バルサ材を使ったシンキング系ルアーの作成方法!石粉粘土で隙間を埋める!

バルサ材を使ったシンキング系ルアーの作成方法!石粉粘土で隙間を埋める!

バルサ材は浮力が高い木材の一つ。ルアーのハンドメイドにおけるバルサ材の位置はトップウォーター系として知られています。ただ、当たり前の話ですが、浮力の高いバルサ材でも浮力に負けない重さを入れ込めばシンキング系のルアーを作成することが可能となります。

ただ、バルサ材の比重(0.1g/cm3)は木材の中でも最高に位置する浮力。型に埋まるほどの錘(おもり)を追加したとしても浮上してしまいます。ならば、錘(おもり)で埋めた場所の外。すなわち、本体のあらゆる隙間に重しとなる何かを入れれば良いのではないでしょうか。

ハンドメイドや工芸の材料として使われる石粉粘土。今回は、この石粉粘土を重しとしてバルサ材(模型)内の隙間へと埋め込みます。水より大きい密度を持つ石粉粘土。バルサ材の数倍の比重を持つ錘(おもり)。この両方の重さを持って沈下系のルアーを作成に挑戦してみます。

そこで、レポ部では・・・
バルサ材を使ったシンキング系ルアーの作成方法!石粉粘土で隙間を埋める!
をレポートしたいと思う。

用意する物

手作りのルアーの模型は必須。詳細は次項目にて解説しています。石粉粘土が無ければ紙粘土でも構いません。ただ、パッケージに軽い粘土と書かれている物は選択しないようにしてください。明らかに重さに違いがあるので簡単に判断できると思います。100円均一ショップに殆どの材料が置かれています。必要となる道具は以下の通りです。

 揃えるもの
  • 手作りしたルアーの模型(詳細:次項目参照)
  • 鉛筆
  • 彫刻刀
  • ステンレス線
  • ラジオペンチ(ステンレス線をアイ型に加工する道具)
  • 割ビシ(中通しおもりでも可能)
  • 石粉粘土 or 紙粘土(軽い紙粘土はNG!)
  • 瞬間接着剤
  • 木工用パテ
  • サンドペーパー(600番~1000番)
  • コーティング剤(水性ウレタンニスを使用しています。)

ステンレス線を埋め込む前の模型を用意する

ルアーの模型を用意します。この模型を作成するには「バルサ材でルアーを自作!初心者でも簡単に木製のルアーを作成する方法!」の内容に従って作成する必要があります。以下のリンクを参考にしてルアーの模型を作成してください。

この模型を作るには?

ハンドメイドや工作での木材として使いやすいバルサ材。このバルサ材を使用することで初心者でも簡単に本格的なルアーを作ることができることはご存知で...

※:2ページ目の「両面テープを剥がす」までの工程。

両面テープを剥がして分離させる

両面テープを剥がして一つの模型から二つの模型へと分離させます。

分離させるときには力加減に気をつけてください。無理をするとバルサ材が割れてしまいます。

彫刻する場所の下書きをする

彫刻刀で彫る場所を鉛筆を使用して下書きをします。ステンレス線を通す道(各アイの付け根)も忘れずに書いてください。

分離させた二つの模型の両方に下書きしてください。

下書きした場所を彫る

彫刻刀を使用して枠線の中を彫ります。ステンレス線を通す道(各アイの付け根)も丁寧に彫り進めてください。

バルサ材は加工に向いている反面、強度がありません。初心者の方が彫刻刀で掘り進めると割れやヒビが発生します。ただ、安心してください。瞬間接着剤を使用すれば割れに対処でき、木工用パテを使用すれば穴空きなどのトラブルに対処することができます。特に木工用パテはあると便利なので強くオススメします。

ラインアイを作成する【軸に錘を装着】

ステンレス線で軸となるラインアイを作成し、その間に「割ビシ」を装着します。

割ビシが無い場合には中通しおもりでも代用可能です。ただ、その場合はラインアイの作成途中で中通しおもりを入れ込むことになります。

石粉粘土を模型へと入れ込む

石粉粘土を片面の模型へと入れ込みます。

石粉粘土が見当たらない場合は?

石粉粘土が見当たらない場合は紙粘土でも構いません。ただし、重さのある紙粘土を選択してください。紙粘土には多くの種類が存在しています。中には「軽い紙粘土」という物も存在しているので紙粘土を選択する際には注意が必要です。

ステンレス線(軸)を押し込む

ステンレス線(軸)を紙粘土の入った片面の模型へと押し込みます。

残った片面(模型)に石粉粘土を入れ込む

同じように残った片面の模型にも石粉粘土を入れ込みます。

双方の模型同士を押し付ける

模型同士をギュッと押し付けてください。

力を加えると余分な石粉粘土が押し退けられて二つの模型の間(接触するところ)に隙間ができると思います。その隙間は押し退けられた石粉粘土によってできた隙間なので余計な石粉粘土を取り除きます。(次項目参照)

模型同士の隙間にできた余分な石粉粘土を除去する

一旦、模型を分離させます。すると、押し退けられた石粉粘土が図のように広がっていると思います。このままでは、二つの模型の間に隙間ができてしまうので、赤枠と青枠の間の余計な石粉粘土をカッターや彫刻刀を使用して除去します。

合体、分離を繰り返して隙間に出てきた余計な石粉粘土を丁寧に除去してください。除去すると以下のような状態となります。

除去すると・・・

くっきりと彫った形に石粉粘土が形成されました。一度、合体させてみて、まだ隙間ができるようでしたら、石粉粘土の表面を削ってください。

合体、解除を繰り返して完璧に隙間が無くなるのを確認します。

瞬間接着剤でくっ付ける

瞬間接着剤を使用して両面をくっ付けます。

木工用パテで穴を埋める

各アイの入り口にできた穴を「木工用パテ」を使用して埋め込みます。入り口のアイ部位の他に補修するべき穴が存在している際もパテを利用して埋め込みます。

石粉粘土や紙粘土は水に弱い性質。模型に穴が空いた状態で使用すると水が入ってしまいます。材質によっては白い液体が隙間から流れ出すこととなるので隙間は必ず埋めることにしてください。

サンドペーパーで全体を擦る

模型の全体をサンドペーパーで擦ります。

細かいサンドペーパーを使用すると表面が滑らかに仕上がります。荒いサイドペーパーだと削りすぎて彫った内部に到達する可能性があります。600番~1000番のサンドペーパーが適正のように思います。

次の作業を行う前に・・・

次の項目ではコーティング作業について解説しています。コーティング作業を行うことで木材自体の上に薄い膜ができ、ハンドメイドのルアーの強度が増すことになります。最終の完成工程となりますが、その前にルアー自体にイニシャルを描いてみませんか?

イニシャルの表記をルアーに描くだけでオリジナル力が向上します。ハンドメイドのルアーに作成者の痕跡を残したい方は以下のリンクの内容に従って作成してください。

このままでいい。と思われた方は次の項目へと移行してください。

イニシャルをデザインする方法【ハンダゴテ】

ハンドメイドのルアーを作成したとき作成者の痕跡を残したい場合に何を残したいと思いますか?名前だと少し恥ずかしいし、ニックネームだと自我性に欠け...

全体をコーティングすると・・・

全体を何度かコーティングすると艶(ツヤ)が出ると同時に衝撃による負荷を和らげることができます。

バルサ材自体が軟質寄りの木材。ミスキャストなどの強い衝撃にはコーティングを施したとしても傷が付いてしまいます。海底が砂場の場合にはフォールするスピードによって負荷が変化します。

まとめ

お疲れ様でした。

今回、紹介したのは、バルサ材を用いたシンキング系ルアーの作成方法です。

バルサ材の比重は0.1g/cm3。すなわち、水より軽い性質なので沈下系のルアーを作成するのには不向きと言われています。ただ、加工のしやすい材木なので、できれば簡単に加工できるバルサ材を用いてルアーを作ってみたいですよね。

紫檀や黒檀などの比重が高い木材を使用しても良いのですが家庭用のカッターでは絶対に切ることができません。何より、コスト(材料費)が高くなってしまいます。

できれば、バルサ材でシンキング系のルアーを作りたい。このようなお悩みをお持ちの方はベースにバルサ材を用いつつ、錘(おもり)と石粉粘土の両方を内部に入れ込んで重さを調整したハンドメイドルアー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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