チニングの基本と基礎 – Tiniing Fishing –

tiniing

チニングはルアーマンがブレイクさせた、チヌを主体としたルアーフィッシングの1つだ。

チヌだけではなく、ヒラメ、ガシラ、エソ、などの海底にいる魚が釣れることも珍しくない。

今回のレポ部では”チヌをターゲットとするチニング”についてレポートしていくことにする。

スポンサードリンク

チニングとは?

チニングはルアーマンがブレイクさせた、チヌを主体とした釣り方である。

チヌは海底を泳いでいることが多く、基本は海底をズル引きするアクションをとる。

ボトムを取ることが多いので自然と根掛かりも多くなり、ルアーを失う(ロスト)ことも頻繁に起こる釣りでもあるのだ。

また、チヌの口はとても硬くフッキングがしづらい。

したがって、張りの強い竿(ロッド)を使って、合わせを強く入れることが大切となってくる。

チヌは、イガイやフジツボ、甲殻類などをバリバリ砕きながら食べている。当然、チヌの上顎は固くなければならないのだ。しかし、チヌの唇(くちびる)は硬くなくフッキングしやすいことを覚えておこう。

釣れる場所

チヌは”淡水と海水”を好む、したがって「河口」に住みついている場合が多いのだ。

しかし、河口近くの「防波堤、港、岩場」にも生息しているので、幅広く探すことが大切だ。

根掛かりの少ない「砂地」は、チヌ釣りの好ポイントであることは間違いないだろう。

これらのことから、チヌ釣りの理想のポイントは「河口近くの砂地」だと判断できる。

チヌはアユと同じく”遡上する魚”であることを覚えておこう。川の上流から下流までの幅広い範囲に生息しているのがチヌだ。したがって「河口」にいるチヌは一部で、多くは川の広い範囲に分布しているのだ。

チニングの季節と時間

チニングにも「釣れやすい季節」と「釣れやすい時間帯」が存在する。

基本的には、チヌの「産卵時期」と「孵化の時期」を目安に釣行すれば良いだろう。

そこで、チヌの習性を活かして”釣りやすい季節と時間帯”を考察し導き出すことにした。

それぞれについて解説していくことにする。

チニングの釣れやすい季節は?

チニングは「夏」~「秋」にかけて楽しむことができる。

チヌの産卵は「春」に行われ、水温20℃の場合には約30時間で孵化するとも言われている。

生後1年で体長12cm、5年で26cm、9年で40cmとチヌの成長には長い期間を要するのだ。

このことからチヌは個体によって釣れる時期が異なることが分かる。

小チヌを狙って釣りを行う場合は「水温が温かくなる時期(夏)」を基準に釣行するとよい。

大きいサイズのチヌを狙う場合は「釣り師の少ないポイント」か「チヌが遡上する道」をアタックするとよい。(様々なサイズのチヌが入れ代わる理由からである)

[名](スル)流れをさかのぼっていくこと。「アユが急流を―する」

遡上|コトバンク

チニングの釣れやすい時間は?

チニングでは「夜」を狙ってアタックすると釣りやすいとされている。

日中(デイゲーム)のチニングではエサに食いつきにくく、すぐに吐き出してしまうのだ。

あらゆる魚がエサを活発に探しだす時間帯は「朝マズメ」「夕マズメ」とされている。

チヌも同じで「エビ、貝、カニ」などの生き物が豊富に生息している「河口域」には、チヌが集まってくるのだ。

朝マズメ:夜が明けて明るくなり始めた時刻から日の出までの時間

夕マズメ:日没前後から暗くなるまでの時間

チニングに適した竿(ロッド)とは?

チニングには「7.0フィート~8.0フィート」までの竿(ロッド)が理想だ。

素早く合わせを入れることができたり、感度が手元に伝わりやすいメリットがあるからだ。

竿(ロッド)の硬さは「M~ML」の「ソリッドディップ」を推奨している。

チヌの上顎は非常に硬い特徴があるため、ある程度の竿(ロッド)の硬さが必要なのだ。

竿先には「ソリッドディップ」「チューブラーディップ」の2つが存在する。

  • ソリッドディップとは竿先が詰まっているロッドのこと(柔らかい特徴がある)
  • チューブラーディップとは竿先が空洞になっているロッドのこと(硬い特徴がある)

チニングでは「ソリッドディップ」を使うことが多い。

竿先が柔らかいので、チヌの当たりを弾くことなく自然に吸い込ませることができるからだ。

チニングに適したリールとは?

チニングでのリールを選ぶ基準は、以下の4つを参考にしてほしい。

  • リールは軽いものを選択する。
  • 2500~3000番を選択する。
  • スピニングリールを選択する。
  • ノーマルギアを選択する(ハイギアタイプは推奨していない)

ヒットしたときのチヌは物凄いパワーで走りまわる。

したがって、チニングではリールのパワー、ドラグ性能が大切となってくるのだ。

リールのサイズは2500番~3000番のスピニングリールを選択してほしい。

常にアクションし続けるチニングには「軽さ」も必要不可欠となってくる。

2500番~3000番は平均的なサイズと言われており、エギング、メバリングなどのルアーフィッシングでも使用することもできる「万能サイズ」なのだ。

ハイギアとノーマルギアのどちらを使えばいいの?

ギアのタイプは「ノーマルギア」「ハイギア」の2種類が存在する。

チニングのアクションは「海底をゆっくりリトリーブ(タダ巻き)」することが多い。

ハイギアを使うと巻き取り量が多すぎて、アクションがしづらい傾向にある。

ハイギアのメリットでもある「巻き取りの速さ」はチニングでは必要ないと考えている。

チニングでは”2グラム~10グラム”の間のジグヘッドをキャストする。飛距離が出ないのだ。

したがって「ノーマルギア」でも、チヌとのやり取りに時間が掛からないことが判断できる。

チニングで使用するラインは?

チニングではメインラインの先端にリーダー(ショックリーダー)を直結させる。

これには様々な理由が考えられるが、主にPEラインのデメリットを回避するために利用する。

ここで、PEラインとリーダーの関係性について詳しく見ていくことにする。

チニングでのメインライン(道糸)は?

チニングではメインラインにPEラインを使用する。

PEラインの太さは”0.6号~0.8号”を使うと良いとされている。

一般的にチニングで使用されている号数は”0.8号”が多い。

0.8号は大きいサイズから小さいサイズまで幅広く対応できるので非常に便利なのだ。

チニングでPEラインを使用するのは特性が関係している。伸びが少ないので合わせを入れたときに、針(フック)自体に合わせの力が伝わりやすくなり、しっかりとフッキングされる。(上顎の骨が硬いのでしっかりとフッキングさせる必要がある)

チニングでのリーダー(ショックリーダー)とは?

チニングではメインライン(道糸)の先に、ショックリーダーと呼ばれているラインを用いる。

これは、PEラインのデメリットである根ズレに弱いという弱点を補うためだ。

チニングは海底を這うようなアクションを取ることが多いので根ズレが多くなってしまう。

必ずショックリーダーは必要なのでPEラインだけでは釣行しないでほしい。

ショックリーダーは、フロロカーボン製を使うことを推奨する。

フロロカーボンは、根ズレに強い特性を持っているので、この2つのラインを組み合わせることでデメリットを補うことができるのだ。

PEライン0.8号にはショックリーダー(フロロカーボン製)の2号を使うと理想的な相性となる。

その他のPEラインとショックリーダーの組み合わせは以下のとおりである。

  • PEライン(0.6号)の場合はショックリーダー(1.75号・2号)
  • PEライン(0.8号)の場合はショックリーダー(2号)
  • PEライン(1.0号)の場合はショックリーダー(2号・2.5号)

上記の組み合わせは、釣り場の状況や環境によって左右されるので参考程度に捉えて欲しい。

チニングで使用する「ラバージグ」と「ワーム」とは?

チニングでのラバージグの使用方法は2通りあるとされている。

  1. そのままラバージグ単体での使用。
  2. ワームをラバージグに付けて使用。

これらのラバージグは「チニングでは最強のルアー」とも言われているほど評価が高い。

匂いつきワームをラバージグに付けて使用すると凄まじい効果を発揮するのだ。

オモリとハリが一体となったジグヘッドにラバースカートといわれる、細いゴムひもが付いているルアーでワームを付けて使用する。非常に根がかり回避能力が高く、ストラクチャーまわりにも使用することができる。

ラバージグ|釣り用語

チニングでの定番のラバージグとは?

ラバージグはジグヘッドと同様、いろいろな重さが存在する。

ラバージグの重さによる使い分けがチニングでは非常に大切になってくるのだ。

重いボンボン、軽いボンボンの、それぞれのメリットについても解説しておくことにする。

重いボンボンの用途:

  • 潮の流れが早い場合。
  • 底を素早く取りたい場合。
  • キャスト時の飛距離を伸ばしたい場合。
  • 重量感のある動きをワームに伝えたい場合。(フワフワした動きではなくズッシリ構えた動き)

軽いボンボンの用途:

  • チヌの吸い込みを良くしたい場合。(ワームの吸い込みを良くする)
  • 軽量感のある動きをワームに伝えたい場合。(ズッシリ構えた動きではなくフワフワした動き)

それぞれを使い分けることでチニングの釣果を高めることができる。是非、覚えておきたい。

根魚ボンボン

チニングと言えば「根魚ボンボン」と言われているほど定番のラバージグ。

このラバージグの先端に”匂いつきワーム”を付ければチヌを誘うエサの出来上がりである。

チヌスペシャルは普通のボンボンと比べて、極端に根掛かりが少なくなっているのだ。

3.5g、5g、7g、10g、14gの5種類が用意されているので、環境によって使い分けよう。

ダイワ・チヌ魂

釣り具の有名メーカーDAIWAからチヌ専用設計のラバージグが発売された。

ボトムで倒れにくく、倒れても自力で起き上がり、根掛かりしにくい設計となっている。

針(フック)の表面にフッ素系特殊プレーティング加工が施されているので非常に鋭い。

チヌの硬い上顎を意識して作られた「チヌ専用モデル」と言っても過言ではない。

3g、5g、7g、9gの4種類が用意されているので、状況によって対応できる。

チニングでの定番のワームとは?

チニングで使用するワームは”甲殻類を似せたワーム”が多くなっている。

その中でも、チニングで釣れると評判が高いワームを厳選して紹介したいと思う。

Berkley Gulp! インチホッグ

数々のソルトゲームで数多くの実績を残している臭い付きワーム。

あまりにも釣れすぎるので「これはエサだ!」という意見までも出始めている。

怪しい臭いがチヌを引き寄せるのか、素晴らしい釣果を出してくれる。

数ある色の中でも「レッド」はチニンガーからも高い評価を得ている。

AMAJACO(アマジャコ)

底棲甲殻類のシャコをイメージしたチニング専用のワーム。

フィッシュフォーミュラ(味と匂い)が付いている。

チニンガーの中では知らない人はいないほど、チニングで釣果を出してくれるワームの1つ。

AMAJACO(アマジャコ)の良い所は「キビキビ動き、キチっと停止」のハッキリアクション。

リトリーブするときには、AMAJACO(アマジャコ)の尻尾がプルプルと震えて、止まるときはピチッっと停止するのだ。

このハッキリアクションとフィッシュフォーミュラがチヌを食いつかせる。

まとめ

いかがだろうか?

チニングは「海底をズル引きするアクション」を行うことでチヌを誘う。

結果、根掛かりが多くなってくるのも確かだ。

ワーム、ラバージグ、ルアー、リーダーは、余分に持っていくことをオススメしたい。

皆さんも、試してみてはいかがだろうか?