
出典:ちぬ子のブログ
アイゴとはスズキ目・アイゴ科に分類される魚の一種である。
ヒレの棘に毒を持っており、刺されれば1日中、犬に噛まれているような痛みが続くとされる。
食用にもされるだけあって、弾力があり、モチモチしている食感を楽しむことができる。
アイゴの棘は危険な為に調理をするまえにアイゴの捌き方について動画を見て理解しておこう。
アイゴの刺身
アイゴといったら刺身だ。
内臓が臭いの原因となる為、アイゴ(個体)の状態によって臭いの強弱が異なる。
刺身にする際には内臓が身に付着しないように気をつけて捌いて欲しい。
食感は鯛の刺身のようにモチモチとした食感、鼻からアイゴならではの臭みが抜けていく不思議な感覚を楽しむことができる。
アイゴのたたき
アイゴは”たたき”にすることで旨みが広がる。
同様に、カルパッチョ、なめろう、にしても美味であり、意外と多くの調理法を持っている魚でもある。
凍結寸前の温度まで冷却し、2~3日寝かせることで磯臭さが薄れ、旨みが出て、より美味しく食べることが出来る。
アイゴの身を、味噌、ネギ、醤油、生姜などと和え、なめろうにすれば、アイゴ独特の臭みが気になることはない。
アイゴの煮付け
アイゴの定番料理といえば煮付けである。
梅干し、生姜を入れ、一緒に煮付けることで、アイゴの独特な臭いを取ることもできる。
身はホロホロというよりも、ギュッと詰まっている感じだ。
鯛(タイ)を角煮にした食感よりも少し柔らかい、この食感もアイゴ独特である。
アイゴの塩焼き
アイゴの塩焼きは、ウロコ、内臓などを取り除き、下ごしらえをした上で塩焼きにする。
3枚に卸したアイゴの両面を塩焼きにすると、食べるときに細かい骨を取り除かなくて済む。
塩焼きにすると、プリプリした身では無くなり、ササミのようなパサパサとした食感になる。
この塩焼きにしたアイゴの食感が酒好きには堪らない。
アイゴのつみれ汁
あのクックパッド(cookpad)のアイゴを使ったレシピで人気を得ているのがこの”つみれ汁”だ。
つみれ汁にするとフワフワな食感とアイゴならではのタンパクな味を楽しむことができる。
クックパッドで紹介されているつみれ汁は、パン粉、ネギ、生姜を練り込んむことで、フワフワな食感を生み出している。
私は、練り込むときに梅干しも入れ、酸味を出し、少しアレンジを利かした”つみれ汁”を楽しんでいる。
夕飯の1品は”アイゴのつみれ汁”で決定だ。
まとめ
いかがだろうか。
アイゴは内臓の臭いがキツイ魚でもある。
できれば、釣った直後にアイゴの内臓をハサミを使用して取り出し、鮮度を保ちつつ、臭いの原因となる内臓を取り出して欲しい。
このとき、毒の棘も一緒にカットすると後々の調理が楽になる。
是非、アイゴのモチモチとした食感とアッサリとした鯛のような風味を味わってみて欲しい。