サーフ、防波堤などの岸(ショア)からのターゲットであるエソ。
モンスターのような見た目と、骨が多いことで知られており、リリースの対象魚となっている根魚(海水魚)である。
ただ、地域によっては、カマボコの原料にしたり、薩摩揚げを作ったりと、練り物に最適と認識されている栄養価の高い獲物(ターゲット)でもあるのだ。
マエソ(エソ)の捌き方
マエソの特長である硬いウロコと無数の小骨を綺麗に捌くのには苦労する。
コツとしては、ウロコは包丁で剥がさず、粗めのウロコ取りを使用すると、スムーズにウロコを取ることができる。
頭部を切るときには、両ヒレの後部に包丁を突き立て、三日月を描くように腹面に向けて切断する。
そうすることで、マエソの下処理に掛かる時間を短縮することができ、腹部分に残るプニプニとした油分をカットすることができるので頭に入れておこう。
全ての下処理が終わり次第、マエソの3枚卸しに取り掛かる。
3枚卸しの手順は普段通りの魚を捌くときと手順は同じである。
刺身にするならば、ピンセットで小骨を取り除き、斜めにスライスする。
薩摩揚げ、カマボコを作るならば、ピンセットで骨を抜いて擂り鉢で擂るよりか、ミキサーで骨ごと砕く方が手っ取り早い。
自分のレシピに合わせて調理方法を選択し、一番に楽な方法を選択して欲しい。
マエソ(エソ)の代表的なレシピとは?
マエソ(エソ)の代表的なレシピは、
- さつま揚げ
- 味噌汁(すり身)
- お吸い物(すり身)
- カマボコ
- お刺身
- はんぺん(お焼き)
などなど。
自家製のカマボコは時間と費用が掛かるために「さつま揚げ」が一番メジャーなようだ。
ご家庭にあるミキサーを使って、3枚卸しをしたマエソ(エソ)を骨ごと砕き、タマネギ・ゴボウ・ニンジンなどを加えて、170~180℃ ほどの温度で揚げると美味しく出来上がる。
他には、お吸い物として「つみれ汁」を作ったり、「お味噌汁」を作ったり・・・
アイデアによっては、自分独自のレシピで調理することができる応用面と汎用面を含んだ根魚(海水魚)でもあるのだ。
マエソ(エソ)の料理をチェック!!
サイト エソの手作りさつま揚げ
サイト エソのから揚げ
サイト エソのつみれ汁
まとめ
いかがだろうか。
マエソ(エソ)は、岸(ショア)からターゲットにする釣法「ライトショアジギング」での外道率No1を誇る海水魚である。
釣れないときも、寂しいアングラーの相手になってくれる貪欲で、ちょっとした笑いを運んでくれる可愛らしいターゲットだ。
ウロコが硬く、骨が多い海水魚として有名だが、練り物に関しては、あっさりとした風味と、淡白な味覚を味わうことができる美味しい魚として有名である。
是非、この際に、釣れてしまったマエソ(エソ)はリリースせずに、さつま揚げ・味噌汁・つみれ汁といった様々なレシピを用い、マエソ(エソ)本来の美味しさを味わってみてはいかがだろうか。