サビキ釣りに飽きてきた。遠くのポイントへと仕掛けを届かせたい。このような願いとマッチする釣法があります。その仕掛けこそ、カゴ釣りです。本来、天秤やクッションゴムを仕掛けの中に組み込むことになるカゴ釣り仕掛けは少し仕掛けが複雑になりがち。
そこで、今回、紹介するのは、簡単なカゴ釣りの方法。このセッティングであれば荷物も大量に持っていく必要はありません。電車、徒歩、自転車で気軽に釣り場へ向かい、カゴ釣りにチャレンジすることができますよ。早速、紹介していきましょう。
もくじ
簡単なカゴ釣りを実行するには・・・
荷物を極力出さないためにクーラーボックスは持参しません。リュックサック、お魚を海の中に保存できるスカリ、保冷バッグをリュックサック内に収めます。ただし、竿はリュックサックに入り切らないので片手で運ぶことになるでしょう。
折りたためる釣り具を利用しよう!
折りたたむことができる釣り具の評価はイマイチ。折りたたみによる折りクセが取れないことや折りたたむことをコンセプトとしているために素材が薄く自立しないものが多かったり。ただ、折りたたむことを前提とした製品なので収納面に関してはバツグン!バックパックにもリュックサックにも難なく収めることができますよ。
リュックサックに入れる道具
- 水汲みバケツ
- 竿
- 救命胴衣
- コマセ
- リール
- カゴ釣りの仕掛け
- etc
筆者が持参したのはバックパックではなくリュックサック。そして、容量は30(L)と小型のリュックサックとなります。信じられますか?折りたたむことのできる釣り具を活用すれば、この小型のリュックサックに、そのほとんどを詰め込むことができます。これまで、荷物が多く億劫だった餌釣りが気軽に楽しむことができますよ。
カゴ釣りにチャレンジ!
カゴ釣りの準備が整ったらカゴ釣りにチャレンジしてみましょう。今回、使用する餌はオキアミではなくアミエビ。集魚効果が高く、素早く周囲へと拡散するアミエビを利用します。カゴに利用するのはクッションゴム付きのロケットカゴ。クッションゴムが予め付いているロケットカゴでセッティングに掛かる手間を省いてくれますよ。
カゴ釣りの仕掛けを組もう!
現地でカゴ釣りの仕掛けを組みましょう。カゴ釣りの仕掛けはシンプル!画像を参考にして仕掛けを組みましょう。おもりとウキは同じ号数をチョイス。クッションゴム付きでなくても通常のロケットカゴでも問題はありません。
水汲みバケツに水を入れる
アミエビやお魚を扱うので釣れたときや手が汚れたときに備えて海水を水汲みバケツで汲んでおきましょう。水汲みバケツは折りたたみ式でも水を汲みさえすれば自立します。ロープを使って海へと落ちないように汲んでくださいね。
水汲みバケツにアミエビを入れる
別の水汲みバケツにアミエビを入れます。このアミエビをスプーンですくってロケットカゴの中へと入れていきます。ロケットカゴの下カゴがアミエビでいっぱいになったら上カゴで下カゴを閉じるようにしてロケットカゴのエサ入れは完了です。
仕掛けを海中へと投げ入れてみよう!
見えるでしょうか。右下から黒い魚影が仕掛けへと向かって迫ってくる姿が。後は、混乱した魚達が針を餌と間違って食べるのを待つだけ。そんなに大量な荷物を持たなくてもリュックサックを活用すれば充実した餌釣りを楽しむことができますよ。
ウキが沈んだら上げてみよう!
ウキが海中へと沈んだら仕掛けを上げてみましょう。カゴ釣りの一連の流れは以上となります。後は、釣れたお魚を水汲みバケツに移し、カゴ釣りのカゴ(ロケットカゴ)にコマセを詰め込んで再度、海の中へと投入します。カゴ釣りを存分に体験しましょう。
クーラーボックスはどうするの?
釣り人の悩みのタネの一つがクーラーボックス。クーラーボックスは沢山の荷物を入れることができるものの、片手が必ず塞がってしまうという欠点を持っています。クーラーボックスを持ち歩きたくないという方は、スカリとクーラーバッグをおすすめします。釣れたお魚は折りたたみ式のスカリで海中内に活かしておき、お持ち帰りする際にはクーラーバッグの中に入れて持ち帰るという方法がベストだと感じます。釣れた魚を持ち帰る際にはコンビニやスーパーで氷を買い、クーラーバッグへと入れることをおすすめします。
フローティングスカリ
電車で遠くへ!カゴ釣りに出かけよう!
収納力の高いリュックサックと折りたたみ式の釣り具を用いれば気軽に釣りを楽しむことができます。もちろん、必要最低限の装備にはなってしまうものの、日帰りの釣行であれば満足した釣りを楽しむことができます。是非、カゴ釣りに興味をお持ちの方はリュックサックと折りたたみ式の道具を活用してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。