2017年09月に、TIEMCO(ティムコ)から、バス用の新しいメタル系ルアーが登場する。
- スライドバイブ
複数のハードルアーの動きやアクションを持ち合わせた今製品。アピール面に関してはメタルバイブのような強波動。リトリーブによるアクション性に関してはチャターベイト(ブレード)のような動きを再現する。フックとボディの位置関係も追及した作りとなっており、根掛かりやラインがルアーに絡むといったトラブルが起きにくいような各パーツ構成となっている。自動的に誘えるアクション性とフックの位置関係によるトラブルレス性を考慮した上で判断するとバス釣り初心者の方でも気兼ねなく扱うことができそうだ。
スライドバイブ
ティムコから登場した “スライドバイブ” は不規則なスライディングと強波動、フラッシングアピール力を持ってバスを誘うメタル系ルアー。頭部に適度の厚みがあり、中部から後部までに掛けてが極端に薄い鉄板系バイブレーションと似たような独特な形状となっている。
公式サイトによると、
アクションをつけると、まるでメタルバイブのような強波動を生みながらスライドフォール! ただ巻きでは、チャターベイトのブレードのように動きます。
スライドバイブ | ティクト
このように記載されている。トゥイッチなどのリールを巻きながら竿先を跳ねさせるようなアクションではバイブレーションのようなスライドフォールを繰り返してアピールを行ってくれる。そして、メタルバイブレーションのように適度な重さを持っており、速いスピードでボトムを取ることができる。何より、ただ巻きだけでチャターベイトのような動作を再現してくれるオートアクションを持ち合わせるルアー。複雑なアクションを強く意識せずとも、様々なリトリーブ速度を駆使することで簡単にバス達へとアピールをしてくれるので初心者の方でも気軽に使用することができそうだ。
メタルバイブレーションの多くが頭部から腹部(中位)までが膨らみを持った形状に対し、スライドバイブは頭部だけが膨らみを持っている。本体を上から見ると判断しやすい。頭部とボディの太さがくっきりと分けられている。このスタンス(前方バランス)によってフォール時には頭を下にした状態で素早くフォール。遊泳時のアクションがチャターベイトのように動作を行ってくれる。
公式サイトの内容でもメタルバイブレーションという位置付けではなく、あくまで新しいコンセプトのメタル系ルアーとして登場している。不規則なスライディングや強波動、フラッシングといった3つの要素を1つのルアーに詰め込んだ新発想メタル系ルアーの登場だ。
スペック / 特長
ターゲット | サイズ(mm) | 重さ(g) |
バス | 55 | 10 |
スライドバイブのアクション動画
フォール速度が速いからかアクションを加えると凄くキビキビとした動きに見える。頭を下にして動く基本アクション(ただ巻き)時の動作は本当にチャターベイトのブレードのような動作にそっくりだ。
チェックしておきたいポイント!
分かりにくい方のために、今一度、この製品の特長や機能をおさらいしておこう。
- 3つの要素を1つのルアーに融合(スライドバイブ)
- 不規則なスライディング
- 強波動
- フラッシング
- 水深まで一気にフォール(フロントバランス)
- アクションを加えると(メタルバイブのようなスライドフォール)
- ただ巻き(チャターベイトのブレードの動作)
- フックとラインが絡むトラブルを減少(エビ絡みの減少)
- 根掛かりが減少(バラシが少ないベストな位置)
メタルバイブレーションの多くのフックアイが本体(下)に付いていることが多い中、今製品のフックアイはボディ中部に設置されている。ボディ中部に設けられた2つの穴にスナップを装着し、スナップを介してトレブルフックを設置できるようになっており、スナップの先端にはトレブルフックを。スナップの後部にラインを結ぶように設定する。この特殊な設定がフックとラインが絡むトラブルを減少。そして、根掛かり自体の減少に貢献する。常にトラブルとは隣り合わせとなるアングラー。出来る限り、トラブルレスを考慮したルアーを使用して釣行に挑みたいところ。
まとめ
今回、紹介したのは、2017年09月に登場したTIEMCO(ティムコ)の製品だ。
- スライドバイブ
不規則なスライディングと強波動、フラッシングと3つの要素を詰め込んだ今製品。複数のハードルアーの動きやアクション性を再現してくれるメタル系ルアーだ。アクション性だけでなく、ライントラブルを減少したフックの位置関係。まさに、新コンセプトルアーという位置付けが相応しい。是非、これから到来するバスシーズンに合わせてスライドバイブを使用し、キビキビとしたアクションでバスを誘い上げてみてはいかがだろうか。