潮止まりの時間を海の生き物から判断する方法

潮止まり

潮止まりになると、魚が掛からなくなるどころか、バイト(微かなアタリ)すら来なくなってしまう。

メジャークラフトのヒロセマンこと「広瀬達樹氏」が潮止まりを簡単に判断する方法(動画)を公開した。

潮止まりを即座に判断することで、釣りを続けるか、止めるかの判断ができるようになる。

そこで、レポ部では・・・
潮止まりの時間を海の生き物から判断する方法
をレポートしたいと思う。
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潮止まりとは…

潮が動いていないときを「潮止まり」と表す。

潮には流れがあり、水かさが最も低いとき(干潮)、水かさが最も多いとき(満潮)の2つに分けることができる。

  • 水かさが最も低いとき(干潮)
  • 水かさが最も多いとき(満潮)

潮には、上記のような2つの到達点があり、それぞれに潮止まりが存在している。

この潮止まりの時間は、約30分間程度となり、潮止まりが終わり次第、潮の満ち引きが行われる。

満ち干きの関係をリスト(順序)で表すと、

  1. 港なら潮が満ちている間(水かさが低い状態から高くなるとき)は港内に海水が流れ込む
  2. 満潮になると潮の流れは止まる – 第一の潮止まり
  3. 30分程度経過・・・
  4. 潮が干り始め、港内に流れ込んだ海水は逆に外へ向かって流れ始める(水かさが高い状態から低くなるとき)
  5. 干潮になると潮の流れは止まる – 第二の潮止まり
  6. 繰り返し・・・

このような関係で、1日の潮の満ち引きは繰り返される。

潮が止まると起きる現象

潮止まりに起きる現象は冒頭の動画を見て判断できるように「ウミガメ」で判断することができる。

ただ、ウミガメが生息していない海域も多いのは確かだ。

そんなときに潮止まりを判断する方法は、

  • 海の生き物が海面に浮上してくれば潮止まりの合図

本来、潮の流れの役割は、「海の酸素を運ぶこと」。

港内に海水が流れ込むと、酸素も海水と混ざ合い、海の生き物に届けてくれる役割を持っている。

潮が止まってしまうと、海の生き物達は酸素不足となり、酸素を求めて海面へと浮上してくるのだ。

エアーポンプをセッティングしていないバケツに魚をストックすると魚の弱りが早い。

これは、酸素を作る材料(潮・エアーポンプ)が不足しているからである。

潮止まりで釣れない理由

潮止まりの状況では、フィッシング(釣り)の釣果が出にくいとされている。

何故、潮止まりの状態だと釣れないのか。

それを知るには、潮の流れと生態系が引き起こす「食物連鎖」を知る必要がある。

潮の流れに乗る物質の1つ目は「酸素」だ。

起きている現象は、

  1. 海が荒れる状態(潮の満ち干き)によって酸素は海中へと運ばれる
  2. 酸素が海中へと運ばれることで魚達は必要な酸素を摂取することができる

ミキサーで例えると、

  1. 空気と水(海水)をミキサーでかき混ぜると泡立てた状態(酸素)となる
  2. この泡(酸素)に潮(流れ)が加わると海中へと酸素が運搬される

海中の泡(泡立てた空気)が増えるほど、酸素は潮の流れに乗って海中へと運ばれる。

2つ目は「プランクトンと潮の関係」である。

プランクトンには遊泳能力が無いため、潮止まりの状態になると停止した状態となり、四方八方へと拡散する。

魚からすると、プランクトンを捕食することが困難となり、小魚を始め、小魚をターゲットとするフィッシュイーター達も連動して捕食することが難しくなる。

本来、魚達がプランクトンを捕食するときは、潮止まりでは無いとき、すなわち、潮に乗って移動するプランクトンを狙いつつ、小魚達も潮の流れと一緒に移動(行動)する。

魚からすると、潮が勝手にプランクトンを運んで来るため、プランクトンの捕食が楽なのだ。

潮止まりでは釣果が出にくいことは分かってくれただろうか。

潮止まりは魚に取って最大の天敵。潮止まりは、魚達が捕食するタイミングの中で最悪な時間だ。魚達は酸素の摂取に夢中になってしまい、結果、釣れなくなってしまう。潮止まりの時間は避けることを頭には入れておいて欲しい。

アングラーの見解

どうやら、潮止まりのタイミングを避けつつ、釣りを行なっているアングラーは少ないようだ。

大阪の某有名釣り場で少数にアンケートを取った結果は以下のとおりだ。

アングラーの意見
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潮の満ち干きを理解できない
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潮の満ち干きを考慮しても釣れなかった
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仕事の合間を縫って釣行する私には無理
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潮止まりでも意外と釣れる
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潮が出入りする場所(河口付近)は緩い流れがあるから関係ない

などなど・・・。

潮止まりでも釣れた、考慮しても釣れなかったなど、潮止まりに対する意見は様々のようだ。

潮が行き来しやすい場所では、潮止まりでも、釣果は得られるとの意見が多々あり、汽水域、河口付近、波打ち際、テトラポット(渦潮)などの「潮が発生しやすい海域」「障害物に当たることで潮が発生するポイント」については、潮止まりでも釣果に左右されることが少ないとの前向きな意見もあった。

まとめ

いかがだろうか。

潮止まりは、ウミガメや、その他の海の生き物を観察することで判断することができる。

  • 潮止まりだから釣れない

このような極論は存在しない。

ただ、潮止まりの時間に釣行すると、釣れにくくなることは確かだ。

釣果を出すならば、潮止まりを避けて、魚達の捕食の時間に合わせて釣りを行なって欲しい。