お子様から大人、お年寄りまで、誰もが楽しく釣りを行うことができるサビキ釣り。
アジ、イワシ、サバ、タイ、カワハギ、カサゴ、様々な魚類をターゲットにすることができ、仕掛けによっては、小型~中型サイズの他にも、大型サイズの魚類を狙うこともできる。
今回は、そんなサビキ釣りを快適に楽しむための便利グッズについて注目することにした。
もくじ
魚への臭い対策はコレ!「ステンレスソープ」
魚を釣り上げたとき、どうしても気になるのが「生臭い臭い」である。
魚の臭いの元となる物質は大きく3つの段階によって生まれる。
- ジメチルアミン(臭いの元)が発生する
- ジメチルアミンが細菌によって分解される
- トリメチルアミン(生臭い臭い)が発生する
トリメチルアミン(アミン臭)は付着してしまうと取ることが難しい強力な物質、すなわち、石鹸で洗っただけでは完全に取ることは不可能。
そんな悩みを解消してくれるのがステンレスソープ。
通常の石鹸と違い永久に使うことができ、ステンレスと細菌が反応し合うことで、臭いの元を除去してくれる優れたアイテムとなっている。
脱臭専用石鹸として利便性が知られ、ステンレス製であることから錆(サビ)に強い、アングラーならば1つは持っておきたい製品だ。
代用品を探すならば、鉄イオンを発生させるステンレスであることが大切、すなわち、ステンレスで作られた製品を触れることが臭い消しに繋がるために、周辺で取り扱いやすいステンレス製品があればステンレスソープの変わりに代用してみることも視野に入れておいて欲しい。
以下リンクでは、アミン臭を除去する様々な対策グッズについて解説している。
興味をお持ちの方は参考にしてみてはいかがだろうか。
This is Soap odor cut
簡単に掴み取れる?!「ワニグリップ」
ワニグリップは、その名の通り、ワニの歯のように交互の歯並び(先端部)を持って製作され、獲物をガッチリとホールドする仕組みが用いられている。
手を汚さずに掴むことができ、カラビナが付いていることから、バッグ、ゲームベスト、バッカンの枠などにも装着可能と、取り出し面でも強化された製品となっている。
コンパクトサイズが特長のワニグリップ(Mini)が登場しているが、サビキ釣りでは釣れるターゲットのサイズが固定されない、すなわち、通常サイズのワニグリップを利用することで、ターゲットに対して、汎用的に使用することができる。
アジ、イワシ、サバ等のサビキ釣りのターゲットを難なくホールドし、ゴンズイ、アイゴ、様々な毒を持つ危険な魚類、タチウオ、タイ、カマスなどの歯の鋭い魚類等を、手で触れることなく対処することができるワニグリップ。
スタイリッシュな形状、スムーズに取り出すことができ、ホールド力は抜群、まさに、手を汚したくない女性陣には必須のアイテムか。
This is Wani grip
餌(エサ)を触りたくない?!「パックンカゴ」
プロマリン(PRO MARINE)から製品化されたパックンカゴ。
その名の通り、アミカゴ(籠)の左右を同時に指圧を加えることで、カゴの底部が開き、そのままアミエビを掴み取ることができる。
通常のサビキカゴとしての役割はもちろん、海中に落とすと、左右の小さな穴から少しずつアミエビ(エサ)を排出し、周囲一体へと回遊する仕組みとなっている。
サビキ釣りを始めることに抵抗を感じる意見の1つに「汚れ」がある。
そんなときには、アミエビに触れないように「パックンカゴ」を使って、汚れない釣りを意識しつつ、釣りを行ってみてはいかがだろうか。
手を汚すことがないように改良を加えられた進化したサビキカゴ、すなわち、次世代サビキカゴとしては革命的な発想を取り入れられた製品だ。
This is Pakkun basket
プロマリン(PRO MARINE) パックンカゴ L AGT032-L
手が汚れない加工アミエビ?!「ハイパワーアミエビ」
マルキュー(MARUKYU)から製品化されたハイパワーアミエビ。
三角型になった先端をハサミでカットすることで「チューブ式」に変化し、そのままアミカゴ(籠)に注入することができる優れたアイテムだ。
常温で保存することが可能、すなわち、現地に行って餌(エサ)を揃える必要はなく、ネット通販等を利用することで、準備を万全にしてから釣り場に直行することができる。
当然、手を汚さずに入れることができ、常温保存可能であることから、解凍せずにそのまま使用することが可能となっている。
濃縮アミエビエキスを配合したサビキ釣り用配合エサであり、抜群の集魚効果でポイントに足止めさせる「集魚材」のような働きを兼ね揃えた万能製品だ。
サバ、サヨリ、アジ、サッパ、イワシ、カマス、様々なサビキ釣りのターゲットを「ハイパワーアミエビ」を使用して釣り上げてみよう。
This is Amiebi high power
冷凍アミエビならコレ!「吸い込みバケツ」
第一精工(ダイイチセイコウ)から製品化された「吸い込みバケツ」は、バケツの中心(底辺)がアミカゴ型に彫られている。
中心(底辺)に収束するような形状、すなわち、溝(ミゾ)のような形に加工され、この部分でアミカゴ(籠)を出し入れすることによって、海水とアミエビが混ざり合い、最終的には、アミカゴ(籠)に丁度良くアミエビが収まるような設計となっている。
使い方は以下の通りだ。
- アミエビを吸い込みバケツに投入する
- 海水を吸い込みバケツに投入する
- アミカゴを吸い込みバケツの中に落とし込む
手を汚す心配がなく、サビキ釣り初心者の方でも、気軽にアミエビに対処することができる。
ただ、仕掛けの最後にアミカゴ(籠)が付いた「下カゴ仕掛け」でしか利用できない、すなわち、上カゴ仕掛け、ロケットカゴ仕掛けには利用できないことに注意しておこう。
This is Bucket suction
まとめ
いかがだろうか。
今回、紹介したのは、サビキ釣りを快適に楽しむための便利グッズの数々だ。
様々な便利グッズを利用することにより、アミエビ(餌)・魚が持つ独特な臭いに対応することができる。
アジ、イワシ、サバ、カマス、サビキ釣りで釣り上げることができるターゲット(魚)は多い。
是非、サビキ釣りをマスターして、美味しい魚達を釣り上げて欲しい。