メバリングとは、メバルをターゲットとしたルアーフィッシングである。
釣期としては冬~春、居付く根魚としても有名であり、地域によっては、一年中メバリングを楽しむことができるポイントも存在している。
今回は、そんなメバリングを充実したものにするために、メバリングに持っておけば便利なアイテムとグッズを幾つか紹介したいと思う。
もくじ
ワニグリップ
メバルをホールド(掴む)するならばワニグリップ。
ワニグリップとは、ワニの歯に似せた交互の歯並び(先端部)を持ったホールド機器である。
メバルだけでなく、アジ・カサゴ・タチウオなど、様々な魚をホールドすることができる。
ライトゲームの定番、メバルなど、小型サイズをホールドするのに扱いやすく、危険な魚(アイゴ・タチウオ)などをホールドするのにも持っておきたい製品だ。
Mobie by Daiichi Seiko Official
This is WANI GRIP mini
ビククーラー
ビククーラーとは、釣り上げた魚を一時的に保管する倉庫みたいな感覚で用いることができ、ランガン主体のメバリング・アジング等のライトゲームでは、クーラーボックスの代用として使うことができる。
クーラーボックスと違う箇所は、容量と保冷性能、そして、インナー部がハード・ソフト形状の2つを選択できること。
クーラーボックスのデメリットである「サイズの大きさから成る持ち運びの不便さ」を解消することができるランガン性に向けた製品となることは確かだ。
しかし、メバリング・アジング用にビククーラーを開発しているメーカーは少なげに感じる。
多く出回っている渓流用のビクでも流用が可能なことから、ライトゲーム用に1つは確保しておきたいところ。
冬期~春先に行うことの多いメバリング・ガシリングといったライトゲーム、すなわち、ランガンを主体とした釣り方で使用するルアーゲームで効果が実感できる。
This is Vic Cooler
ライディングネット
ライディングネット(別名:タモ網)は、大きいサイズ(ランカーサイズ)を取り上げる上で必要不可欠なものとなる。
基本に忠実なメバリングでは、ライトタックルで臨むことになり、同時に糸(ライン)も細いものとなってくる。
万が一、ランカーサイズを引っ掛けてしまった場合には、岸(ショア)まで寄せたものの、抜き上げる際に針(フック)ごと持っていかれ、ストレスの溜まる釣行となってしまうことがある。
そうならないためにも、ライディングネット(タモ網)を持参し、悔しい思いをしないために、ライディングネットで取り込みを補佐してあげることが大切だ。
大きいサイズを釣り上げるために必要不可欠なツール、それが、ライディングネットである。
This is Riding net
締めるツール
釣り上げたときに魚を素早く絞めることで鮮度を保つことができる。
丁寧に締めると、捌くときに内蔵がきれいな状態となり、匂いも少なく、気持ちよく捌くことができる、何よりも、せっかく釣り上げた魚は、美味しく頂いて感謝したいところ。
完璧主義の方は、締めた後に、魚をジップロック等の容器に入れ、水分と魚が接触しないように保管しつつ、あらゆる調理による障害(身崩れ等)を防止することを考慮するとか。
なお、絞めるツールを用いる場合は、クーラーボックス等での釣行をし、ランガンスタイルではなく、完璧なフィッシングスタイルをセッティングしつつ、釣行することが大切だ。
ランガン向けのビククーラーでは荷物を収納するスペースがなく、保冷性能が付いていないことから身が痛みやすいと言われている。
This is Sinkei Jme
救命道具
救命道具(別名:ライフジャケット)は釣行する上で必要不可欠である。
メバリングだけでなく、あらゆる釣法で役に立ち、通常のライフジャケットに収納スペースを設けた「フィッシングフロートベスト」と呼ばれるアングラー向けの製品が登場している。
救命道具に荷物を詰め込むことができるのはフローティングベストの最大の利点だといえる。
気をつけて欲しいことは「フィッシングベスト」と「フローティングベスト」の違いである。
フィッシングベストは「アングラー向けに開発されたベスト」のことを表し、これには、収納スペースは設けられているが、フロート(浮き性能)が付いていないことが多い。
対して、フローティングベストは「フィッシングベストの収納スペースとライフジャケットの浮力性」を合わせ持った物、すなわち、こちらこそが、フィッシングフロートベストに位置付けられている物となる。
フローティングベストの収納スペースは各種メーカーによって違いがある。
収納スペースと浮力性を意識し、スペックが自分の理想と合致するかを判断して決定することが大切だ。
This is Float Best
ヘッドライト
メバルは夜行性の魚類、すなわち、昼間はストラクチャーの影に潜み、夜間になると活発に活動する習性を持った魚である。
デイゲームでは、ストラクチャーの影、テトラ付近の穴場、水深の深い場所をポイントにし、ナイトゲームでは、ポイントを基点としつつ、広範囲にサーチすることでメバルを釣り上げることが可能となる。
そのために、夜間では、足場を照らすツールが必要であり、ランガン性と持ち運び面(ハンドフリー)を考慮するとヘッドライトが一番に適している。
近場が水場なだけに防水性能を持ったヘッドライトを選択したいところ。
This is Head Light
まとめ
いかがだろうか。
今回は、メバリングで必要となる便利グッズと、そのアイテムの数々について注目した。
ナイトゲームを主体とする方は、くれぐれも安全面だけは意識し、身の危険にすぐさま対処できるようなセッティングを心掛けて欲しい。