サビキ釣りといえばアミエビ。しかし、アミエビは高価な餌となりつつあることをご存知でしょうか。昔であれば、1.5キロのブロックのアミエビが300円程で置かれていました。しかし、今では、安くて500円、少し価格が張るところでは600円以上してしまいます。
アミエビが不漁の理由は水温の上昇。日本産のアミエビは三陸沖で取られており、水温の上昇による不漁で在庫はほとんど無いとまで言われています。その代わり、中国、韓国の近海でとれるアミエビを輸入し、補っているという現実があります。
しかし、輸入という外国から仕入れる形を取るため、どうしても、日本で販売されるアミエビの仕入れ価格は上がってしまいます。特に、撒き餌はサビキ釣りの他にも、ダンゴ釣り、ヌカ釣り等の数々の釣法で利用しています。
そこで、アミエビに何かを増すことで集魚力は多少落ちるとしても「餌の持ち自体」は良くなるのではないかと考えました。有料、無料の物を集めてみました。もしも、アミエビを利用する際にはかさましとしてアミエビに混ぜてみてはいかがでしょうか。
もくじ
砂【入手難易度:☆☆☆☆☆】
砂は無料で手に入れることができます。オキアミと砂を混ぜ合わせることで餌の量をカサマシすることができる他、細かい砂を団子状で固めることで水中での沈下速度が速め、目的のタナ(深さ)へと餌を届けることができます。
パンの耳【入手難易度:★☆☆☆☆】
- ~100円
パン屋さんで無料で手に入る可能性の高い食材といえばパンの耳。パンの耳を細かくカットし、アミエビに入れることでパンの耳が水分を吸い、カサマシすることができます。パンの耳を束ね、ハサミでチョキチョキ。簡単にカサマシすることができますよ。
米ヌカ【入手難易度:★☆☆☆☆】
- ~300円
米ヌカも無料で手に入れることができます。最寄りのスーパー、ホームセンターに設置された精米機で手に入るので便利。スーパーの敷地内でポツン・・・と立っている小さな小屋みたいな建物が精米機です。米ヌカは水分を吸収するため、アミエビの水分がヌカに移り、アミエビの集魚力を得ることができます。
魚粉【入手難易度:★☆☆☆☆】
- ~350円(キロ)
魚を粉末状に加工した魚粉。いわゆる、押し込み作業を行い、魚油と魚(固形)を分離し、魚を砕いた物。アミノ酸の固まりそのもので集魚効果を得ることができます。実は、ホームセンターに置かれています。価格はそれなりにしますが…試してみたい方はぜひ。
パン粉【入手難易度:★★☆☆☆】
- ~400円(キロ)
パン粉を利用することでアミエビをカサマシすることができます。過去にはパン屋さんに行くことでパン粉やパンの耳を貰うこともできました。しかし、最近では貰うことはできません。パン粉はスーパーで買いましょう。沢山のパン粉を利用するのであれば業務用スーパー、また、釣具屋さんでもパン粉は置かれている場合があります。
オカラ【入手難易度:★★★☆☆】
- ~1000円(キロ)
気の利いた豆腐屋さんであればオカラは貰うことができます。近くの豆腐屋さんでは店の前に不要なオカラが袋入りで入って置かれています。オカラは栄養価が豊富ですが使い道が限られるため、結果的には捨ててしまうとのこと。もしも、ご自由にお持ち帰りくださいとの張り紙があれば規則を守った上でお持ち帰りしてみてはいかがでしょうか。
程々を忘れずに…
注意すべきことは人間としてのモラルを忘れないこと。貰いすぎには注意が必要です。無料で貰うことができるのは釣り人としては有り難いことではあるものの、そのお店の人からするとボランティアでしかありません。もしも、無料でカサマシを行う際にはお店の人が気分を害することはしないようにしましょう。