2017年09月下旬に、釣りメーカー「ジャクソン」から、バックスライド機構を搭載したライトソルトゲーム用ワームが登場した。
- タイニースクイッド(Tiny Squid)
重心を片方へと傾けることで奥へのフォールを可能とするバックスライド。より奥へとフォールさせることにより、少し奥にある届かないポイントやシビアなポイント(ストラクチャーや藻の隙間)へと届かせることができる。ネイルシンカーポケットが本体に付いているのでバックスライドのスピードを調整したいときには便利。バックスライド機構搭載のタイニースクイッドを使用して遠くに潜むメバルを釣り上げてみてはいかがだろうか。
タイニースクイッド
ジャクソンから登場した「タイニースクイッド」は名前の通り、小さなイカをイミテートとしたメバル用のソルトワーム。ライトソルト用ワームとなる「ピピリング」と時期を同じくして登場した製品だ。
タイニースクイッドの最大の特徴はバックスライドを行うマイクロワームであること。近年ではバスフィッシングで多く利用されているバックスライド。重心が後方にあるのでキャスト後にフォールする際にアングラーから離れていく方向に泳いでいく。すなわち、カバーやウィード等のシビアなポイントを垂直方向で攻略するのではなく、奥へ奥へと進む推進力を持って手の届かないポイントを隈なく探索できるということ。
公式サイトのバックスライド性能を引き出すお勧めセッティングの記載によると、
- フロロライン直結!
- タングステンネイルシンカー 0.9~1.3(g)
- 全長23mmのマイクロオフセットフック(ワイドケーブ)
タイニースクイッド | Jackson
このように記載されていた。タイニースクイッド(本体)にはネイルシンカーを挿入できるポケットが搭載されている。ネイルシンカーをポケットに入れることでバックスライドを行うときのフォールスピードが変化するのでネイルシンカーの重さを調節するだけでシチュエーションの幅を利かせることが可能。
フロロラインを直結する理由はギアステーション(第562回)の動画の中で語られている。フロロカーボンラインは数あるラインの中でも比重が重くラインの沈みが早い。仮にPEラインだとラインの軽さが邪魔をしてしまい適切なバックスライドを起こせなくなるからだ。
ギアステーション(第562回)ではジャッカルの最新製品が紹介されている。タイニースクイッドも詳しく紹介されているので気になった方はチェックをしておこう。
スペック / 特長
釣法 | サイズ(inch) | 本数 |
ライトソルトゲーム | 1.8 | 6 |
This is Tiny Squid
タイニースクイッドのココをチェック!
分かりにくい方のために、今一度、この製品の特長や機能をおさらいしておこう。
- 小さなイカをイミテート(クリアカラーが豊富)
- バックスライド機構搭載(痒いところへ手が届く)
- ネイルシンカーポケット搭載(ボディ部位)
- スライドするスピードが変化(ネイルシンカーの重さを調整)
- 推奨するネイルシンカーの重さ(0.9[g]~1.3[g])
カラーバリエーションは全10種類。小さなイカをイミテートしたということでクリア系の配色が多く用意されているように思える。注目したい配色は「OKI 怒ったイカ」。イカは怒ると黒に近い色で捕食者を威嚇する。イカの存在をアピールしたい際にはこのような威嚇色を使用してみるのも良いかもしれない。クリア色と共に適切に使い分けてメバルを攻略しよう。
まとめ
今回、紹介したのは、2017年09月下旬に登場したジャクソンの製品だ。
- タイニースクイッド(Tiny Squid)
バスフィッシング(淡水)でしか無いと思われたバックスライド機能が搭載されたワームがライトソルトゲーム(海水)に遂に登場。是非、痒いところに手が届く便利なバックスライド機構が搭載されたタイニースクイッドを使用してカバーやウィード等のシビアなポイントに潜むメバルを隈なく探索してみてはいかがだろうか。