真夏に防波堤で釣れる危険な魚達【まとめ】

危険に対処する少年

ファミリーフィッシングで賑わいを見せる防波堤での釣りでは、危険な海の生物が釣れてしまう場合も多々ある。

ただ、前もって、危険な生物だと認識していれば危険性を回避でき、子供達に触れさせることなく、危険がないファミリーフィッシングを楽しむことができる。

今回は、防波堤・テトラポットなどに潜む、危険な海の生物について注目することにした。

そこで、レポ部では・・・
真夏に防波堤で釣れる危険な魚達【まとめ】
をレポートしたいと思う。
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ミノカサゴ

ミノカサゴは、本州・四国・九州各地に分布し、暖かい気候を持つ地域に多く見られる。

毒を含んでいる部位は「背ビレ」「腹ビレ」「尾ビレ」、体のあらゆる棘(トゲ)に毒を持っており、刺されてしまうと、患部が腫れ上がることはもちろん、ズキズキする痛みが長時間続き、1日ほど苦痛を体感することになる。

万が一、ミノカサゴに刺されてしまった場合には、患部を真水で洗浄しつつ、毒を搾り出すことが大切である。

タンパク毒であるために、お湯に患部を浸けると痛みが楽なると言う情報が寄せられている。

アカエイ

ライトショアジギング・ショアジギング等で知られるアカエイは、最大サイズになると2mといった水族館で遊泳しているクラスのアカエイが釣れることがある。

アカエイは、日本全国で見られており、環境への順応力が高い、すなわち、河口・海水・汽水、場所を選ばず進入してくることがある。

危険視される棘の場所は、尻尾と付け根に近い部分に生えている。

棘(トゲ)には鋸歯状の「返し」があり、刺さった場合には抜けないようになっている。

タンパク質ではあるが、刺された場合の出血量が半端じゃないため、重症の場合は血圧低下、最悪の場合は、アナフィラキシーショックで死亡してしまうほどの危険な生物である。

万が一、刺されてしまった場合には、速やかに病院へと向かうことを心がけて欲しい。

ゴンズイ

ゴンズイが生息するのは、テトラポット周りや、防波堤に存在するストラクチャーの隙間。

テトラポット帯と防波堤は同じ1角に存在することが多く、ゴンズイはファミリーフィッシングで有名なサビキ釣り・浮き釣り・落とし込み・投げ釣り、様々な釣法で釣れてしまう。

背ビレと胸ビレに強い毒棘を持ち、刺されてしまうと、焼けるような痛みに襲われる。

ゴンズイの毒はタンパク毒、すなわち、応急処置としては、50度ほどのお湯に患部を浸け、毒を搾り出すように抜いていくことが大切となる。

ただ、重症化すると壊死するとの情報があった。

刺されてしまったら応急処置を施し、できるだけ、早めに医療機関へと向かって欲しい。

ガンカゼ

ガンカゼは、ガンガゼ目・ガンガゼ科に属するウニの一種である。

ウニと似たような姿をしているが、ガンカゼは、一本一本の棘(トゲ)が長いのが特徴だ。

防波堤はもちろん、テトラポット、漁港に多く生息し、海草を好んで食べることから、海草が多く存在する海域には、ウジャウジャと存在している。

ジグサビキ・スロージギングなどのルアーを使った釣り方で釣れることもあり、釣れてしまうと取り扱い方が厄介な生物でもあるのだ。

食べると美味しいとの情報が入ってきているが、棘(トゲ)に毒を含んでいることから、食べる人は少ないように思える。

海水浴場でも見られることが多いので、決して踏むことのないように、注意をして海中遊泳を楽しんで欲しい。

ハオコゼ

前頭部位にそびえ立つ凛々としたリーゼント頭が特長の海水魚「ハオコゼ」。

背ビレ・腹ビレ・尻ビレに毒を含み、ゴンズイと似たようなタンパク毒を持っている。

タンパク毒のために、熱いお湯に患部を浸けておくと、熱分解が起き、痛みが和らいでくる。

ただ、1日~3日は、痛みを我慢することになり、我慢できないようならば、医療機関に行き、適切な処置を施すことが大切である。

ハオコゼが釣れやすいのは「終春」から「真夏」にかけて、すなわち、半袖・半ズボン・スリッパなどといった真夏向けの衣服となるために、踏まないように、触らないように、注意を払うことを頭に入れておいて欲しい。

ウツボ

ウツボ

ウツボは、熱帯・温帯な気候に住み着く海水魚である。

噛まれてしまうと大量出血となり「敗血症」を引き起こす引き金となってしまう場合がある。

ウツボが噛み付くと体中を捻り、巻きつき、顎元を固定しつつ、捕らえた獲物を離さない。

主な生息地域は、サンゴ礁・テトラポット・岩礁、気候が暖かい夏ならば、移動範囲が広くなると同時に、生息区域(分布)も広くなる。

万が一、釣れてしまった場合には、手で触らず、ラインごと切断するか、プライヤー等を使用し、口元に触れずに針(フック)を外すことが大切である。

万が一、噛まれてしまった場合には、躊躇せずに、至急、医療機関へと向かって欲しい。

アイゴ

サビキ釣りの外道として知られる海水魚が「アイゴ」である。

アイゴは、背ビレ・尻ビレに鋭い棘(トゲ)があり、双方に毒性(タンパク毒)を含んでいる。

高分子タンパク毒のため、約60度の熱で毒性が分解されてしまい、死にいたる様な毒性ではないとされている。

ただ、刺されてしまうと、強烈な痛みに襲われ、1日~3日間、苦しむことになることは頭に入れておくことが大切だ。

痛みが治まらないようならば、医療機関へ行き、諸事情を説明しつつ、適切な処置を受けて、完治へと向けて治療を進めて欲しい。

ダツ

命を脅かす危険性を持つ海水魚が海面のミサイルと呼ばれる「ダツ」である。

ダツは光に対して過剰に反応する海水魚、すなわち、カジキのような鋭い口先は獲物を捕食するためのものである。

小魚の鱗(ウロコ)に反射した光を追い求め突進し、小魚を弱らせ、鋭い牙を使って捕食する。

一連の動き(捕食動作)が、カジキの動き(捕食動作)と似ており、その危険性は計り知れない。

実際に、ダツが人間求め突進し、死傷する事故が多く、集魚灯にも反応するダツは、漁師の間からは「恐怖のバラクーダ」として知られ、嫌われている海水魚なのである。

刺されてしまった場合は、ダツの動きを完全に停止させ、病院へと向かうことが大切である。

フグ類

フグ

テトロドキシン(毒)で有名なフグ類。

食べてしまうと死に至ってしまう海水魚である。

防波堤でよく釣れるのは、毒を含んだフグ類が多いために、絶対に食べてはいけない。

フグによる死亡例は後を絶たず、フグ中毒による事件のほとんどが、家庭における素人調理が原因との情報が入っている。

厚生労働省が発表した日本沿岸で見られるフグ毒を含んだ魚類は18種類。

日本沿岸に潜むフグ毒を含んだ魚類 (2016/07/12)
アカメフグ カナフグ カラス クサフグ
クロサバフグ ゴマフグ コモンフグ サンサイフグ
シマフグ ショウサイフグ シロサバフグ ドクサバフグ
トラフグ ナシフグ ヒガンフグ マフグ
メフグ ヨリトフグ

フグを食べるときには、免許をもったフグ調理師のいる店で食べることを義務付けて欲しい。

無論、これらのフグ毒を含んだ魚類は追加される可能性があり、随時、厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルをチェックする必要がある。

サイト 厚生労働省(自然毒のリスクプロファイル)

まとめ

いかがだろうか。

タンパク毒を持つ危険な魚達に刺されてしまった場合には、毒素を口で吸って出すなどの危険な処置は止めておくことを頭に入れておくことが大切だ。

切り傷などが口内にあれば、そこからタンパク毒が混入してしまい、大惨事に成りかねない。

まさに「二次災害」である。

できれば、それぞれの毒性を持った生物に出会ったとき、すなわち、針(フック)を外してから、海へとリリースするまでを気を抜かずに行うことで、危険性のないフィッシング(釣り)を楽しむことができるのだ。

是非、危険な生物と遭遇してしまったときには、フィッシングプライヤーなどのツールを駆使し、安全面を確保した上で、各危険生物に対応して欲しい。