古くからクロダイ(チヌ)はフィッシングでは、引きが強く楽しめる魚として有名です。
食べても美味しいので「鯛メシ」「昆布締め」などの食べ方でも馴染みある魚ですよね。
そんな「釣って楽しい、食べて美味しい!」魚であるチヌに注目しました。
クロダイ(黒鯛)とは?
クロダイは別名チヌとも呼ばれ、気軽に釣れる白身魚として食卓に並んでいます。
同じく、親しみのある真鯛は岸に近づくことはあまりありません。
しかし、黒鯛(チヌ)は河口などに住みついているので気軽に釣ることができます。
身は歯ごたえがある白身で「刺し身」「洗い」「塩焼き」「煮付け」「昆布締め」などの幅広いレシピが存在します。
中でも、弾力感のある白身とモッチリとした日本米を組み合わせた「鯛メシ」は美味しいとされていて多くの方に愛される料理となっています。
クロダイ(黒鯛、学名 Acanthopagrus schlegelii)は、スズキ目・タイ科に分類される魚の1種である。東アジア沿岸域に分布する大型魚で、食用や釣りの対象として人気がある。
クロダイ|wikipedia
クロダイが釣れる季節は?
クロダイ釣りに適した季節は「夏」から「秋」にかけて楽しむことができます。
クロダイの産卵は「春」に行われ、水温20℃の場合には約30時間で孵化します。
生後1年で体長12cm、5年で26cm、9年で40cmとチヌの成長には長い期間を要するので小さいクロダイは逃がしてあげると良いですね。
これらのことからクロダイは個体によって釣れる時期が異なることが分かります。
小チヌを狙って釣りを行う場合は「水温が温かくなる時期(夏)」を基準に釣行するとよい。大きいサイズのチヌを狙う場合は「釣り師の少ないポイント」か「チヌが遡上する道」をアタックするとよい。(様々なサイズのチヌが入れ代わる理由からである)
チニングの基本と基礎|レポ部
クロダイが釣れる場所は?
クロダイは「淡水と海水」が混ざっている場所に多く見られます。
このように淡水と海水が混ざりあった場所はプランクトンが豊富に発生するのでクロダイが好んで食べている「イガイ・フジツボ・甲殻類」などが繁殖しやすいからだと言われています。
しかし、環境の適応力が優れているからなのか、クロダイの分布は広く、河口域から遠く離れた場所でも見られます。
河口域を中心に範囲を広げていけば、クロダイを釣り上げることができるでしょう。
近くに河口がある場合、クロダイは防波堤の湾内にも侵入してきます。3キロ離れた防波堤の湾内にも普通に生息しており、環境の適応力が凄まじく、生命力が強い魚だと感じました。
クロダイの特徴と習性について
クロダイは上顎が硬く、フッキングが非常に難しい魚とも言われています。
逆に上顎に掛けることができれば、バラシは少なくなると考えることができます。
この頑丈な上顎を攻略するには「合わせをいれることが大切!」になります。
通常よりも強く合わせをいれることで、硬い上顎へフッキングさせることが出来るでしょう。
最近ではチニングと言われるルアーを使ってクロダイを釣り上げる方法が流行しています。
気軽に始めることができるのでレポ部ではオススメしています。
詳しくは以下のリンクを参考にしてみてくださいね。
クロダイは「イガイ・フジツボ・甲殻類」などを、上顎と歯を使ってバリバリ砕きながら食べています。そのためにクロダイの顎は非常に強い特徴があります。口元を手で触らずにフィッシュグリップなどを使ってクロダイを扱ってくださいね。
クロダイを簡単に釣るには?
レポ部ではクロダイを簡単に釣る方法として「ぶっこみ釣り」をオススメします。
ここでは以下の2種類の「ぶっこみ釣り仕掛け」を紹介しています。
- 一般的なぶっこみ釣り仕掛け
- レポ部流!ぶっこみ釣り仕掛け
レポ部流のぶっこみ釣り仕掛けは、簡単にセッティングすることが出来るので、初心者の方でも安心です。是非、挑戦してみてくださいね。
- メインライン(道糸)に「中通しおたふくオモリ」をセットする
- メインライン(道糸)に「ゴム管」をセットする。
- メインラインの先端に「スイベル」をセットする。
- スイベルの反対側に「ハリス」を1メートルの長さでセットする。
- ハリスの先端に「チヌ針2号~3号」をセットする。
「中通しおたふくオモリ」は5号~10号を使い、波が強い場所なら高めの号数を、波が落ち着いている場所ならば低い号数を使用して、使い分けることが大切です。
- メインライン(道糸)に「タル型オモリ」をセットする。
- タル型オモリの反対側に「ハリス」を1メートルの長さでセットする。
- ハリスの先端に「チヌ針2号~3号」をセットする。
レポ部流!ぶっこみ釣り仕掛けは「中通しおたふくオモリ」「ゴム管」「スイベル」の3つの仕掛けが不要なので、簡単にセッティングすることが出来ます。
「タル型オモリ」の号数は5号~10号を使用して、波が強い時には重いオモリを、弱い時には軽いオモリに使い分けて使用することが大切です。
竿(ロッド)は磯竿の2号~3号でも、サビキ釣り用でも、バスロッドでも投げ込まない限りは大丈夫だと思います。
ただし、重いオモリを使用したり、仕掛けを遠投する場合には、竿(ロッド)に合った鉛負荷を考慮して釣りに挑んでください。
クロダイが好む「オキアミ」や「練りもの」をエサにしてチャレンジしてみてくださいね。
リバティクラブの磯風3号はオモリ負荷(5-10)と、上記の仕掛けではピッタリな竿(ロッド)と言えます。
1本で様々な魚を狙えるよう、扱いやすく丈夫な設計で、クセのない調子に仕上げた堤防用万能竿で、ウキを使ったフカセ釣りからサビキ釣りまで幅広く使用できます。
この竿(ロッド)を1本持っておけば様々な釣りに利用できるのでとっても安心しますよね。
「ぶっこみ釣り仕掛けでチヌを釣ってみたい!」という方は、チェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
鯛メシ、昆布締め、お刺身などの調理方法で美味しく頂けるクロダイ・・・
皆さんもクロダイの特徴をいかして釣りに挑んでみてはいかがでしょうか?
以上、レポート部長がお伝えしました。