アオリイカの季節が近付くにつれ、ますます、注目を集めているエギングカテゴリー。エギングに関する製品は数多く登場しているだけにエギング人気の高さが伺えます。各メーカーがエギングを分野として捉えたシリーズを産出しています。
シマノのエギング専用カテゴリーと言えばセフィアシリーズ。そのエギングカテゴリーの一つのスピニングリール「セフィア BB」の2013モデルがリニューアルされて2018年の新しいバージョンへと生まれ変わります。
エギング初心者~中級者の方にオススメする今製品。取っつきやすい価格も魅力的です。今回は、シマノから新しく登場する「18 セフィアBB」について注目していきます。
18 セフィアBBとは?
シマノのエギングカテゴリー「セフィア」はアオリイカをターゲットとした分野。2013年に次いた2018年モデルとして新たに登場したのはアオリイカを狙うためのシマノの技術が集約したスピニングリール。初心者~中級者の方にぴったりな「18 セフィアBB」です。
18 セフィアBBの魅力とは?
2018年モデルとして登場する「18 セフィアBB」が注目を集めています。2013年の「13 セフィアBB」で話題となったのは軽量化。マグナムライトローターや高強度樹脂ボディと2013年のセフィアBBはエギングで必要なシャクリ操作の軽さが強みでした。
新しく登場する「18 セフィアBB」には新しく “HAGANE ギア” が採用されています。これはミクロン単位の精度でギアを仕上げる技術。簡単にいうと、ギアが摩耗される際に消耗が少なくスムーズに回転する状態が長く続くということ。
ドライブギアの耐久性の向上やスムーズな巻き心地を手にしています。更には、シマノの撥水&防水技術 “コアプロテクト” も新しく採用。外部から内部への海水の侵入を防ぎ、長期の間、継続させて使用することができるようになりました。
続けて、重心を手元寄りにすることで操作感の向上をもたらす “Gフリーボディ” や、掛かったときのやり取り中にもドラグ調整がしやすい “大型のドラグノブ” が採用されています。至れり尽くせりとはこのことですね。
ただ、2013年の注目であったマグナムライトローターは無くなっています。2013年までのセフィアBBはクイックレスポンスシリーズに位置付けられていたものの、2018年モデルはコアソリッドシリーズに位置付けられています。
シマノにはヴァンキッシュを頂点としたクイックレスポンスシリーズとステラを頂点にしたコアソリッドシリーズの二種類が存在していることはご存知かと思います。
クイックレスポンスは巻出しの軽さやリーリング感度を重視したシリーズ。反対にコアソリッドシリーズは高剛性ローターによるしっとりとした質感のある回転を軸としています。生まれ変わった「18 セフィアBB」は後者を軸に設計されています。
ただ、これは好き嫌いが分かれるので一概にどちらが悪いとはいえません。
さて、気になるのは軽さ。マグナムライトローターが採用されていないので軽量化は成されていないのかと思ってしまいますが実はそうではないようです。2013年のバージョンと2018年のセフィアBBの両者のスペックを比較すると、
13 セフィアBB | ||
型番 | 重さ(g) | ハンドル長(cm) |
C3000S | 245 | 50 |
C3000HGS | 245 | 55 |
C3000SDH | 255 | 45 |
C3000HGSDH | 255 | 45 |
18 セフィアBB | ||
型番 | 重さ(g) | ハンドル長(cm) |
C3000S | 235 | 55 |
C3000SHG | 235 | 55 |
C3000SDH | 250 | 45 |
C3000SDHHG | 250 | 45 |
なんと、2013年モデルよりも2018モデルの方が軽量化されています。シングルハンドルでは10グラム、ダブルハンドルでは5グラムの軽量化に成功しています。そして、2018年モデルにはGフリーボディが採用されているので体感できる軽さそのものは変化すると思っています。
ちなみに、型番の前に付いた[C]はコンパクトスプール。型番の後部に付いた[HG]はハイギアタイプ。同じく、後部に付いた[DH]はダブルハンドル。同じく、後部に付いた[S]はシャロースプールを表しています。
気になる価格帯は2013年のセフィアBBと同じ。ただ、店頭価格は不明です。予約の受付を開始するショップも多く存在するのでいち早く欲しい方はチェックすると良いかもしれません。
登場予定日
2018年08月(予定)
勿論、ダブルハンドルも!
エギング専用リール「18 セフィアBB」にはダブルハンドル仕様もラインナップ。エギングと言えばダブルハンドル。ダブルハンドルにするとシングルハンドルに比べ、素早くハンドルに手を添えることができるようになりますよ!
初心者の方から少し慣れてきた方にぴったり!
コアプロテクトやGフリーボディ、ギア性能の向上や大型のドラグノブ採用と使いやすさや耐久面が従来の「13 セフィアBB」を遥かに凌駕した設計。コスト面に関してもビギナーの取っ付きやすい価格帯に設定されています。エギング入門者の方はステップアップとしてハイエンドモデルの「18 セフィアBB」の使用を検討してみてはいかがでしょうか。