シイラの取り扱い方とは?その注意事項に注目!

第二のイルカとも呼ばれるシイラ。英訳するとドルフィンフィッシュと呼ばれるようにイルカのようにすばしっこさ、そして、軽快なジャンプをするブルーランナーと呼ばれるに相応しいお魚です。小ぶりのシイラでもその強い引きは中型のブリにも劣りません。

さて、このシイラの別名はマヒマヒと呼ばれ、ハワイでは一般的に召し上がられているモノ。シイラの身はコリコリとしたブリに近い食感。淡白な味覚を味わうことができます。ただし、シイラは珍しい細菌を持ったお魚でもあることをご存知でしょうか。

シイラを食べたことでの死亡事故も発生しているほど。そこで、シイラを食べる際に注意すべきことについて注目していきます。

そこで、レポ部では・・・
シイラの取り扱い方とは?その注意事項に注目!
をレポートします。

シイラとは?

シイラは大型の海水魚です。カラフルな体色、背中のヒレは本体後部まで一貫して続き、頭部から口元にかけてはほぼ直角。シイラの体は魚類の中でも特徴的で一目でシイラと判断することができるでしょう。大きいサイズになると1.5(m)を超える個体もいるほど。釣りではブルーランナーと呼ばれ、多くの釣り師の心を魅了しています。

シイラの取り扱いに注意が必要な理由【4項目】

シイラの取り扱いには注意が必要であることをご存知でしょうか。シイラの危険性は四つあり、その取り扱い方を怠ると体に害を及ぼします。シイラに関しては死傷者の報告も出ています。そこで、シイラを取り扱う危険性。その理由について注目していきましょう。

腸炎ビブリオ菌

腸炎ビブリオ菌は食中毒の一種。シイラを含める多くの海水魚は腸炎ビブリオ菌が付着しています。その症状にかかると数時間後に腹痛や激しい下痢に襲われます。真に恐ろしいのは感染速度と二次汚染による被害。腸炎ビブリオ菌は食中毒の中でも繁殖力の高い菌で夏場に発生しやすく、常温保存や少し冷やした海水に保存するだけでは菌の繁殖を止めることができません。そして、二次汚染による恐ろしさ。一緒に保管した魚には腸炎ビブリオ菌が付着。もちろん、菌が付着した魚を捌く際に同じまな板を使用した際は、そのまな板に菌が付着し、二次汚染の恐れも。徹底した管理が必要となります。

主な対処方法
  • 腸炎ビブリオ菌は加熱すると死滅する(よく加熱すること)
  • 真水でよく洗浄する(調理前に行うこと)
  • 専用のまな板を使用すること(二次汚染を防止)
  • 使用した調理器具はよく洗浄する(〃)

表皮粘液毒

シイラの体表はヌメヌメとした粘りがあります。これは、表皮粘液毒と呼ばれており、この毒素による中毒事例も報告されています。表皮粘液毒による症状は下痢や嘔吐。粘りが手に付いた状態で目を擦ることは絶対にしないでください。わたしが初めてシイラを捌いたときも粘りがしつこく出てきました。完全にヌメリが出なくなるまで真水でよく洗浄して作業に取り掛かるようにしてください。

主な対処方法
  • 真水で粘りが無くなるまで洗浄する(調理前に行うこと)

ヒスタミン中毒

シイラで一番に恐ろしいとすればヒスタミン中毒ではないでしょうか。ヒスタミン中毒はシイラに限らず、ブリ、カジキ、サバ、カツオ等の青物であれば発症する可能性の高い中毒。中でも、シイラはヒスタミン中毒での死亡事例が報告されています。症状は下痢、嘔吐、頭痛、じんましん。元々、気管支喘息などの持病をお持ちの方がヒスタミン中毒に掛かれば重篤化する可能性が高いようですね。徹底した温度管理が必要です。

主な対処方法
  • 常温を避けて冷蔵、冷凍庫に保存すること(ヒスタミンの生成を防ぐ)
  • ヒスタミンが生成される前に食べる(長く置いておかないこと)
  • ヒスタミンは加熱では分解しない(加熱処理で分解されない)
お魚を食文化とする日本。はるか昔からその食文化は受け継がれてきました。焼き物から揚げ物、生魚をそのまま頂くお刺身や酢飯と合わせた握り寿司まで。...

アニサキス

アニサキス症は食中毒の一つ。アニサキスは内蔵で育ち、寄生する生命体が死亡すると内蔵から這い出てきます。内蔵から這い出てきたアニサキスは身まで登ってくることも。アニサキス症にかかると腹痛、下痢、嘔吐を起こします。青物によく付く寄生虫でシイラの他にブリ、アジ、サバ、カジキ、いろんな青物に寄生します。

主な対処方法
  • よく噛むこと(アニサキスに傷を付ける)
  • お魚を冷凍する(-20度~で保存、死滅する期間は1、2日)
  • お魚を加熱する(60℃~、数分)

シイラを持って帰るときの注意事項は?

万が一、シイラが釣れてしまった場合、そして、そのシイラをお持ち帰りする際には徹底した管理が必要です。そこで、シイラを持って帰る際の管理方法について注目していきましょう。シイラをお持ち帰りする際の参考になれば幸いです。

他のお魚と一緒に保管しないこと

腸炎ビブリオ菌による二次汚染を防ぐためにシイラと他のお魚は一緒に保存してはいけません。別々に保存することで腸炎ビブリオ菌の付着を防ぐことができます。夏場、釣ることができるシイラ。氷水をクーラーボックスに入れていたとしても氷は溶けてしまうもの。溶けてしまうと温度が上昇し、腸炎ビブリオ菌が繁殖してしまうことでしょう。

氷水に冷やすこと

腸炎ビブリオ菌は水温4度以下で増殖を防ぐことができます。やはり、鮮度が一番。ヒスタミン中毒も鮮度を保ち、低温管理を徹底することでヒスタミンの生成を防ぐので一石二鳥といったところでしょうか。氷水での管理は絶対に必要ですね。

シイラを調理するときの注意事項は?

腸炎ビブリオ菌や表皮粘液毒。大丈夫だろうと油断しているアナタ。細菌を含んだシイラによる被害もあることは紛れもない事実。そこで、シイラを調理する際の注意事項について注目していきます。くれぐれも、シイラを調理する際は自己責任でお願いします。

シイラを真水でよく洗う

シイラの調理をする前にはシイラの皮膚に付いた腸炎ビブリオ菌や表皮粘液毒を真水でよく洗い流します。シイラは表皮に粘りがあるのでその粘りが出なくなるまで洗い続けると良いでしょう。(ウロコを取った後の方が作業がしやすいかもしれません。)

シイラ専用の調理器具を用意すること

新聞紙の上からシイラを捌くという方法もあるものの、シイラ専用の調理器具を確保しておくと何かと便利です。最終的にはシイラに関連した調理器具は全て洗わなければいけません。シイラの下ごしらえを終え、洗浄が済み次第、他の作業へと取り掛かりましょう。

調理器具はよく洗浄する

シイラの下ごしらえが済み次第、シイラの下ごしらえに使用した、まな板、包丁、食器などの調理器具の全てをよく洗浄します。洗浄する際は洗剤を活用。決して、流水だけで洗い終えてはいけません。完璧に洗浄をしましょう。

シイラの捌き方とは?

シイラの捌き方を紹介した動画です。丁寧な編集、解説でシイラを捌かれています。三枚卸しまで紹介してくれているので、シイラの刺し身はもちろん、フライや唐揚げとしても活用できそうです。シイラを調理する方にはタメになる動画ではないでしょうか。

シイラ ぬいぐるみ

【あのゲームフィッシュがぬいぐるみになった!】 キャビンクリッターズ - 「シイラ」

ぬいぐるみ
キャビンクリッターズ シイラ

タイプ:ぬいぐるみ
サイズ:44 x 11 x 10(cm)
対象年齢:3歳以上

もこもこ、ふわふわ。あのキャビンクリッターズのぬいぐるみ。アカエイやラージマウスバス、いろんな魚たちのぬいぐるみを抱ける。シイラもそのキャビンクリッターズのぬいぐるみの一つとして登場しています。抱いてみたい・・・。

シイラの刺し身はおいしいの?

わたしがシイラの刺し身を食べた感想はコリコリとした食感。ハマチに似た食感を感じました。ただ、脂は乗っていたものの、あまり美味しいとは思いませんでした。シイラの取り扱いに関しては「気にしすぎだ!」と思われる方もいます。ただ、死亡事故も発生していることは紛れもない事実なので用心するに越したことはないと思いますよ。

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