オクトパッシングの基本と基礎 – Oct Passing –

オクトパッシングの仕掛け

オクトパッシングとはルアーを使ってタコを釣る方法である。

底をズル引きしながら獲物を誘うアクションが基本となる為、複雑なアクションをすることは無い。

メジャーではなく、知る人ぞ知るマイナーな釣り方としても有名なのである。

そこで、レポ部では・・・
オクトパッシングの基本と基礎 – Oct Passing –
をレポートしようと思う。
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オクトパッシングとは?

オクトパッシングとはルアーを使ってタコを誘うソルトウォーターゲームの1種である。

エギング、アジング、メバリングなどに比べるとオクトパッシングは人気がないのも事実だ。

しかし、ルアーフィッシングの初心者には”オクトパッシング”からスタートすると良いかもしれない。

海底をリトリーブ(タダ巻き)するだけのアクションの為、初心者にとっては簡単な釣り方でもあるのだ。

オクトパッシングの釣れる季節は?

タコの食材としての旬の季節は、6月~7月/9月~10月の2つに分けることができる。

そして、一般的にタコの出産時期は、水温の温かくなる「春」〜「夏」にかけて行われることから、

  • 出産時期:3月〜5月
  • 捕獲時期:6月〜10月

タコ釣りを行うならば”捕獲時期”を目安に釣行すれば良い釣果が出やすい。

6月からは小さな個体が釣れ始め、9月〜10月になるにつれてサイズも大きくなってくる。

寿命は1年と短いが、成長速度は極めて早いのがタコなのである。

釣れない場合の対処法

活性が低い時、釣れない場合には、リトリーブ(タダ巻き)のアクションに加えて、次の状況にあったアクションをしてみて欲しい。

アクションにメリハリを付けることでタコの捕食スイッチを入れて強制的に捕食モードに切り替える。

  • 小刻みに竿先を動かすアクション(活性が低い時)
  • リフト&フォール(周りのタコに模擬エサの存在をアピールさせたい時)
  • ズル引きしている最中に止めて数秒待つ(食わせのタイミングをタコに与える)

上記の3つをアクションに加えるだけで、タコに対して強制的に捕食スイッチを入れることが出来るのだ。

これらのアクション方法については、後の項目[オクトパッシングでのアクション方法]でも解説している。

オクトパッシングでの”リフト&フォール”とは、水平状態のロッドの竿先を、45度の角度まで持ち上げ、元の水平状態へと戻すこと。

オクトパッシングとは?|レポ部

釣れる場所

タコは直射日光を嫌う傾向がある為、日中は障害物に隠れていることが多い。

障害物の影に隠れていることも多いので、ランガンしながら細かくポイントを攻めていく。

  • 船下
  • 防波堤の岸壁
  • 岸壁沿い
  • 防波堤の先端
  • 潮が集まる場所
  • カニ・エビなどの甲殻類がいる場所

タコは海底に潜んでいることが多く、自分のサイズに合った穴(タコツボ)を見つけては住処とする。

エサを探していないときは、穴を見つけて引きこもる習性がある為、障害物の側に模擬エサを落として、引き出してあげる。

タコは表層に浮くことは無く、海底(ボトム)を這うようにアクションし、探っていくこととなる。

根掛りが頻繁に起きやすい為、根掛りを回避しやすい模擬エサを使用して欲しい。

代表格としては「タコやん」「デビルエイト」「蛸ラバ」などがある。

▼ 根掛りしない模擬エサをラインナップすると・・・

YO-ZURI タコやん 3.0号 REEB

ワンナック デビルエイトクロー 28g タコ掛 クリアシルバーラメ

フィッシュリーグ 蛸ラバ 20g ホワイト

オクトパッシングは発展途上でもある為、これから次々と模擬エサが製品化されることは間違いない。

以下のリンクを参考にして目的にあった模擬エサを選んでみて欲しい。

【10種類】釣れるエギ/タコジグのまとめ【オクトパッシング】
オクトパッシングとはエギ、タコジグを使ってタコを誘うソルトウォーターゲームの1種である。 渋い釣り方で人気のオクトパッシングだが、意外と人気は高...

竿(ロッド)の選択

オクトパッシングのロッドは固いハードクラス(H)のロッドを使用する。

タコは違和感を感じると、周りにある障害物に張り付き、必死に抵抗する特性があるからだ。

フッキングしたと感じたら、合わせを入れ、海底から引き剥がす必要がある。

したがって、パワーファイトとなりやすい為、竿(ロッド)には固めのタックルを必要とする。

その他のスペックについては以下のリストを参考にして欲しい。

長さ 7.0フィート〜8.0フィート 後述 [1]
パワー MHクラス〜Hクラス タコの吸盤に対抗する強さ
ルアーウェイト(MAX) 10グラム〜50グラム 重たいオモリにも対応
PEライン 3号〜5号 タコの吸盤、根掛りに対応する太さ
価格 6000円〜 粘りのある竿(バットパワー)

短めの竿(ロッド)が使用される理由は、タコへフッキングした際、ルアーに力を早く伝えることで、タコへの違和感を少なくし、取り返しがスムーズになるからだ。[1]

キャストもスムーズに行える為、一般的に使いやすいとされる竿(ロッド)の長さでもあるのだ。

ベイトリールとスピニングリールの2つに分かれているので注意して選んで欲しい。

▼ 価格帯が8000円前後のロッド(スピニングリール)

メジャークラフト(Major Craft) ロッド ソルパラ Taco SPS-S70H/Taco

メジャークラフト(Major Craft) ロッド タコパラスピニングモデル SPS-S702H/TACO

▼ 価格帯が8000円前後のロッド(ベイトリール)

メジャークラフト(Major Craft) ロッド ソルパラ Taco SPS-B70H/Taco

メジャークラフト(Major Craft) ロッド タコパラベイトモデル SPS-B702H/TACO

リールの選択

オクトパッシングで使用されるリールは大きく分けて「スピニングリール」と「ベイトリール」の2種類が存在する。

ベイトリールは太いラインを扱うことができる為、オクトパッシングに使う利用者は多い。

しかし、スピニングリールよりも飛距離は出ず、バッククラッシュなどのトラブルも起きる為、初心者向けではなく、上級者向けのリールだと言える。

対して、スピニングリールは飛距離を出すことができ、その汎用性から使用する人が多くなってきている。

エギング、チニングなどの釣りと併用するなら、スピニングリールを選択することを推奨する。

その他のスペックについては以下のリストを参考にして欲しい。

品番 2500番〜3000番 平均的なサイズ
自重 軽いもの ランガン時に疲れないもの
糸巻き量 80メートル巻けるもの(PE:3号〜5号) 太いラインを巻くことができるもの
ギアタイプ ノーマルギア ズル引きアクションが基本(操作性が良い)
価格 5000円〜 頑丈でパワーのあるもの

竿(ロッド)はスピニングリール専用ロッドとベイトリール専用ロッドの2種類に分けられている為、注意して、リールにあったロッドを選択して欲しい。

▼ 価格帯が4000円前後のリール(スピニングリール)

SHIMANO(シマノ) リール 12 NEW エアノス C3000 3号糸付 28792

ダイワ(Daiwa) リール 15 レブロス 3000

▼ 価格帯が8000円前後のリール(ベイトリール)

SHIMANO(シマノ) リール NEW バスワンXT (左) 26798

SHIMANO(シマノ) リール ソルティーワンPG 右 27832

『飛んでいくルアーが何らかの抵抗で外乱を受ける』とあるが、ルアーが着水した瞬間こそ、最も外乱を受ける瞬間であり、ラインは出ないのに、スプールだけが高速回転してしまう。これがバックラッシュの原因。

バッククラッシュの原因|Naver

メインラインの選び方

オクトパッシングのラインシステムは、フロロカーボンを単一で使用するパターンと、PEラインの先にフロロカーボンのショックリーダーを直結して使用する2パターンが存在する。

PEラインは「3号〜5号」を使用し、ショックリーダーにはPEラインの号数を2〜4倍した太さのフロロカーボン製のショックリーダーを使用するのが一般的とされる。

項目[リーダーの選び方]でも述べているが、メインラインにフロロカーボンを使用することで、リーダーシステムを組む必要が無くなり、コスト削減になる他、様々なメリットも存在することから、オクトパッシングでは、リーダーは不必要だという意見も出始めているのだ。

詳しくは項目[リーダーの選び方]を参考にして欲しい。

リーダーの選び方

オクトパッシングではPEラインにフロロカーボン性のショックリーダーを直結する。

一般的にPEラインは同じ太さ(号数)で比べた場合、フロロの2~3倍程度の強度と言われている。

したがって、バランスの良いラインシステムは、PEの号数×2~4倍程度の太さ(フロロカーボン)で組みことを推奨している。

以下のリストを参考にしてタックルを組み上げて欲しい。

PE3号 フロロカーボン製リーダー(6号〜12号) 小型〜中型向け
PE4号 フロロカーボン製リーダー(8号〜16号) 大物向け
PE5号 フロロカーボン製リーダー(10号〜20号) 化物サイズ向け

オクトパッシングではリーダーシステムは不必要だという意見もあがっている。

道糸にフロロカーボンを使用することで、ライン全体が根ズレに強くなり、海に対して平行な釣り場で起こりやすい、岩礁、藻との接触にも強くなる。

フロロカーボン性のライン自体が沈む特性を持っているので、アタリが取りやすく、ボトムフィッシングには適しているラインともいわれているのだ。

なによりも、ラインシステムを組む必要がないので、コスト削減になる他、時間の短縮にも繋がる。

ラインシステムを組むか、フロロカーボン(道糸)を使用するかは、個人で判断して欲しい。

オクトパッシングのアクション方法

オクトパッシングの操作方法(アクション)は以下の3つが基本となる。

  1. リトリーブ(ズル引き)
  2. シェイク(一点)
  3. リフト&フォール

これらのアクションを状況によって使い分けることで、釣果が高まることは間違いない。

それぞれのアクション方法について解説して行こう。

リトリーブ(ズル引き)

リトリーブとはリールを使ってライン(糸)を巻いてくるだけの操作方法である。

竿先を海面に近づけることでボトム(海底)をズル引きするようなアクションを行うことができるのだ。

スピードはスローリトリーブ、海底を這うようなイメージ。

ズシッとくる感覚が手元に伝わったら「タコ」か「根掛り」である。

オクトパッシングの基本ともいわれている操作方法が「リトリーブ(ズル引き)」である。

シェイク(一点)

ライン(糸)を張った状態でロッドを小刻みに細かく動かすことがシェイク(シェイキング)である。

模擬エサを小刻みにブルブルと震わせるイメージで行なって欲しい。

細かくアピールすることでタコの捕食スイッチを強制的にONにし、フッキングまで持ち込む方法だ。

タコが障害物に隠れている場合に使用することが多く、近くにいるタコを引き寄せることを目的としているアクションである。

リフト&フォール

ルアーを浮かせて沈ませるまでの一連の動作(アクション)がリフト&フォールである。

水平状態のロッドを45度に持ち上げる動作でルアーを浮かせ、元の状態(水平状態)にロッドを戻すことでルアーを沈ませる。

このアクションは、遠くにいるタコを引き寄せることを目的としている。

リフト&フォールによって遠くのタコへアピールし、近場によってきたタコに対してシェイクをし、食わせるといったアクションも有効である。

活性が悪いと感じたら上記のアクションを試して欲しい。

まとめ

いかがだろうか。

あまり、知られてはいないが、「タコ」「イカ」は雨を嫌う特性も持っている。

梅雨には、海水の塩分濃度が雨水によって薄れる為、「タコ」「イカ」の漁獲量が著しく低下する。

稚蛸、稚烏賊が大量に死んでしまう為、梅雨時のオクトパッシングでは良い釣果が出にくいのだ。

晴れの日に、シェード(影)をポイントに探ってみて欲しい。