落水してしまったときに必要不可欠となるツール(救命道具)がライフジャケットである。
ライフジャケットの性能を引き出すには「正しい装着方法」を行う必要がある。
中途半端に装着してしまうと却って危険を招きかねないからだ。
もくじ
ライフジャケット(首掛け式)のメリットと注意点
動画投稿サイトにて、ライフジャケット(首掛け式)の正しい装着方法を解説した動画が投稿されている。
首掛け式ライフジャケットの利点は、
- ベスト型と比較すると圧倒的に軽量
- アクションがしやすい
- 涼しげに着ることができる
オールシーズン使用できる涼しげなライフジャケットだけあって、様々なライフジャケットから首掛け式ライフジャケットを選ぶ方は多いように感じる。
ただ、首の周りに掛けるライフジャケットであるがゆえに、正しい装着方法を実施しなければ逆効果となり、危険性が増すことも覚えておく必要がある。
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間違ったライフジャケット(首掛け式)の装着方法とは?
正しい装着方法を実施しなければ、首に装着するライフジャケットだけに、却って危険性が増すこともある。
1番に怖いトラブルが、ライフジャケットだけが浮いてしまって体は沈んでしまう、すなわち、パニック状態のときに鼻と口といった呼吸部位が水面下に沈んでしまい、ライフジャケットの浮力だけで中途半端に浮いてしまうこと。
パニック状態のときに、ベルトを水中で締めなおすことは不可能である。
正しい装着方法をマスターしなければ、水を飲んでしまい、本来、安全を確保する救命道具のはずが、パニックを生んでしまう道具(ツール)に変化してしまうのだ。
このようなことにならないために、正しいライフジャケット(首掛け式)の装着方法を動画で学んでおくことが大切である。
たまに、首掛け式ライフジャケットを緩々の状態で着用している方を見かける。
そのような方は、今一度、ライフジャケットの装着方法を見直しつつ、正しい着用方法で首掛け式ライフジャケットを着こなして欲しい。
正しいライフジャケット(首掛け式)の装着方法とは?
まず、第一に、調整ベルトで腰に合わせてフィットさせることを心がける。
緩々の状態ではなく、首掛け部位と首の間に隙間がないかチェックしつつ、ピッチリとした具合に各調整ベルトを調整することが大切である。
腰ベルトを調整する調整ベルトをキツく締め上げることで、落水したときに首掛け部位が上下に移動しない、すなわち、首掛け部位の遊びを狭くする(少なくする)ことで、ライフジャケットだけが浮いてしまうアクシデントを未然に防ぐことができるのだ。
ポイントとしては、
- 調整ベルトは体にフィットさせる
- ぶかぶかな衣服は着ない
- 滑りやすい衣服は着ない
衣服までに注意を払う方は少ないのではないだろうか。
ただ、フィットしやすい衣服であっても、首掛け式ライフジャケットの調整ベルトが緩みやすければ意味を成さない。
浮力・スタイル、この2つを重要視して選択するユーザーが後を絶たない中、本当に命を守りたいならば、調整ベルトの締まり具合などをチェックする必要性が出てくる。
自分の命を守るライフジャケットだけは、高価なものを選択し、各認定機関に認められた製品を使うことも視野に入れておいて欲しい。
まとめ
いかがだろうか。
今回、紹介したのは、危険性の少ないライフジャケットの正しい装着方法である。
カヤック・フィッシング・ウォータースポーツ・・・
様々なマリンゲームが流行する夏だからこそ、涼しげに着用できる首掛け式ライフジャケットを選択するならば、装備から準備へと気を抜かずにチェックし直して欲しい。