照り焼きや味噌漬け、粕漬けの定番といえばサワラ。切り身の代表的な存在として知られるサワラは釣りのターゲットとしても愛され続けています。そんなサワラはサイズ毎に呼び名が変わる出世魚であることをご存知でしょうか。
ショアジギングや泳がせ釣りのターゲットとして人気のサワラ。今回、紹介するのは、出世魚であるサワラの呼び方とサイズの基準です。サワラが釣れた場合はサイズ毎に呼び分けてサワラのウンチクを友人に自慢してみてはいかがでしょうか。
サワラとは
サワラの見分け方は簡単。太い胴体、且つ、細長い体付きをしており、背中に多数の斑点列が並んでいます。サバの仲間で青物の一種。春、夏には産卵のために接岸し、様々な海域へと侵入してきます。
サイズ毎の呼び方
餌釣りでは泳がせ釣り。ルアーゲームではショアジギング等、様々な釣法の親しみやすいターゲットとして人気のあるサワラ。釣りに精通した方ならばご存知のはず。サワラは出世魚です。出世魚とはサイズ毎に呼び名が変わる魚種のこと。サワラの他にブリやスズキ、ボラ等、様々な魚種が成長過程で変化する名前を持っています。
これから紹介するのはサワラのサイズ毎の名前の呼び分け基準です。
サワラは大きく分けて3つのサイズの範囲に分かれます。
- サゴシ・サゴチ(40~50cm)
- ナギ(50~60cm)
- サワラ(60cm~)
筆者が釣ったことのあるサワラの最大サイズは48(cm)。つまり、その場合はサワラではなく、サゴシということになります。「サワラ!サワラ!」と自慢していたのが恥ずかしいですね。サゴシやナギクラスは餌釣りのターゲットとしてだけでなく、ルアーゲームのターゲットとしても人気を集めています。
魚の形をした鉛の塊を遠投し、青物を狙う釣法「ショアジギング」や「ライトショアジギング」がそれに当たります。サゴシは立派な青物。サゴシやナギ以外にも様々な青物が掛かってくれるので青物の強い引きを体験してみたい方にはぴったりな釣り方だと思います。サゴシやサワラを釣ってみたいと思われる方はショアジギングやライトショアジギングから気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。
サワラと言えば粕漬け!
サワラと言えば粕漬け。酒粕とサワラの切り身を合わせて焼いた食べ物でこれが凄く美味しいんです。もちろん、アルコールは焼くことで飛び、酒粕の甘みだけが旨味として切り身に残ります。作り方も簡単なので試してみてくださいね!
サワラは刺身でも食べれます!
料理が面倒な方はお刺身で美味しく頂きましょう。ただ、サワラには寄生虫であるアニサキスが存在する個体もあります。少しリスクはあるものの、サワラの刺身はマグロのトロのような舌の上で溶けるような食感を味わうことができます。
まとめ
いかがでしょうか。
今回、紹介したのは、釣りのターゲットとしてお馴染みのサワラのサイズ毎の呼び方です。夏に釣れたサワラは野菜を添えてサッパリとした味付けに。冬に釣れたサワラは照り焼きや味噌漬け、粕漬け、どのような調理法でも美味しく頂けます。
記事を書いているだけでヨダレが止まりません。是非、サワラが釣れた際にはサワラの季節毎の味覚を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。