近年、増加の傾向にある釣りを目的としたバイクツーリング。オートバイを利用すれば、風を切りつつ、優雅に広がる景色を満喫しながらアウトドアを楽しむことができる。
小回りが利く特性を生かしつつ、車体の広くて入れない小道等(車道)を難なく通過できるオートバイ。ただ、車とは違って容量を積むことはできない。すなわち、致命的な欠点として挙げられるのは「収納スペース」である。
今回は、収納スペースを別途に確保できるバイクグッズと、バイクツーリングに持っておきたい釣りグッズの数々について注目することにした。
もくじ
カバンに入れる?!「パックロッド」
たまに、バイクの側面にロッドホルダーを取り付け、むき出しのままロッドを装着し、走行するバイクを見かけることがある。ただ、後ろの車にとっては細いロッドは認識しづらく、継数2本のロッド長(Ft)によっては、思わぬ事故に繋がってしまう可能性も否定できない。
継数の多い「パックロッド」を使用すれば、リュックサックに簡単に仕舞うことができ、釣り場に着き次第、繋ぎ合わせるだけで、気軽に釣りを行うことができる。
パックロッドとは、Pack(運びやすいようにコンパクトにした)Rod(竿)のことを言い、継数を組み合わせて仕上げる、または、振り出し竿のように延長させる竿(ロッド)のことを表す。
バイクの操作を煩わせてはいけない。すなわち、バイク操作が不安定だということは事故に繋がる可能性も出てくる。そういった面では、お気に入りのロッドを持っていくよりか、収納性に長けた「パックロッド」を選択する方が良い。
This is Pack rod
クーラーバッグを入れる?「リアボックス」
リアボックスのサイズに合うならばクーラーボックスを入れても良い。ただ、クーラーバッグの方が使いやすいか。バイクに「リアボックス」を装着するならば、別途、キャリア(荷台)を購入しなければならない。すなわち、リアボックスとキャリアは一心同体と考えて貰って結構だ。(元々キャリアが付いているバイクを除く)
クーラーボックスをそのままリアボックスに入れると却って嵩(かさ)を取ることとなり、他の収納スペースを占拠することになる。対して、適度な柔軟性を持つクーラーバッグならば収納スペースを取らずに折り畳むことができる。
意識しておきたいことは、リュックサックとオプション(サイドバッグ)等の接触の有無である。キャリアが本体寄りならば、当然、リュックサックと干渉し、危険な体制で運転をすることになる。干渉を避けるために、キャリアとリュックサックのサイズは、事前にチェックすることを頭に入れておいて欲しい。
リアボックスには、下に奥行きがある製品と、上下に余裕あるスペースを持つ製品、主に2種類が存在する。自分のバイクに合ったキャリアを選択し、リアボックスを取り付け、クーラーバッグ・仕掛け、様々な釣りグッズを収納してみてはいかがだろうか。
This is Rear box
サイドに収納エリアを設ける!「サイドケース」
バイク(本体)のサイドに取り付けることができる「サイドケース」や「サイドバッグ」は、仕掛け、水筒、餌(エサ)等、小さな釣りグッズを収納するのに便利だ。
もちろん、適当に選ぶのではなく、自分のバイクに合ったサイドバッグを選択することが大前提。リアボックスを取り付けているのならば、製品の仕様および適合、リアボックスと接触の有無を十分に調べた上で選択することが大切となる。
サイドケース&サイドバッグを取り付けることができれば、バイクツーリングをもっと楽しむことができ、万全に近い状態で釣りを行うことが可能。すなわち、一つの竿(ロッド)で、あらゆる釣法を実践することができるかもしれない。
This is Side Case Set
取りあえず詰めとけ!「リュックサック」
リュックサックには、釣りの要となる竿(ロッド)とリールを入れることになる。すなわち、竿(ロッド)の長さに見合ったリュックサックを選択する必要がある。そして、リアボックスと座る位置との間(奥行き)を考慮しなければ、窮屈な思いをしながら運転することになる。
上記の点を考慮しつつ、自分に合ったリュックサックを決めることが大切だ。
クーラーバッグ・リール、仕掛け、水筒、釣りグッズだけでなく、様々な「日常品」を収納できるリュックサックは、バイクツーリング(釣行)では最強のツールだと言える。
This is Ruck sack
飲み物を側に置く?!「ドリンクホルダー」
ドリンクホルダーをバイクのハンドルに取り付けることで常にドリンクを側に置いておくことができる。少し遠い場所で釣りを行うならば、サッと取り出し、サッと飲める取り返しの良いドリンクホルダーを装備しておきたいところ。
タナックスのドリンクホルダーはボトルの大きさに合わせて調節が可能。500mlペットボトルだけでなく、小さいサイズのペットボトルや缶を収容することができる優れもの。
- カバンから飲み物を取り出すのは面倒くさい!
- 色んなサイズのペットボトルを取り付けたい!
このような方にオススメしたい製品だ。
運転時の振動・耐候性に優れたポリカーボ樹脂が採用されたツーリング向けアイテム。釣り場に向かう最中は小道が多い。経路に迷ってしまったならばドリンクを飲み、心を落ち着かせてから再度、釣り場に向けてバイクを走らせてみて欲しい。
This is Drink holder
まとめ
いかがだろうか。
バイクツーリングでは、サイドケース・サイドバッグ・リアボックスと、本体横にハミ出てしまう収納ツールが多い。リアボックスを大きくすればするほどに、収納スペースは多くなる一方、バイクの機動力は劣ってしまう。
カーブ・すり抜け・積載時バランス、各面を考慮しつつ、安全運転を心掛けることが大切だ。
是非、風を切りながら優雅に広がる景色と、バイクでの釣行を楽しんでみて欲しい。