メバリングでは主にジグヘッドと呼ばれるオモリにソフトワームと呼ばれる軟らかいワームを装着して利用します。メバリング用に登場するワームは今では30種類を超え、他の釣法と併用できるワームを一緒に考慮すると、その数は100種類以上に及びます。
それ程までにソフトワームは釣り具として普及している訳ですが数が多くなる程、釣り人が選ぶ選択幅が広くなる一方、どのソフトワームが自分に合ったワームなのかを判断、判別することが難しくなります。
そこで、メバリングを楽しまれる釣り人から広い人気を得るメバルワームを厳選した上でお届けすると共に、メバリングで利用されるソフトワームの種類、基本のアクション方法とウンチクに注目していきます。
もしも、メバリングで利用するソフトワームをお悩みの方は以下で注目、紹介するソフトワームを実際の釣行で試してみてはいかがでしょうか。より良い釣果に恵まれますように…。
もくじ
メバリングで利用するメバルワームの種類
メバリングでは王道と呼ばれるワームの他、時には、少し変わった形をしたワームも利用します。メバリングで利用されるワームはストレート系からメーカー独自の工夫が成された物と様々です。そこで、メバリングで利用されるワームを種類別に注目します。
ストレート《主流》
メバリングでは王道と呼ばれるストレートワームです。ピンテールワームとも呼ばれており、メバリングだけでなく、数々の釣法で利用されています。ストレートワームは尻尾がプルプルと震えることで存在感を出します。ただ、この存在感は決して強い物ではないので過度な存在感を出さずにターゲットを誘うことができます。メーカーでは尻尾の繊細な震えを微妙な波動(微波動)と表現されています。
特殊系(メーカー独自の工夫が成された物)
- 既存
特殊系はメーカ独自の工夫が成されたワームです。メーカーは他社、他ワームとの差を付けるためにワームに様々な特徴を盛り込んでいます。メーカー独自の工夫なので商品によりけりです。水流を捉え、存在感を示すように設計されたフィンが付いた物、イボのような突起物が付いた物と様々なソフトワームが登場しています。
シャッドテール
- 中
- 強
シャッドテールはウォブリングアクションを主体としたワームです。尻尾が水流抵抗を受けることでワームが左右にユラユラと動きます。存在感はかなり強く、朝・夕マズメ等の限られた時間での利用、また、釣行の中で力を入れたい時間帯で利用されることが多い特徴を持っています。ただ、アピールは強いものの、存在感を発揮し過ぎる面もあり、日中の済んだ天候、透き通った海では目立ちすぎる面もあります。
カーリーテール
- 強
カーリーテールは薄く設計された渦巻きのテールが水流を絡めとり、テールが渦を巻くように回転しながら進みます。アピール系ワームの筆頭として知られ、メバリング以外にも様々な釣法で利用されています。カーリーテールはシャッドテールと同様に存在感を示しすぎる一面もあることを覚えておきましょう。
メバルワームのサイズ
メバリングで利用されるワームのサイズは1.0~3.0(inch)の物が主流です。ワームサイズの大きな区切りとしては最小サイズとして1.0~1.5(inch)。また、1.5~2.0(inch)の間は中型サイズ。そして、2.0~2.5(inch)までの間は大型のワームとして区別されています。メバリング入門者の方へのお勧めのワームサイズは1.5~2.0(inch)の中間クラスです。このクラスはジグヘッドに合いやすいクラスとして多くの方に利用されています。
メバルのサイズ解説!尺サイズの目安
尺メバルという言葉を聞いたことがあると思います。メバルのサイズは小型、中型、大型とあるわけですがサイズの簡略化を図るために釣り人は尺サイズとそれ以外のサイズに分ける場合もあります。尺サイズの基準は一尺が30(cm)を指し、30(cm)を超えた個体が尺サイズと呼ばれます。30(cm)未満のメバルは通常サイズのメバルとして分けられます。
メバルワームの色分け
メバルワームには様々なカラー、配色が登場しています。メバルワームのカラーはアピール系カラーからナチュラル系カラーに分けられており、自由に購入者が選択できるようになっています。メバルワームのカラーが豊富な理由は、その場、その日に合ったワームカラーを選択できるようにすること。その場のシチュエーションに沿ったカラーを選択することが釣果の向上に繋がると言われています。
アピール系カラー
- イエロー
- ピンク
- パールホワイト
- ケイムラ
- グロー
- etc
アピール系カラーの大きな特徴としては自然の中で表現されるカラーとは違い、周囲の環境に溶け込まないカラーを言います。不自然な色合いなので水中で目立つため、魚の視界に捉われやすくなります。理論上は不透明なカラー程に視界に止まりやすくなります。
ナチュラル系カラー
- ブルー
- グリーン
- ブラック
- クリア
- ブラウン
- etc
ナチュラル系カラーの大きな特徴としては自然のカラーと同化したカラー。アピール系カラーとは違って存在を抑え、その場の環境と同化することができます。済んだ海の場合は「青」をベースとした水中の色に似たカラー、また、海藻が多いポイントは「緑」をベースとしたカラー、濁りが発生した場所では「茶」をベースとしたカラー、ナチュラル系カラーは環境と馴染み、存在感を抑えることで神経質な魚の口を使わせます。
メバリングのアクション方法
基本、メバリングではアクションをしなくてもアピール系カラー、ナチュラル系カラーがあるようにワームの存在感だけでメバルを釣り上げることができます。しかし、ワームをそのまま海へと放り込むだけでは釣ることはできません。ワームを生きた餌として魚へと勘違いをさせ、活きの良い動きを表現する必要があります。そこで、メバリングで利用される基本アクションの三つに注目します。
リトリーブ(ただ巻き)
メバリングではシンプルで一番に利用されるアクションです。アクション自体は難しくはありません。リトリーブとはタダ巻きのことを指し、リールを一定の速度で回転させて釣り糸を巻き取る動作そのものを言います。リトリーブに速度を付けることで様々なアクション速度へと変化。初めはゆっくりとした速度でリールを回転させてみましょう。
テンションフォール
テンションフォールは釣り糸にテンションを張りながら仕掛けを沈下させるテクニックのこと。仕掛けを投げた後にベールを元に戻し、釣り糸を張りながらワームを沈めます。この一連の動作をテンションフォールと呼びます。釣り糸の巻き取りの最中に巻き取りを止め、テンションを張りながらワームを沈める行為もテンションフォールと呼びます。
リフト&フォール
リフト&フォールは仕掛けをリフト(上昇)させてフォール(沈下)させる一連の動作を言います。糸ふけを取った状態で穂先を上げて次の動作で穂先を下げます。この下げた時に出た糸ふけを回収するようにリールを巻き取ります。海底のワームは飛び上がるように上昇し、重さによって沈下していきます。このアクションを繰り返し行います。
釣れます!大人気のメバルワーム10選!
世の中には約30種類を超えるメバル専用ワームが登場しています。ただ、これはメバル用に開発されたワームだけで併用されることの多いアジングのワームを合わせると全200種類を超えるとも言われています。その中からメバルの釣果が高いワームを厳選して集めてみました。メバリングを楽しまれる方は参考にして選んでみてはいかがでしょうか。
ベビーサーディン
パワーシラス
活メバル
シラスビーム
ビームスティック
ブリリアント
ソードビーム
艶じゃこ
ぷりぷりテール
スパイラルクロー
自分に合ったメバルワームを選ぼう!
一昔前まではメバルは違和感を抱きやすいためにアピール力を抑えたワームが有利と言われてきました。ただ、現代では、そのように言われる方は少なくなり、存在感を増したカーリーテールやシャッドテール系ワームも多く産出されています。より広く選択できるようになったので自分に合ったワームを選択するようにしましょう。