アジの泳がせ釣りの基本と基礎 – ヒラメ(フラットフィッシュ) –

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アジを使った泳がせ釣りは狙う魚によって仕掛けが変化することを覚えておいて欲しい。

大きく分けて3種類の仕掛けがあると考えている。

  • ヒラメなどのフラットフィッシュを狙った仕掛け(今回の記事)
  • メジロ、カンパチ、ワラサなどの青物を狙った仕掛け
  • イカを狙った仕掛け

もちろん、これらの仕掛けは魚がいるとされる海層まで届かなければ意味がない。

ヒラメなどのフラットフィッシュは「砂地」「岩場」などの海底に隠れている。

したがって、エサを海底に届かせる仕掛けが必要となってくる。

メジロ、カンパチ、ブリなどの青物を狙った仕掛けは「海底〜中層」までを狙い、ハリスも太めに設定しなければ、頻繁にラインを切られてしまい釣りにならない。

イカを狙う場合には「海底〜中層」までの広い範囲を探る必要性があり、仕掛けの針(フック)もカンナと呼ばれる特殊な針を使用することが多い。

これらの3つの釣り方を理解した上で「泳がせ釣り」を楽しむと良い釣果がでることは間違いないのだ。

今回は3つの内の1つである「ヒラメを対象にした仕掛け」について解説していくことにする。

そこで、レポ部では・・・
アジの泳がせ釣りの基本と基礎 – ヒラメ(フラットフィッシュ) –
をレポートしようと思う。
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アジの泳がせ釣り – ヒラメ(フラットフィッシュ) –

ヒラメは「砂地」「岩場」「泥地」などの海底に潜んでいることで知られている魚である。

産卵期の3月〜7月になると水深15m〜20mの浅瀬に近寄ってきて産卵する習性がある。

ヒラメを狙うならば「春」から「夏」を狙って釣りを決行すると釣果に恵まれやすいのだ。

波止・防波堤からでも気軽に狙えることで有名なヒラメ釣りだが、一方、我慢の釣りとも言われており、短気の方には向かないと言われている。

いずれにしても「ヒラメは美味しい魚」であることは間違いない為、サビキ釣りでアジを釣った後に、夢を追いかけて、アジの泳がせ釣りに挑戦する方も多いのだ。

泳がせ釣りの仕掛け(対象魚:ヒラメ)

泳がせ釣りとはすなわち、生きているアジをエサにして、ヒラメを誘う釣り方である。

仕掛けについては、泳がせ釣り専用のヒラメ仕掛けが販売されている為、道糸の先にサルカンを付けて、市販のヒラメ仕掛けをセットするだけでセッティングが完了となる。

簡単に仕掛けができる為に、初心者でも入りやすい釣り方でもあるのだ。

仕掛けには大きく分けて以下の2つの種類が存在する。

  • 移動式の仕掛け
  • 固定式の仕掛け

それぞれについて解説していくことにしよう。

移動式の仕掛け

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移動式の仕掛けは、アジが自由に移動できるように「スナップ付きサルカン」や「スイベル」などで糸を通した状態のまま、自由に移動できる仕掛けとなっている。

アジが自由に泳げる範囲を広げることで、アジの活きが良くなるのだ。

その他にも、ヒラメを狙う範囲が広くなったり、アジが左右上下に動くことにより、違和感の感じやすいヒラメに対して、多少なりとも自然にアピールすることができる。

移動式の仕掛けはラインが絡まりやすい欠点もあるが、初心者には推奨している仕掛けでもある。

固定式の仕掛け

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固定式の仕掛けは、アジの居場所を集中させて、ヒラメに教えることができる。

アジが暴れている最中は、アジ特有の危険信号を発して、周りの仲間に知らせるという特性を持つ。

個人的な見解だが、海の超音波は波紋上に拡散されて、伝わりにくいのは確かだ。

アジの居場所を固定することで、ハッキリと危険信号を発している位置を、ヒラメに教えることができると考えている。

さらには、固定されていることで、タナ(水深)を一定に保つことができる。

いわゆる、アジの発する危険信号でヒラメを誘い、アジの姿を見せることで最終確認をさせて、襲わせるといった感じだろうか。

竿(ロッド)を選ぶ

竿(ロッド)は磯竿(3号〜5号)を使用することが多い。

錘負荷が磯竿4号(錘負荷:10〜15号)辺りが平均的に使いやすいとされている。

ちょい投げ目的でヒラメを釣る場合は「投げ竿」「万能竿」「バスロッド」でも問題なく楽しめる。

迷っている方は使用するオモリの号数で竿(ロッド)を決めると良い。

例えば、

  • 15号〜20号(オモリ)を使用したい場合には「遠投磯竿5号」を・・・
  • 10号〜15号(オモリ)を使用したい場合には「遠投磯竿4号」を・・・
  • 5号〜8号(オモリ)を使用したい場合には「遠投磯竿3号」を・・・
  • 1号〜5号(オモリ)を使用したい場合には「投げ竿」「バスロッド」「万能竿」を・・・

などなど、竿(ロッド)のスペックに「錘負荷:数値」が書かれているはずなので、見比べて決めて欲しい。

もちろん、余裕をもって選択することも大切だ。

オモリの重さだけではなく、アジの重さも考慮しなければならないからだ。

くれぐれも、オモリの規定値を超えないように注意して、竿(ロッド)を選んでほしい。

リールを選ぶ

リールの選択は「2500番〜4000番」を使用することが多い。

泳がせ釣りではパワーも必要になってくる為、

  • 丈夫(頑丈)
  • パワー(引き寄せる力)
  • ドラグ性能(スムーズに糸を出す力)

これら3点を重視してリールを選んでほしい。

ギアのタイプに関しては重要視していない。

巻き続ける釣りではないので「ノーマルギア」でも「ハイギア」でも問題はないからだ。

ヒラメの捕食パターンを知る

ヒラメの仕掛けで気をつけなければならないのは「針の位置」である。

捕食のパターンとして大きく分けて2パターンあると考えてほしい。

  1. フィッシュイーター的な食いつき(頭)
  2. 砂に隠れながら近づいて捕食する(背中と尻尾の間)

これらの2パターンを攻略するために針(フック)を2本仕掛けにした方が釣果は上がる。

1つ目の親針は「アジの鼻」に、2つ目の孫針は「アジの背中」か「尾っぽの少し下」に掛けると良い。

しかし、活餌であるアジの動きが悪くなり、アジの衰弱も早くなることは頭に入れておいて欲しい。

弱らせない為に1本掛けで勝負に出る釣り師もいるが、釣果が下がってしまうのが現実である。

アタリが少ないヒラメに対して遠慮はせずに(ケチらず)ガンガン2本掛けでフッキングさせていこう。

アジを弱らせない為にも、背中部位に付ける針のハリスは長めに取っておく。かといって長く取り過ぎるとアジがハリスに絡まってしまってアジの行動に制限を掛けてしまう、結果、アジを早めに衰弱させてしまう原因ともなるのだ。ハリスの長さはアジが動きやすいようにハリスが張らない程度に調整すれば良い。仕掛けの組み上げが面倒くさい方は市販で得られているヒラメ仕掛けを購入すると良い。

ヒラメが近づいてくるサインを捉える

ヒラメが近づいてくるとアジが暴れだすことがある。

竿先が「ガンガン!」と上下に激しく動くときが「ヒラメが近づいているサイン」と捉えて良い。

これはアジがヒラメに気付いている場合に起きる現象だ。

ヒラメが砂の中に潜ってアジを狙っている場合にはアジがヒラメに気付かないこともある。

本来、ヒラメは砂の中を移動して捕食対象を探すことが多く、余程の理由が無い限り姿を現さない。

アジがヒラメに気づいて「ガンガン!」と暴れだす現象に遭遇した貴方は「運が良い」と言えるだろう。

竿が上下に動いたときは「ヒラメのアタリが来るよ」というサインでもあるので、全神経を竿(ロッド)に集中させてほしい。

ヒラメのアタリの判別方法と合わせの入れ方

ヒラメのアタリは判断しにくいことで有名だ。

最終的には「グ〜ン!」と竿が持っていかれてからアタリを入れることになる。

些細なアタリでも合わせを入れずに我慢強く待ってほしい。

ヒラメのアタリを竿先で見て捉えることは不可能に近い。待つことが勝負となるヒラメ釣りでひたすら竿先を観察しているなんて正気の沙汰じゃない。「波」「潮」「アジの暴れ具合」などで竿先も常に変化していることは確かだ。ちなみに私の活動限界は15分で、それ以降はライトショアジギングを楽しんでいる。

まとめ

いかがだろうか。

我慢の釣りとも称されるアジの泳がせ釣り(ヒラメ釣り)だが、釣れたときの喜びは凄まじいものだ。

我慢の先に待つのは「無駄という2文字」か「刺身という黄金の味」か、決めるのは貴方の腕次第だ。

是非、試してみて欲しい。