べ物にならないほどの気泡が漂っています。

ブクブクは意味が無い?

よくブクブクで空気を供給すると言われていますが実際はブクブクで得られるエアレーション効果は薄いように思えます。目に見える細かい気泡は水面に浮き上がって破裂。この時に新たな空気が水面に溶け込みます。ブクブクの泡そのものは水中に溶け込むことはありません。そして、水面に溶け込んだ空気はかき混ぜられなければ意味を成さないのです。左下にぶくぶくを設置したのであれば、水流が左から右へ、また、右下から左下へと目に見えない気泡を回流させることができれば非常に効率の良いエアレーション効果を得ることができるでしょう。

外掛けフィルターは大気中の空気を取り込む

外掛けフィルターの良い点は大気中の空気を取り込めること。しかし、真に称賛すべきポイントは空気を上から取り込んで水流によって空気を水中へと押し込むことができること。勢い付いた空気を前へと押し込んで回流を作り、水槽全体へと空気を入れ込みます。これは、標準のブクブクでは到底出来ないこと。空気を取り込むことができ、水中の空気をかき混ぜることができる一石二鳥の道具ということがお分かり頂けたでしょうか。

今回の課題に関して

今回の場合は排出口が水槽の水に浸かった状態で外掛けフィルターを設置していました。この設置方法だと横になびく水流は作り出せても大気中から空気を取り込むことができません。外掛けフィルターを設置しているのにミナミヌマエビが酸欠に陥った理由として考え付くのは空気の取り込みと巡り。つまり、エアレーションの効果が得られてなかったということです。

そこで、100均で買ったコレクションボックス水槽に設置した外掛けフィルター(マスターパルミニミニ)を改造してエアレーション効果を得られるようにしてみました。簡単に言うと、外掛けフィルターの排出口から水面までの距離を離せばいいわけです。

排出口から水面までの距離が離れているほど水面に叩きつけられる水の勢いは増し、取り込まれた空気が周囲に散らばります。実際のエアレーションの効果は項目[排出口から水面までの距離がある場合]の気泡を見てもらえれば一目瞭然。ミナミヌマエビも外掛けフィルターの近くから離れて快適に餌を食べています。エアレーション効果を発揮できていると言えるでしょう。

マスターパル ミニミニを改造してみた

外掛けフィルターの排出口を数cmカットしてみました。プラスチックカッターやアクリル用ノコギリを利用すれば簡単に加工することができます。水面から離すことで打ち込まれる水の勢いが増し、大気中の空気が取り込まれます。水の勢いは止まることが無いので打ち込まれた空気が上の水圧によって拡散されて周囲に気泡となって広がります。

改造後のミナミヌマエビの変化

外掛けフィルターの改造後、外掛けフィルターの下で固まっていたミナミヌマエビ達は周りに散らばっていきました。常にツマツマと足と口を動かして元気にコケを食べています。外掛けフィルターのエアレーション効果は場合によっては薄いことが判断できます。

外掛けフィルターは設置の仕方では酸欠になる

外掛けフィルターの排出口を水中へと浸けた状態では生体が酸欠になります。 弱い水流でも空気を取り込めるとの意見が見られますが小型水槽で実際に起こったことです。もちろん、生体の数が多ければその分空気の消費量も増すので、より一層空気を水中内へと溶け込ませる必要があります。外掛けフィルターの排出口を水中へと付けた状態で設置している方は酸欠の恐れがあることを覚えておきましょう。

スポンサードリンク