オクトパッシングの基本と基礎 | タコの釣り方から装備を徹底解説!

オクトパッシングはタコを釣るために考案されたルアーゲームの一つ。疑似餌を利用して海底をズル引き。すると、突然やってくるズンズンとしたタコの重たい引きを体験できるタコ釣りに特化した珍しい釣法です。

基本のアクションは海底をズル引きするだけ。複雑なアクションを必要としません。釣り入門者の方でも気兼ねなく挑戦することができるので、もしも、タコ釣りに興味をお持ちの方は疑似餌を利用したタコ釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

メジャーではなく、知る人ぞ知るマイナーな釣り方として有名なオクトパッシング。今回は、そのオクトパッシングの基本と基礎について注目します。

そこで、レポ部では・・・
オクトパッシングの基本と基礎 | タコの釣り方から装備を徹底解説!
をレポートします。

オクトパッシングとは?

オクトパッシングとは疑似餌を利用してタコを釣るソルトウォーターゲームの一つです。陸っぱりから気軽にタコを釣ることができるオクトパッシングの基本アクションはタダ巻きだけ。簡単な操作でタコを狙えるので釣り入門者の方でも気兼ねなく挑戦することができますよ。

オクトパッシングのターゲットとは?

オクトパッシングの主役とも言えるタコは大きく「マダコ」と「イイダコ」と「ミズダコ」の三種類に分かれます。食用としてよくスーパーに置かれているのはマダコ。マダコは日本全国の沿岸付近に生息し、オクトパッシングでよく釣れるのもマダコです。イイダコやミズダコは本州の北側での目撃情報が多く寄せられているのでその付近にお住まいの方はマダイの他にイイダコやミズダコも釣れる可能性があるのではないでしょうか。

猛毒を持ったタコに注意!

日本近海には猛毒を持ったタコも存在します。その名はヒョウモンダコ。ヒョウモンダコの毒性は強力で唾液に猛毒のテトロドトキシンが含まれています。その毒素は人間が噛まれてしまうと死亡してしまうほど。恐ろしいのは目撃情報が多発していること。大阪湾を始め、福岡県・佐賀県・長崎県・大分県でも目撃情報があります。ヒョウモンダコが釣れた場合には触らずに海へと帰してあげましょう。

タコの釣れる季節、時間

基本的にタコは全シーズンで狙うことができます。ただ、タコは水温の温かいポイントに住処を作っており、この水温の温かい時期がタコの出産時期と重なるため、オクトパッシングに適した季節は春から夏ということが判断できるでしょう。タコの出産時期は恋の季節でもある春の季節。そこから徐々に水温が上昇し、タコの旬の時期と重なる10月までを目安にオクトパッシングは楽しむことができるでしょう。

タコが釣りやすい時間帯

タコが釣りやすい時間帯は明朝。タコは夜行性ではあるものの、釣果を気にするのであれば明朝を基準に釣行を行うと良いでしょう。夜中のタコは餌を探しに住処から移動していることがほとんど。しかし、昼間のタコは穴や隙間に身を隠しています。基本的にオクトパッシングはランガンでの釣行となるのでタコの住処を探し当ててパッパッとポイント毎を探る釣り方がオクトパッシングでは望ましいと言えるでしょう。

タコが釣れる場所、ポイント

タコは日光を嫌う生き物で日中は障害物の隙間やサンゴ礁などのタコが住処として気に入ったポイントに隠れています。漁港もタコのポイントの一つ。漁港は波の流れが穏やかでタコの餌となる小魚の回遊経路。オクトパッシングに適したポイントは以下の通りです。

ベストポイントはココ!
  • 船の下
  • 防波堤沿いのキワ
  • 小魚がいるポイント
  • サンゴ礁の周辺

オクトパッシングの仕掛けとは?

オクトパッシングはタコの隠れていそうなポイントを果敢に攻めていく釣り方です。障害物の隙間や岩陰、穴などの根回りを探索することになります。つまり、根ズレによるラインブレイクを防ぐために太めのラインを選択します。それだけではありません。タコ釣りでは張り付いてしまったタコを引き剥がすようにロッドはパワーを重視して設計されておいます。かなり、粘り強く作られているのがタコの竿の一つの特徴だと言えるでしょう。

竿、ロッドの選び方

オクトパッシングでは海底に張り付いたタコを引き剥がせるようにロッドパワーを重視して作られています。タコは違和感を感じるとすぐに周りの突起物へとしがみつき、吸盤を利用して張り付いてしまいます。海底に張り付いてしまったタコを一気に剥がすためにもオクトパッシングではロッドパワーは必要な要素だと言えるでしょう。

オクトパッシング専用の竿はブランクス自体が硬めに作られています。ブランクスの張りと粘りがあるからこそ、タコの強靭なパワーに抗うことができます。全てのアタリがパワーファイトとは限りませんがタコ釣りを始めようとお考えの方はタコのアタリを想定したタコ専用ロッドの選択をおすすめします。

リールの選び方

オクトパッシングではベイトリール、または、スピニングリールのどちらかを使用します。オクトパッシングではベイトリールの使用がオーソドックス化しているものの、スピニングリールもオクトパッシングでは利用できます。ただし、それぞれのリールに合った竿を選ばなければならないのでこの点は慎重に選ぶ必要があるでしょう。

何故、ベイトリールが正当化されているのか

オクトパッシングにベイトリールが選択される理由の一つは取り返しの良さです。ベイトリールはスピニングリールのように両手でベールを開ける必要はありません。クラッチを抑えたら片手でそのままキャストできるので手返し良く投げることができます。第二に太いラインを巻くことができること。オクトパッシングでは太いラインを利用するのでベイトリールとは相性が良いことになります。第三にパワーの違い。ベイトリールは大きなギアを使用することができます。これは構造上の設計によるモノ。大きいギアはパワーファイトになりやすいオクトパッシングでは強い味方となってくれることでしょう。

ベイトリールにはデメリットがある!

釣りで用いられるリールは大きく分けるとスピニングリールとベイトリールの二つ。釣り初心者の方はスピニングリールを選択してしまいがち。ただ、その選...

ライントラブルに時間を割きたくない方へ

最近のオクトパッシングではスピニングリールも使用されるようになってきました。その理由はベイトリールと比べ、圧倒的にライントラブルが少ないこと。ベイトリールは車に例えるとMT車のようなモノ。ベイトリールではルアーの飛ぶ速度がスプールの回転スピードを上回ることでスプールに空転がおき、バッククラッシュと呼ばれるライントラブルを起こしていまいます。第二にオクトパッシングでは40(g)ほどの重たいルアーをキャストすることも珍しくはありません。ベイトリールに慣れていない方はバッククラッシュを恐れてベイトリールのブレーキを強く設定してしまい、結果、飛距離が出なくなるという悪循環を繰り返すことになるでしょう。ストレス無くキャストできるスピニングリールはベイトリールには無い大きいメリットを持っていることを覚えておきましょう。

メインラインの選び方

オクトパッシングのラインシステムは大きく二通りあります。フロロカーボンラインをメインライン&ショックリーダーとして利用するパターンとメインラインとなるPEラインの先にフロロカーボン製のショックリーダーを直結するパターン。どちらもラインを太めに設定すれば根ズレに対抗したラインシステムを組み上げることができます。

PEライン + ショックリーダー
メインラインの太さ 3 – 6(号)
フロロカーボンライン
メインラインの太さ 3 – 5(号)

リーダーの選び方

オクトパッシングにショックリーダーは必要です。ただし、メインラインにフロロカーボンラインを利用している場合は必要ありません。PEラインは根ズレに弱い性質を持ったライン。ショックリーダーをPEラインの先に直結することでPEラインのデメリットを補うことができます。ショックリーダーの太さを変えてチャレンジしてみましょう。

ショックリーダー
ショックリーダー 10 – 15(号)

ルアーの選び方

オクトパッシングはジワジワと人気が来ている釣りジャンル。今では、多くのタコ釣り専用のルアーが数多く登場しています。その多くはタコ釣りのデメリットの根掛かりの回避性を追求したモノやタコへの掛かりを重視したモノと様々。そこで、オクトパッシングにおすすめするルアーを集めてみました。そのルアーの特徴と共に紹介していきましょう。

タコやん

ヨーヅリ(YO-ZURI) エギ(タコ): タコやん 3.5号 REEB: アカエビ

おすすめ
タコやん

メーカー:デュエル
サイズ:2.0 – 3.5(号)
おすすめカラー:アカエビ

デュエルのタコやん。陸っぱりからのタコ釣りでは有名な疑似餌です。タコやんの特徴はボディーが浮いてるので根掛かりがしにくいこと。ナス型オモリで疑似餌を引きずるようなイメージを持っていただくと分かりやすいかと思います。オクトパッシングの竿のスペックに合いやすい重さが登場しているのも魅力です。

ちょいあげダンサー

ナカジマ ちょいあげダンサー 3.5号 ピンク/ホワイト

おすすめ
ちょいあげダンサー

メーカー:ナカジマ
サイズ:3.0 – 3.5(号)
おすすめカラー:ピンク

ナカジマのちょいあげダンサー。ダウンショットリグを応用したタコエギ。シンカーで海底へとタナを固定してタコエギはフローティング。名前の通り、ちょっと上げた状態で海底を引きずってくることができます。根掛かりを防止するほか、タコがタコエギの存在を見つけやすいように工夫されたタコエギです。

蛸墨族

HARIMITSU(ハリミツ) 蛸墨族 アカエビ 3.5 35g VE-66

おすすめ
蛸墨族

メーカー:ハリミツ
サイズ:3.5(号)
おすすめカラー:ホワイトグロー

ハリミツの蛸墨族。アピール力に長けたタコエギです。タコエギの中にラトルが内臓されているほか、キラキラと光を反射するブレードが後部に付いています。食いが悪いときにはアピール力満載のタコエギを活用することでその日の釣果が変わるかもしれません。

オクトパッシングのアクション方法

オクトパッシングでの基本のアクションはタダ巻き。リトリーブと呼ばれるアクションを駆使します。タコには知能があると言われているものの、目の前の餌を見かけたタコはがぶり。その餌が疑似餌であったとしても貪欲に食らいついてきます。タコを釣る上で一番に大切なことはタコの目の前に餌を落とすこと。ただ、タコの活性が低いときはアクションを活用してタコの食い気を誘う必要があります。そこで、タコに効果的なアクションに注目します。活きの良い餌を演じてタコへと存在感を示してみましょう。

基本アクション
  • ズル引き(タダ巻き)
  • シェイク(一点)
  • リフト&フォール

ズル引き(タダ巻き)

オクトパッシングで一番に多用するアクションで最も効果的なアクション。ズル引きはその名の通り、海底を這うように引いてくるアクションです。海底の地形の状態を掴むことができ、また、逆に根掛かりを起こすキッカケとなる釣り方でもあります。

シェイク(一点)

シェイクはラインを張った状態で竿先を小刻みに動かすアクション。疑似餌がブルブルと震えることで活きの良い餌を演出します。タコが住んでいそうなポイントを見かけたら一点シェイクが効果的。そのポイントの周りで一点シェイクを行い、活きの良い生き物を演じてタコを外へと誘い出してみましょう。

リフト&フォール

リフト&フォールもオクトパッシングでは多用されるアクション。竿を持ち上げる動作で疑似餌を浮かせて、そのまま沈下させる一連の動作がリフト&フォールです。タコは必ず隠れ家に潜んでいるとは限りません。タコは擬態化する軟体動物なのですぐ側の環境に同化している場合があります。タコは周りを必ず見ています。リフト&フォールはタコに疑似餌を見せつけるための有効的なアクションだと言えるでしょう。

まとめ

オクトパッシングは簡単な操作でタコが釣れるルアーゲーム。たくさんのアクションを覚える必要はありません。オクトパッシングの魅力はノシッと来てズシッで終わるタコならではの引きを体験できること。是非、この記事を読んで興味を持った方はオクトパッシングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。