シンプルな仕掛けで釣りを楽しめる胴突き仕掛け。胴突き仕掛けは、足元にいる魚、また、水深深くにいる魚を手っ取り早く誘える仕掛けです。この仕掛けは至ってシンプル。おもりによって希望の水深へと餌を届けてそのタナにいる魚へとアプローチを行います。
今回、紹介するのは、胴突き仕掛けで釣れる魚達。もしも、胴突き仕掛けでの釣りを楽しもうかとお悩みの方は胴突き仕掛けで釣れる魚達を大まかに知った上で胴突き仕掛けにチャレンジするかどうかを決定してみてはいかがでしょうか。
もくじ
胴突き仕掛けとは?
胴突き仕掛けとは足元の魚を狙う仕掛けのこと。おもりを利用することで深めの水深へと素早く仕掛けを届けることができます。胴突きは海底を誘うための釣り方と捉えられることが多いものの、実際はそうではありません。おもりを利用することで足元の好きなタナの魚達へとアプローチすることができます。
胴突き仕掛けの装備、タックル、釣り方を解説!
胴突き仕掛けで釣れる魚達10選
胴突き仕掛けはおもりを利用して好きなタナへと素早く仕掛けを届けることができます。つまり、胴突き仕掛けでは根魚から青物、外道と呼ばれる魚達まで幅広く誘うことができます。その中でも胴突き仕掛けでよく釣れる魚達を厳選した上で紹介します。
カサゴ、ガシラ、アラカブ
胴突き仕掛けといえばカサゴ。深いタナを探索する胴突き仕掛けではカサゴは最も釣れる魚として親しまれています。単に餌を付けた仕掛けを落とし込むのではなく、胴突き仕掛けを軽く投げておもりの重さで海底に仕掛けを着底させ、そのままリールを巻いてみましょう。手元に仕掛けが戻るまでにカサゴは食い付いてくるでしょう。
メバル
胴突き仕掛けを夜釣りで利用する場合はカサゴに加えてメバルも釣りやすくなります。漁港の常夜灯の明かりを辿って海面が照らされているポイントに胴突き仕掛けを落としてみましょう。きっと、メバルが釣れますよ。
アイナメ
胴突き仕掛けで穴釣りを楽しまれる際にはアイナメも良く釣れます。胴突き仕掛けを大きめの穴へと落としてみましょう。アイナメがいれば直ぐに当たりが来るでしょう。ただし、小さめの穴に胴突き仕掛けを落とし込むと頻繁に根掛かりを起こします。直ぐにラインが切れてしまうので大きめの穴の中心部を目安に狙うようにしましょう。
カワハギ、ハゲ
胴突き仕掛けではカワハギも釣ることができます。ゴカイ、イソメを小さくカットしてエキスが潮に流れるようにします。また、カワハギを狙う場合はカットした虫餌を針が隠れるように付けるようにしましょう。カワハギには角と呼ばれる部位があります。警戒するとカワハギは角を立てて敵を追い払います。もちろん、人間にも角を立ててくるので怪我をしないように気を付けてください。
アジ
周りに回遊するアジがいる場合は胴突き仕掛けでアジのタナに合わせて誘ってみましょう。タナを合わせるだけで簡単にアジが釣れますよ。胴突き仕掛けのおもりを利用することで回遊するタイミングに合わせて素早くアジのタナへと合わすことができます。
クロダイ、チヌ
防波堤のキワにクロダイが泳いでいる姿を見たことはありませんか?そう、足元の魚を狙える胴突き仕掛けではクロダイも釣ることができます。刺し餌にオキアミを利用した胴突き仕掛けでは良い型のクロダイを。また、ゴカイやイソメ等の虫餌を利用した胴突き仕掛けでは小型サイズのクロダイを狙うことができます。
スズメダイ、おせん
スズメダイはスズメのように小さく姿が鯛に似ていることから名前が付けられました。このスズメダイは小さい割には骨が太く、食べづらいお魚です。料理には不向きで外道として扱われています。群れて行動する習性を持ったスズメダイは胴突き仕掛けの外道として知られています。
ゴンズイ
- 胸鰭
ゴンズイも胴突き仕掛けの外道として釣れるお魚。ゴンズイはグルグルと黒い塊となって団体で移動します。水面から見て黒い塊が見えたらゴンズイ。落とし込みでは良く釣れるお魚で一度釣れると何度も餌を食べてきます。各鰭に毒腺を含んでいるので釣れても手では触らない様にしましょう。
チャリコ
真鯛の幼魚であるチャリコも胴突き仕掛けで釣れるお魚です。真鯛の幼少期は沿岸部で過ごします。春になると漁港や堤防のキワにチャリコの姿が見えることも珍しくはありません。この時期には胴突き仕掛けで小鯛が良く掛かります。
ベラ
胴突き仕掛けでは良く釣れる魚です。上の画像はキュウセンと呼ばれるベラ。しかし、キュウセンだけに限らず、ササノハベラ等のベラ科の多くが胴突き仕掛けで釣ることができます。雨上がりや梅雨明けになるとわんさか釣れますよ。
ハオコゼ
- 腹鰭
- 尻鰭
沿岸付近に生活するハオコゼ。このハオコゼも胴突き仕掛けで掛かるお魚です。タンパク毒の中では強い毒を秘めているだけに取り扱いに注意が必要です。必ず、ハオコゼは素手で掴まずに道具を利用して掴むようにします。指定の部位には触らない様にしましょう。
クサフグ
言わずと知れたクサフグ。残念ながら胴突き仕掛けではクサフグを始めとした数多いフグが掛かります。釣れても食べてはいけません。体内にはテトロドトキシンと呼ばれる猛毒が含まれているので速やかに海へと帰してあげましょう。
専用の道具を使って安全に魚を掴もう!
釣れる魚は安全な魚だけとは限りません。釣りをしていると危険魚の姿を見かけることがあるでしょう。毒腺を含むハオコゼやゴンズイ、また、トゲのあるカワハギなどの危険なお魚を安全に掴むために専用の道具を揃えておきましょう。
ディノグリップ
胴突き仕掛けで足元の魚を釣ってみよう!
胴突き仕掛けの最大の魅力は近くのポイントの特定のタナを素早く探索できること。目的のタナへと素早くアクセスできるので目的のタナへと沈下する過程で途中の餌取りに餌が食べられる心配はありません。仕掛けもシンプルなので釣り初心者の方の方には優しい釣り方であるといえるでしょう。