無類のジギング好きならば「鯛ジギング」に一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか。鯛ジギングの魅力は何と言っても強烈な引きの真鯛とやり合えることと言いたいところですが筆者はジグで真鯛を食わすことにあると思います。
その “食わす” ためにアピール要素は絶対。よく動くジグであれば広い範囲の真鯛に見せることができます。ジャッカルから登場した新しい鯛ジギング用の「ビンビンメタル TG」はよく動くメタルジグとして設計されています。
更には真鯛のベイトでもあるカタクチイワシのように小さいサイズで設計されているので、ベイトに似た形と動きを持って真鯛にアピールすることができます。今回は、新しく登場するジャッカルの「ビンビンメタル TG」について紹介していきましょう。
ビンビンメタル TG
ジャッカルから新しく登場したのは鯛ジギング専用のメタルジグ。鯛ジギングとはオフショアから真鯛をジグを駆使して釣り上げる釣法です。鯛ジギングはマダイジギングとも呼ばれ、真鯛の強い引きを利用したゲーム性を意識したもの。
鯛ジギングはジグ系を使用するので本命の真鯛の他に根魚や青物など様々な魚を釣り上げることができます。釣れる魚が幅広いのも鯛ジギングの楽しみだと言えるでしょう。
さて、各メーカーから数多い鯛ジギング用のジグが登場している訳ですが、ジャッカルから新しく登場した「ビンビンメタル TG」は鉛を使用せずにタングステンが使用されています。
タングステンは鉛より比重の高い素材。つまり、鉛のみで設計されたメタルジグのサイズより小さく設計することができます。新しく登場した「ビンビンメタル TG」の大きさは40グラムで55ミリと片手に収まる大きさ。非常にコンパクトに設計されていることがわかります。
そして、注目していただきたいのはラインアイの部分。この「ビンビンメタル TG」はラインアイが露出していません。つまり、ラインやフックを接続するラインアイもボディと一体化しているのでより小型に見えるわけです。かなり考えられて作られているように思います。
真鯛のベイトといえばアミ類やエビなど甲殻類。カタクチイワシやウルメイワシ、イカナゴ等の小魚も好んで捕食します。小魚を演出するにはサイズ感が大切。ジャッカルの「ビンビンメタル TG」は大きいジグで食いの悪いときに真価を発揮するでしょう。
尚、パッケージは「ビンビンメタル TG」単体のラインナップだけでなく、リア・フロントの交換用のフックやカスタム用フックも登場しています。フロントのアシストフックは標準で付いてくるようなので交換用・スペアとして欲しい方は揃えておくと良いかもしれません。
注意すべきはリア部分。後部のアシストフックは標準で付いてきません。つまり、フッキング率を高めたいならばリアのカスタム用フックを手に入れなければなりません。その点だけは予め知っておきましょう。
スペック / 特徴
タイプ | サイズ(mm) | 重さ(g) |
タングステンジグ | 40 | 55 |
〃 | 60 | 64 |
〃 | 80 | 71 |
〃 | 100 | 76 |
〃 | 120 | 81 |
登場予定日
2018年06月(予定)
アクション動画
ただ巻きでは尻尾をフリフリと小刻みにアクション。フォールはヒラヒラとした枯れ葉が舞い落ちるようなアクション。全体的に小刻みによく動いているのが分かります。
田中亜衣氏による鯛ジギングの実釣解説
陸っぱりからでも使えそう!
素材にタングステンが用いられた今製品。ジャンルは鯛ジギング専用と記載されているものの、この小ささと重さを利用すれば、陸っぱりからのジギングで真価を発揮するかもしれません。40グラムでも60グラムでも鉛素材でできたメタルジグのサイズは大きくなってしまうものです。タングステンジグ、且つ、ラインアイがボディと一体化したスマートなタングステンジグ「ビンビンメタル TG」を使用すれば可能性が広がるかもしれません。